彼女がくれたチャンス
読書家の彼女が、俺に薦めてくれた本があります。あなたにとって、すごく為になる事が書いてあるから読んで欲しいと。その当時、イケイケだった俺は「あぁ、わかったわかった、そのうち読むよ」といって見向きもしませんでした。いまさら、自己啓発的な内容の本を読む気にもなれない。俺くらいのレベルになれば、こんな本に書いてあることなんて分かりきってる事だと。それから、時が経ち、彼女のいない部屋で荷物の整理をしていた時、段ボールの奥から、その本を見つけました。彼女の言葉を思い出し、読んでみることに。主人公は、俺そっくり。俺がモデルになってるんじゃないの?っていうくらい。ダメダメさ加減も、まんま俺。ページを進めると、主人公は成功へと導いてくれるメンターと出会う。そして、悪戦苦闘しながら、成長していく。何もかも、今の俺と重なる。すごい!!今ある問題のすべての答えがこの本の中にあった。彼女は別れた後も、俺に気付きを与えてくれる、成長させてくれる。進む道を照らしてくれている。なんて素晴らしい女の子だったのだろう。涙が込み上げてきました、本当に。そして、彼女をはじめ、すべてのものに感謝できる気持ちになった時、世界が本当に眩しく見えました。『チャンス 成功者がくれた運命の鍵』