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テーマ:映画館で観た映画(8566)
カテゴリ:洋画(わ行)
原題: CHERI 監督: スティーブン・フリアーズ 原作: コレット 出演: ミシェル・ファイファー 、 (Lea de Lonval)ルパート・フレンド 、 (Cheri)フェリシティ・ジョーンズ 、 (Edmee)キャシー・ベイツ 、 (Madame Peloux)イーベン・ヤイレ (Marie Laure) 観賞劇場 : ル・シネマ 公式サイトはこちら。 <Story> 1906年、ベル・エポックのパリ。 時代の空気が20世紀へと移り、パリはヨーロッパで最も栄えた都市として謳歌していた。 当時は、ココット(高級娼婦)が栄えた時代でもあり、彼女たちは国王、政治家、文化人を自分の意思で選ぶことのできる裕福なセレブとして君臨。 ココットの中の最たる成功者の一人が、その優れた経営センスのおかげで富をも手にしたレア・ド・ロンバル(ミシェル・ファイファー)であった。 レアは40代になった今もその美貌を保ちながらココットをリタイアして、優雅なアール・ヌーヴォーの屋敷で自分の力で築いた富と自由の日々を満喫していたが、ある日、レアの友人で元同僚のマダム・ブルー(キャシー・ベイツ)が一人息子フレッド(ルパート・フレンド)との仲を取り持ってきた。 わたしの可愛い人 シェリ?-?goo?映画 <感想> ずーっと前に鑑賞券買ってたんですけど、なかなか時間が取れず。 ル・シネマは今週で終わっちゃうようなので、またまたギリギリ鑑賞でした。 この日はずーっと渋谷でミニシアターデイになってしまった(笑) ミシェル・ファイファーは『ヘアスプレー』の、いやーなステージママくらいしか観たことなかったなあ。。 対するルパート・フレンドくんはこれで4作目。 『プライドと偏見』、『縞模様のパジャマの少年』、『ヴィクトリア女王 世紀の愛』、 割と最近観たのばかりですね。 正統派というか、古典的な映画に出てる美男子くんっていう印象があります。 でもこの作品で最も印象深いのはやはりミシェル・ファイファー。 「40代過ぎてもなお衰えない美貌」という設定ですが、実年齢52歳の彼女でも十分に行ける役、納得ですね。 ココット(高級娼婦)が活躍していた時代というのは、想像でしかないけど、 政治的にもそんなに動乱がなくて、人々が暇だったんじゃないかな。 そうじゃなきゃ、こういうことにお金は使わないはずだし。 映画の中での「ココットの馴れの果て」らしき、怪物みたい(本当にそうなんです)なご婦人方には、 そうして生きるしかなかった彼女たちの境遇(貧乏とかね)もあっただろうし、 また華やかなりしころの栄光も、崩れた横顔に垣間見ることもできます。 それぞれ苦労したのかな・・・などと考えてしまったり。 それでもやっぱり、頽廃的と言われた時代を生きただけあって、 発想としては、まず普通の感覚ではありえないことも多く(笑) だって・・・ 自分の息子を、友達と引き合わせる (単に紹介するってことだけじゃなくて、男女の関係を前提としてでしょ?)ことなんて、 ありえん。 笑 そして、息子をさせたら孫が見れるから・・・という大変自分勝手な理由で、その関係を取り上げる母! まるで鬼婆(笑) ココットってこんなに変人ばっかり? って。 だって周りもそれを笑って見てるだけだもんね。 唯一まともなのがレアだったり。 そんな境遇に追い込まれて、 年上だからみっともないところも見せられなくて、強がってるレア。 だけど、 恋しいのですよね。 シェリが。 シェリもシェリで、やっぱりレアじゃないとだめ。 どんなにかっこよかったり、若く美しかったりするひとと付き合ったとしても、 あくまでそれはそれ、代用品でしかなくて。 お互いじゃないと・・・ っていう結びつきがいいんですよね~。 齢の差なんて関係ない。 その2人の想いが光ってました。 ・・・ とは言っても、これ、レアだから起こったことなんだろうな(笑) やっぱり「美魔女」クラスじゃないと無理か!? 今日の評価 : ★★★☆ 3.5/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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