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夏でもセーター

[歴史] カテゴリの記事

全37件 (37件中 1-37件目)

実は・・・

大阪に進出しました。２週間くらい住んでます。今日は天気が良くて涼しいので城を見てきました。俺もそのうち城を建てたいと思います。

2007年10月15日

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心に迷いがなければ・・・

心に何もなければ、心はいつも広くゆったりとしている。心に我意を張ることがなければ、愛嬌を失うことはない。心に欲心がなければ、義理を行い、心に私心がなければ、人を疑わない。心に奢りがない時は人を敬い、心に間違いがなければ人を恐れない。心に邪な考えがなければ良い人物を育てられる。心に貪りがなければ人にへつらうこともない。心に怒りがなければ言葉は穏やかで、心にこらえる気持ちがある時は何ごとも叶う。心に曇りがなければ心は静かであり、こころに勇気があれば後悔することはない。心が卑しくなければ人に望むことを好まず、心に孝行の気持ちがあれば忠節の心もまた厚い。心に自分を誇る気持ちがなければ、人の善をよく知ることができる。心に迷いがなければ人を咎めない。これは、上杉謙信が書いた『上杉家の家法（家訓）』ですが、我が家の家訓にしたいくらいの名文句ですね。

2007年01月17日

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初詣は最終詣

今日は浅草です。駅を出て歩くこと２時間半。迷いに迷って、辿り着いたのは明治創業の老舗どじょう料理屋。そう、今日はどぜうを食べに行きました。どじょうって言ったら、江戸時代の庶民料理ですよ。そんな庶民の味が知りたくて、寒い中１時間並びましたよ。えぇ、大変な人気です。どぜう丼と、どぜう汁、柳川を頂きました今日がどじょう初体験でしたが、なんと言いますか・・・めちゃめちゃ美味いもんとは言い難いですな。ぬるっと泥臭い。酒呑みの肴ですな、これは。彼女も渋い顔してました(⌒_⌒; でも、どぜう丼と、どぜう汁は美味しかった♪（と思いたい。並んだし、高かったし）その後は、浅草寺に初詣です。もう、すんごい人。浅草って三が日過ぎても、こんなに参拝客が来るんだ？！日本一参拝客が多い寺ってのは伊達じゃないね～お賽銭投げるのも一苦労ですよ、まったく。ちゃんと賽銭箱に入ったのか？？そして、おみくじを引きます。じゃらじゃら。七十四番。気になる今年の運勢は・・・凶・・・・ﾊﾟﾀﾘ。

2007年01月04日

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仏像展

めっちゃ秋色な公孫樹の並木道を抜け、やってきました東京国立博物館。今日は仏像展を観に上野に行きました。仏像ナメちゃいけません！思ってたより人気あります。会場はかなり広いのに、人で埋め尽くされ酸欠気味ですよ。もうすぐ仏お年寄りのお客さんが７割はいたと思うんだけど、しんどそうだったな。変に暖房と加湿器かけまくりで空気悪っいの、なんの！！しっかり換気してもらいたい。して、中身だが。８世紀～１７世紀あたりの様々な仏像１４６体がずらり。一本の木材からできるだけ像の主要部分を造り出す一木彫ってのがあるんだけど、なんつーか、ここまで見事だと何かが宿っていると、思わずにはいられない訳ですよ。詳しく説明すんのが面倒だから適当に想像してほしいんですが、まぁ、とにかく見事でしたよ。寺外初公開の名品も見れたし、いい経験が出来たな今日はたまには、こうゆう文化的な趣味も良いですな。なんて思いながら、上野の回転しないお寿司屋さんで、あんまり美味しくない寿司食って帰りました。

2006年12月01日

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百草園

今日は彼女と百草園（もぐさえん）に紅葉を見に来ました。多摩丘陵の一角に佇む日本庭園です。今年は暖かかったので、木々があんまり色付いていない。いや、青々としていたというべきか（　´д｀）ぇ～申し訳程度に１、２本紅く見せる木があるだけでした。落ち着いた園内は１３００年の歴史があり、とっても良質な和の空気が満ちています。江戸時代文化の頃は、多くの文人、茶人などがこの地で句会や茶会を開いたらしいですね～松尾芭蕉とか若山牧水とか。う～ん、雰囲気あるある。園内を散策した後、焚き火にあたり温まっ・・・って火力強っ！！アツアツの焼き芋をいただきました。やっぱ寒い日はこれでしょ

2006年11月18日

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築地本願寺

新宿から約３０分、東京メトロに乗ってやってきたのは中央区築地。築地本願寺にやってきました。日本では珍しい古代インド様式の大寺院です。正式名を本願寺築地別院といい、浄土真宗本願寺派の関東における拠点だそうです。う～ん、雰囲気ありますね～この寺は約４００年の歴史があるが、再建された本殿は約７０年前の物らしい。しかし、全然日本のお寺って感じがしませんね。大正ロマンを感じる内装、インテリア等も珍しいが、本堂にはパイプオルガンまであったりするから驚きだいや～、寺っておもしろいねぇ～寺を見学した後は、隅田川のほとりで、ひなたぼっこしたり水上バスに手を振ったり（笑）のんびり過ごしました。そして勝鬨橋を渡って約１年ぶりに月島へ。ちょっと早めの夕食です。もんじゃ焼きはやっぱ月島が美味しいですね。私はもちろん、餅もんじゃとろけるお餅がたまりません☆

2006年11月05日

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甲陽軍鑑

最近、武士道に関する本を読んでます。その中でなるほど、と思うものがありました。『甲陽軍鑑』という武士の心得などが書いてある、軍学の書というものがあります。小幡景憲が江戸時代初期に編さんしたものらしいです。その中で論じられているは大将論には、大将の中には国を滅ぼし、家を破る４タイプがあると書かれています。現代風に言ったら会社を潰す社長ですね。１．馬鹿なる大将２．利根過ぎたる大将３．臆病なる大将４．強過ぎたる大将「利根過ぎたる大将」は賢すぎる主君のことです。ずる賢いというのか。利益にさといので、百貫文の知行を取る侍に課役をかけて実質五十貫文しか与えず、五十貫文の知行を取る侍には、二十五貫文しか与えません。結果、下々まで困窮するのです。賢すぎると、自分に自信があるだけに家臣の言うことを聞きません。たまたま物知りの者を近づけて意見を聞いても、その片端だけを聞いてよく分かりもしないのに合点したと言います。このような大将は戦に勝っても、家老の働きを評価せず、全部自分の手柄で勝ったように言います。そして優秀な家老を猜疑の目で見るようになり、家老を追い出すか、家老によって討たれることになります。良い大将は勝利を得ても自分の手柄は言わず、それぞれの家臣の働きを褒め称えます。このような大将の元では大小の家臣だけではなく、足軽や中間などにまで「武辺おぼへの者（勇敢な兵士）」を輩出します。とあった。すっごいわかるわ～そういう悪どい人いますよね。そりゃ～信長も本能寺で討たれるし、董卓も呂布に討たれるって訳ですよ。昔の人って結構いいこと言ってますよね。ホリエモンも人の心は金で買えるとか言ってたけど、金や権力で人の心を動かすことは出来ないよね。動く人もいるけど、真の武士は動かないと思った。私はいつまでも真の武士でいたいし、良い大将になりたい。

2006年10月23日

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夢幻のごとくなり

永禄三年、織田信長は桶狭間出陣にあたって、清洲城で幸若舞の敦盛の一節を舞った。人間五十年下天のうちをくらぶれば夢幻のごとくなり一度生を得て滅せぬもののあるべきか人生五十年、変転すること夢幻のごとくである。母親から生れ落ちた人間はただ死ぬ目標に向かって生きているだけである。信長にとって死のうは一定、それが彼の全てであり、天下のごときは何物でもなかった。信長はその時その時に生命をかけていた。彼はいつ死んでもよかったし、いつまで生きていてもよかったのである。私も生命懸けで今ある命を生きていかなければ。

2006年10月18日

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増上寺

今日は昼から都営新宿線、都営三田線と乗り継ぎ芝公園までやってきた。先週、地井武男の旅番組でやってた散歩コースをなぞってみようとやってきたのだ。まず向かったのは徳川家の菩提寺で約６００年の歴史がある増上寺家康が７５年の生涯を閉じる時、ここでお葬式してねって遺言を残した訳ですよ。いや～歴史を感じるね～。本殿のすぐ裏手には東京タワーが見える。歴史的建造物と近代文化の象徴のミスマッチが、なんとも珍しい光景で笑える。日蔭だと少々肌寒い気温だが、日なたにいると陽射しがポカポカと気持ちいい。境内のベンチに座り、時間が経つのも忘れて本を読んでいた。次に向かったのが、浜松町にある名酒センター全国各地のこだわり日本酒を 3種3杯500円で飲み比べできるお店だ。今日は定休日だったらしいが、お店の人の好意で飲ませてもらえる事に。またまた昼間っから飲っちゃいました（笑）今日は女の子でも飲める（飲ませられる）甘めの日本酒を吟味。本当うまかったぁ今度かわいこちゃんと遊ぶ時にはお勧めしてあげよう☆東京でも行ってない面白い所がまだまだあるなぁ～と感じた日だった。

2006年10月15日

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振り返って飲む

東京に戻ってきて、ホッと一息。久々に自分のパソコンで旅を振り返る。１．岐阜　関ヶ原２．京都　清水寺　五条大橋　一乗寺下がり松　八大神社　大徳寺　大仙院　芳春院　本阿弥光悦京屋敷跡　光悦寺　常照寺　上品蓮台寺　　金閣寺　三十三間堂　３．奈良　般若寺　芳徳寺　天乃石立神社　一刀石　旧柳生陣跡　旧柳生藩家老屋敷　十兵衛杉　東大寺　宝蔵院跡４．大阪５．兵庫　　姫路城　花田橋６．岡山　　宮本武蔵駅　五輪坊　讃甘神社　武蔵生家　武蔵神社　　平尾家　鎌坂峠　一貫清水　黄金泉７．広島　福山城　広島市内８．山口　下関　巌流島９．福岡　門司港駅　小倉城　手向山　博多１０．熊本　熊本城　千葉城址　武蔵塚公園　立田自然公園こうして書き出してみると、本当にたくさん回ったんだなぁ。岡山で買ったお土産の地酒で一杯やりながら、しみじみ思った。姫路で買って来た『穴子ロール』をおつまみにね。この穴子ロール、醤油味と唐辛子味がある。我が家の猫も気に入ったらしい。地味な味だけど、酒のおつまみになりますね～今回の旅は、最後まで行けなかったのが心残りだが、いい体験が出来たと思う。時間が出来たら、また熊本に行きたいですな。

2006年10月12日

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立田自然公園

熊本大学の脇にある坂道を上ると、植え込みの中に細長い自然石を見る事ができる。引導石と呼ばれる石だ。解説はめんどくさいので、興味のある人は各自で調べて下さい。その先にあるのは、立田自然公園ここは細川家の菩提寺泰勝寺跡で、細川家初代藤孝夫妻と、二代忠興夫妻の墓などがある。杉木立に囲まれた苔園は、色々な種類の苔がありその緑が目に優しい。ここには、晩年の武蔵と深い親交があった春山和尚の墓と武蔵の供養塔がある。今日は人気がほとんど無く、ひっそりとした園内はひんやりとしていた。心静かに手を合わせた私は、次に向かう。バスに乗り、地図で目的地を確認。熊本城の中を見学したら、残るはひとつ。死期を悟った武蔵が、五輪書を書く為にこもった洞窟、霊巌洞だ。と気合を入れ直したが、突然、終わりを告げる鐘（携帯）がなった。なんてこった！！今から帰らなきゃなんないの？！最終目的地を目前にして、ここで帰らなきゃならないとは・・・そう。アメリカのキャッシュフローゲームに対抗する日本の学べるゲーム桃鉄の中にある「○○社長、本社が大ピンチです、今すぐに戻らないと大損害が出てしまう可能性があります、戻りますか？」みたいな状態に・・・歴史探訪の旅はこうして幕を閉じ、泣く泣く東京に帰ってきました。

2006年10月11日

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武蔵塚公園

本日の九州も見事に晴れて気持ちよい。朝一番で向かったのは、武蔵塚公園めちゃめちゃ綺麗な公園ですね～園内には茶室、日本庭園があり、その中を流れる小川や池を、秋の日差しがきらきらと反射して美しい空間を演出している。６２年の生涯を兵法のみに生きた男がここに眠る。そうです、ここに宮本武蔵のお墓があります。武蔵の墓に手を合わせ、次の目的地に向かった。

2006年10月10日

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熊本城

今日は博多から熊本へ移動しました。とうとう来ちゃいましたよ。武蔵が晩年を過ごした土地です。そして向かったのは熊本城加藤清正が７年の歳月をかけて築いた城で、銀杏城とも呼ばれています。姫路城、名古屋城、と並び日本三大名城の一つとして有名ですよね。さすがに、立派なお城でしたわ～城内の見学は明日にして、武蔵の居宅があった千葉城址などを見て回った。武蔵が使用してた井戸なんかもありましたよ。それにしても熊本って駅前は結構、都会なんですね～びっくりしました。

2006年10月09日

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手向山

本日も小倉よりお届けします。相変わらずの晴天。早朝の気持ちの良い空気を吸い、交通費をケチって今日も歩く（笑）そして日が昇る頃に、手向山（たむけやま）に登った。自然林が茂るハイキング道は、結構な急勾配で思ったより息が弾む。山頂には、宮本武蔵の軌跡を綴った碑文が建っている。武蔵の養子で小笠原家に仕え、若くして家老になった、宮本伊織が建てたものだ。九州第一の名碑と言われているらしい。うん、うん、なるほど～これがね～なんだか歴史は感じるが、サッパリ読めん（笑）この山頂から関門海峡が見える。遠くに巌流島も見える。とても絶景だ。武蔵亡き後、関門海峡を望むこの山で、伊織は何を思ったのか？しばらく景色を眺め、足を休めた私は、麓にある伊織の墓に手を合わせ小倉を後にした。

2006年10月07日

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小倉城

関門汽船に乗り、門司港に渡った。九州上陸です。おぉ！！なんじゃこの、レトロな建物は？？なになに、1914年（大正3年）1月に建築された九州最古の木造駅舎で重要文化財？そうか、これが門司港駅かぁ・・・雰囲気あるねぇ～と思いながら、その駅から電車に乗り小倉へ。ここ小倉で武蔵は生涯で最も長い７年を過ごしたと言われる。１６０２年に細川忠興が築城した小倉城をたっぷりと見学してきました。

2006年10月06日

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巌流島

広島で一泊して、当初の目的地である下関に着いた。駅のホームに降りると、目に付いたのが立喰いそば/うどん屋だ。朝食がまだだったので、ふく天うどんをいただきました。体温まるわぁ～そして、目的地とは反対方向のバスに乗ったり、道に迷ったりしながらなんとか下関港に辿り着く。そこで早めの昼食で、またもやふく（笑）ふく刺しぶっかけ丼ゆず胡椒のきいた、やや甘めのポン酢であっさりいただきます。透明感のある身はしっかりと締まっており歯ごたえの良さが新鮮さを物語っている。ぶち、美味い！！ふく串フライとふく天も美味しかった。すいませんね～なんか自慢みたいなのばっかりで（笑）ふくで満腹になった私は、関門汽船に乗り船島にやってきました。またの名を巌流島という。宮本武蔵対佐々木小次郎の決闘はあまりにも有名で、好き嫌いを問わず、誰もが知っている島ですね。ちなみに、アントニオ猪木とマサ斉藤が闘った、プロレス『夜のデスマッチ』はあまり知られていないですね（笑）海の果てまで晴れ渡った蒼天と、潮風が気持ちいい。遠くに船の汽笛が聞こえる以外は、波の音しか聞こえない。今から３９４年前の４月１３日、彼らはここで戦った。目を閉じると、当時の情景が浮かんだり、浮かばなかったり。そんなロマンを感じながら、そんなに広くない無人島を散策し、佐々木小次郎の碑に手を合わせた。そして、私の旅はまだ終わらないことを悟る。明日はどこだ？！

2006年10月05日

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福山城

絶好のお城めぐり日和に行ってきたのは福山城1619年（元和5年）に水野勝成が築いた江戸時代建築の名城ですね。水野勝成と深い交友もあった武蔵にも縁のあるお城です。でも福山城は以前、来たことがあるので見学もそこそこに中には入らず、ひなたぼっこしながら眺めてました。季節的に今が最高なんだろうな。暑くもなく寒くもない。池の水の音と蝉の鳴く声が心地よいアルファ波を奏でるのか？いつのまにかベンチで寝てしまった私を、起こすのは警備員！？「もう門閉めるよ～」・・・って、真っ暗やん？？１０時？？ウソ！！爆睡かよ（汗）その後、福山で一泊した後、広島市内へと移動。広島在住の女の子と広島焼きを食べに行ってきました。ナンパじゃないよ、友達よ。もともと広島は素通りするつもりだったので、最初から予定してた訳ではなかったが、ふと思い出したので連絡してみた。まったくのアポなしだったが、タイミングが良かったみたいで、彼女は二つ返事でOKしてくれた。旅先で、思ってもいなかった再会に嬉しくなり、会話は弾み、酒も普段より美味しく感じた。かなり久しぶりだったので、今日はよく喋り、楽しかった。いや～、やっぱり若い娘はいいね～最近は年上（７０歳以上）の人ばかり相手にしてきたからね（笑）写真撮り忘れたのが残念だったけど、本場の広島焼き美味しかったです旅のいい思い出になりました。

2006年10月04日

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黄金泉

鎌坂峠を下り、武蔵生家前にある茶屋で朝兼昼食をとった。当店いちおしメニューに素直に従い『二刀流めん』を注文。見ての通りそばとうどん、半分ずつで構成されている。おばちゃんが「このメニューの作法が貼ってあるから読んでね」と壁を指した。え～と、なになに・・・一、「エイ、ヤー」と気合を注入し食べ始める・・？え？・・これやんなきゃダメ？一、右手に大箸、左手に小箸を構え交互に食べるべし。なるほど、箸が大小一膳ずつある。これで、二刀流か。一、汁は両手で器を持ち豪快に飲むべし。うん、ちょっと恥ずかしいよ。でも、旅の恥はかき捨てって言うからね～味はとっても美味しゅうございました食事後には、おばちゃんから二刀流めん免許皆伝の証書をいただきました（笑）その茶屋の隣の土産物屋さんで、これまたかわいこちゃん（当時）二人と仲良くなり、談笑。めちゃめちゃ美味しいお茶を出してもらい、楽しい時を過ごした。お年寄りって、本っ当にいいものですね。かわいこちゃんに見送られ里を後にした私は、電車に乗りさらに山奥へ。さすがのDoCoMoも電波が危うい。というか、圏外。通信圏外もなんのその、やってきたのは黄金泉鎌倉時代に発見された中国地方屈指のラジウム泉だ。あの豊臣秀吉も入ったとゆうから、こりゃ入っときゃ話のネタになるね！またも貸しきり状態の露天風呂で大股を広げ、惜しげもなく自慢の名刀『物干し竿』をさらす。いや～、屋外で全裸って気持ちいいねー（笑）秋の日差しを浴びながら温泉に浸かる。無意識にも日本人なら言ってしまう、あの言葉がもれる。ふ～極楽極楽♪

2006年10月03日

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鎌坂峠

夜中に凄い地響きで目が覚めた。隣の部屋のオッサンのいびきだ。そんなに壁は薄いって訳でもなさそうだが、ハンパない騒音だった。あれは人間が出していい音じゃない。ホント勘弁してほしい。なので、今日の起床は遅かった、８時だ。チェックアウトの前に里を一回りする。武蔵が子供のころ遊んだ讃甘神社（写真中央）、武蔵生家（写真右）、武蔵の姉お吟の嫁ぎ先の家などなど。これほど贅沢な朝飯前の散歩も珍しい。武蔵が旅立ちの時に通ったであろう鎌坂峠を登ってみた。途中の看板には５０ｃｃバイクでは峠の頂上まで登りきれないと書かれてあったが、まさにその通りだった。舗装された道のありがたみを知ったよ。峠に入り５分ほどの所に、武蔵神社（下の写真右）があり、その神社の裏には武蔵のお墓があったので、手を合わせてきた。武蔵のお墓は熊本にあるが、武蔵の養子、伊織の手で分骨されこの地に眠るらしい。さらに峠を登ると、旅人が喉を潤したであろう湧き水がある。一貫清水という（下の写真左）一貫文を払ってもいいほどの値打ちがある、美味い水という事からその名が付いたのだとか。蟹の死骸が沈んでたのが気になったが（かなり）、手にすくって一口、飲んでみた。美味い！！・・・よーな気がする。蟹が気になって味がわからなかった。ここから奥は本当に険しい（写真中央）本当に山。気づいたとき、ここはもう人間の来る所じゃないっつーくらい奥まで来ていた。そして蛇襲来（横切っただけだが）後で麓の茶屋で聞いたところ、地元の人でもそんな奥地には行かないらしい。熊や猪が出るそーな。そうゆう事は、もっと早く教えてくれっちゅーの！

2006年10月02日

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美作国

新宿より７１３．５ｋｍ。美作国吉野郡讃甘村宮本。やってきました武蔵の里宮本武蔵生誕の地です。降りたりますは、その名も宮本武蔵駅。そして無人のホームには武蔵の壁画（写真中央）夕日も西の空に沈もうかという頃、ようやくこの地に辿り着いた。まず、その事に感激だ。実際に来てみると、本当に雰囲気がある。実に美しい土地だ。何度も深呼吸して感動を噛みしめた。里の見学は明日にすることにして、宿へ向かった。駅から歩くこと１０分。今日の宿はここ。資料館と一緒になった公共の宿五輪坊だ。門をくぐると、日本庭園には武蔵像（写真左）とに鯉の泳ぐ池も見られる。夕食時には地酒『武蔵の里（冷酒）』で一杯やりながら、季節の郷土料理に舌鼓をうった。私は何食べても美味いしか言わないらしいが、今日のは本当に美味い！！地酒も飲みやすく、サラサラといくらでも飲めそうだ。一人なのが少々寂しいが、たまにはこうゆうのも悪くない。夕食後には満天の星空を見上げ、露天風呂に入った。客が少なく、ほとんど貸し切り状態なので、前も隠さず大の字で湯に浸かる。開放感！！思わずイッてしまいそうになる（天国へ）そして静かだ。聞こえるのは湯の立てる音と虫の声だけ。自分の抱える悩みや迷いなど、本当にちっぽけに思えてくる。これだけの感動は誰かと共有したい。一人で味わうのは、ちょっと贅沢すぎるな。そして、風呂上りはコレ！コーヒー牛乳できっちり締めた。

2006年10月01日

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花田橋

美味しいもの食べて元気出たから、また歩くぞ。頭上には、夏みたいな空が広がっている。今日は本当に気持ちいい。そして着いたのは、花田橋（現在の小川橋）音信不通の武蔵を三年もの間、待ち続けたお通さんの像がある（写真左）すごいよね！！三年だよ。はたして、私のことを三年も待ってくれる女は、この世にいるのだろうか・・・そうゆう、健気なのがいい。写真右が小川橋、写真中央の奥に写ってるのが新小川橋。川も綺麗で、魚がたくさん泳いでるのが見えた。

2006年09月30日

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姫路城

早朝、大阪を発った私が次に向かったのは姫路だ。めちゃくちゃいい天気で、柔らかい風が気持ちいい。激重のリュックをコインロッカーにぶち込み目指すは姫路城別名、白鷺城。（写真右）国宝で世界文化遺産である。その天守閣のあかずの間に武蔵が三年間、閉じ込められ学問三昧の日々を過ごしたのは有名な話。田舎の野生児が学問に触れ、人としての礼を身に付けた場である。常々、私は勉強が足らないと、自分の無知と勤勉の不足加減に不満を抱き、自分を戒めているが、さらに勉学に励む為、どうしてもここを訪れて喝を入れたかった。写真中央は『播州皿屋敷』のお菊さんの井戸。「1枚～2枚～・・・やっぱり1枚足りな～い（泣）」のお菊さんね。つーか実話だったのね。知らんかった。それにしても、さすが世界文化遺産なだけある。見所いっぱいで、結構長い時間見てたなぁ。そして、気づいた！俺って結構、お城好きかも！！帰りに売店で、姫路城のプラモデルを買おうかと思ったけど、荷物になるからやめたくらい好きだ！将来、城に住みたいな。写真左は昼食に食べた姫路名物、あなご丼とにゅうめん。美味かったとんかつライスと迷ったが、こちらで正解だった。

2006年09月29日

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宝蔵院

今日も引き続き奈良を行く。心配してた雨も、夜の内に止んだらしい。東大寺南大門平日の早朝だからか、観光客の影がまだ少ない。金剛力士像の力強いたたずまい、惚れ惚れしますね。東大寺、大仏殿いつもは人で、ごった返すが今日は一番乗りだったので、人っ子ひとりいない。貸切りとは気持ちいいね大仏のデカさにひとしきり感動した後、訪れたのは奈良公園の片隅にある宝蔵院跡（下の写真右）宮本武蔵も、武芸者の間では有名な宝蔵院流槍術を自分の目で確かめたくて門を叩いた。このエピソードも結構面白いので興味のある方も、ない方も本を読んでね。下の写真左は宝蔵院跡の井戸の井桁。目印のない奈良公園の中でこの井戸跡を探すのには相当苦労した。めちゃ広いんだもん（汗）まぁ、これといった感想はなかったがへぇ～ここがそうなのか～と自己満足しておいた。とりあえず、今日の予定はこれまで。このあと大阪に行き一泊したら、明日は兵庫だ。

2006年09月28日

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十兵衛杉

山の麓の茶屋で、ちょっと一休み。初めて『冷やしあめ』なるものを飲んだ。生姜のジュースだ。う～ん、美味しいけど後味が・・・とっても生姜だ。そして下が、碑だけがのこる柳生陣跡今は公園になっている。それにしても、人がいないなぁ。本当に静かだ。下の十兵衛杉は、剣豪・柳生十兵衛が諸国漫遊に旅立つ前、先祖の墓を参ったときに植えたものらしい。樹齢はなんと約３５０年！！２度の落雷で枯れてしまったらしい。

2006年09月27日

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一刀石

芳徳寺を出た後、私はかなり険しい山道を「ひいひい」言いながら歩いていた。かなりの急勾配だ。ふくらはぎとすねの筋肉から今にも変な音が聞こえてきそうな位、足が強張って軋んでいる。肉体的疲労で滅多に泣き言は言わないタチだが、正直泣きそうです。だけど空気はめっさ美味い！！写真を見てもらうと分かるが本当に山奥なのだ。頭上の原生林の深い緑とマイナスイオンに癒されながら辿り着いたのは天乃石立神社（あまのいわだてじんじゃ）天照大神を祀る古社だ。柳生一族の修練場だったらしい境内の奥には大きな岩があり、真っ二つに割れている（写真中央）実物はかなり大きい。一刀石と言って石舟斎が天狗と戦い、石もろとも斬り裂いたと伝わってる。辺り一面にびっしりと苔が生えていて、何の音も聞こえない。時間の止まったような柳生の里は、いたる所で感動を与えてくれる。

2006年09月26日

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柳生の庄

般若寺での睡魔を振り払うかのように、次の目的地へと急いだ。だが、バスがあと1時間３０分後にしか来ない。仕方なしに田舎道を歩く、汗だくで歩き続ける。だけどもリュックが重すぎる。足も痛いけど、腰がやっばい痛いよ。タクシーが通ったら乗っちゃおう、と思ってもなかなか来ない。歩き続けること1時間、タクシーが通るも私の挙手のタイミングが遅く見送ることになる。その後、どうにかこうにかタクシーに乗ることができ、柳生の里に着く事ができた。ご存知、剣の一族、柳生新陰流のあの柳生の土地である。柳生石舟斎が切った芍薬の枝の切り口を見た武蔵が、「ただ者ではない」とぶったまげた話は有名ですね。まず向かったのが芳徳寺石舟斎亡き後、父の菩提を弔おうと宗矩が開いた寺である。城郭の様な門構えだ。奥に入るとシンと静まりかえっている。ここは山奥だけあって観光客もまばらだ。写真左は石舟斎塁城跡芳徳寺の奥に石舟斎、宗矩、十兵衛など柳生一族の墓所がある。薄暗い森林の中に、ほんの少し開けた空間があり、空から光が差し込んでいる。とても神聖な空気に満ち満ちていた。手を合わせてきたのだが、自然と手を合わせる時間が長くなる。それくらい神聖な場所だったと言える。柳生はそんなには広くないので、わりと短時間でまわれた。そしてこれが旧柳生藩家老屋敷跡戦後は、作家の山岡荘八が別荘として使っていた事もあったらしい。かなり保存状態が良いみたいだ。雰囲気あるね～

2006年09月25日

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般若寺

三十三間堂を出てすぐに電車に乗った私は、午前の内に奈良に着く事ができた。そこから１５分ほどバスに乗り般若寺にむかった。武蔵が、奈良の町に巣くってる悪行浪人勢を相手に大掃除、般若坂の決闘をおこなった近くにあるお寺である。創建は飛鳥時代と歴史がある。写真中央の十三重石塔は鎌倉時代に建てられたもので、迫力の存在感である。ちょっと画像が赤くなっちゃったけど、ご愛嬌ということで。境内にはコスモスの花が咲き乱れポカポカとした陽気も手伝って、自然とまぶたが重くなる。昨夜、あんまり寝てないせいもあるか。眠いよ～誰か布団敷いてくれ。しかし、ここは思ったより観光客が多いな。やっぱお年寄りは寺が好きなんだなぁ。

2006年09月24日

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蓮華王院

今日も４時間弱とあまり眠れなかった。枕が違うせいか？今日も朝早く（AM5:00）から行動開始。京都の締めくくりに、ここを選んだ。三十三間堂正式には蓮華王院という。内陣の柱が３３あるところから三十三間堂の名で通っているが、三十三という数字は、観音の慈悲が３３の形でこの世に姿を現すことに由来しているらしい。１００１体の千手観音像が１００体ずつ１０列に並んでいる。清水寺も三十三間堂も小学生の修学旅行で行ったのだが色褪せてた感動が今よみがえった。長い！！そして多い（千手観音像）！！残念ながら内部は撮影禁止だったので、じっくり目に焼き付けてきた。さて、宮本武蔵だが吉岡清十郎の弟伝七郎と、ここ三十三間堂で戦い、ここでも勝利をおさめている。小説の舞台ではあるが、この場所を選ぶとはなかなかのセンスである。清々しい朝の三十三間堂で心洗われた私は、次の目的地である奈良に向かった。

2006年09月23日

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蓮台野の決闘

武蔵と吉岡道場の因縁の対決は三度あったが、最初に戦ったのが慶長九年、春、相手は吉岡清十郎だった。五条大橋のたもとに吉岡の門弟がたてた高札に記された地。蓮台野の決闘である。蓮台野という地名は上品蓮台寺（じょうぼんれんだいじ）から名づけられたらしい。なんでも聖徳太子が開創し、宇多上皇が中興したと寺伝があるとこだそうな。決闘の地跡の石碑などがない為、正確な場所はわからないので、近くにあったという上品蓮台寺に行ってみた。決闘の結果は圧倒的強さで武蔵が勝ち、清十郎は戸板に臥して門弟に担がれて帰ったそうな。要するに担架だね。二日間寝ずに歩いたのでヘトヘト（死語？）だ。日も暮れてきたし今日はこの辺にしておくか。さっきタクシーの運ちゃんにいい温泉が近くにあるって聞いたので、そこで温まる事にした。寺から歩いて５分くらいだろうか。船岡温泉（ふなくらおんせん）なんと大正１２年からやっていて、銭湯ファンの間では超有名な銭湯らしい。温泉とあるが正確には銭湯だ。ここの露天は檜風呂で脱衣場と浴場は国の有形文化財。脱衣所の透かし彫りの欄間など色々なところに時代を感じます。めちゃめちゃ気持ち良かったなぁ～入浴後はビン入りのコーヒー牛乳で締めくくりました

2006年09月22日

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緋牡丹

光悦寺の次に向かったのは、常照寺光悦寺から歩いて５分ってところか。あらゆる芸道に秀でた才色兼備な名妓吉野太夫ゆかりの寺である。今で言う『超売れっ子キャバ嬢』とでも言おうか。当時のキャバクラもきっと楽しい所だったんでしょうね。武蔵も光悦に連れられて来た遊里で吉野太夫と出会うというエピソードがある。無骨な田舎者なので浮いていたみたいだが。そういや、最近そうゆう所行ってないな。旅先でいい所あったら楽しんでこようかな。てゆーか、こんなデカいリュック背負って入れる訳ないやーん（笑）写真左は吉野太夫が寄進した赤門です。ここも観光客は少なく境内は静かで、地元のおばちゃん達であろう姿くらいしか見えない。朝が早かったせいもあってホントに眠かった。資料室みたいな所で本を読みながら寝てしまった。その後、本堂の裏手にある吉野太夫のお墓に手を合わせ、寺を後にした。ついでに近くにあった金閣寺にも寄ってきました。やっぱここはメジャーですね～観光客いっぱいで落ち着かなかった。それにしても、めっさ金ピカやね

2006年09月21日

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光悦寺

私の背負うリュックはなぜか殺人的な重量なので、朝からずっと歩いてる私のカラータイマーはピッコンピッコン鳴りっぱなしである。足はパンパン、なぜか腕も筋肉痛、さらには腰痛まで併発。途中、くじけてタクシーに乗ること５回・・・。予算的にも自重しなければ。てゆーか修行にならん。そんな満身創痍で向かったのは光悦寺である。まず目に飛び込むのは目に優しい鮮やかな緑時が止まったかの様な静寂。祀られている人の品の良さすら漂う。本阿弥光悦は、刀剣の研ぎや目利きを家業としていて、多くの刀鍛冶職人を使う有力な町衆でした。そのうえ、かなりの書の名人で、他にも絵画、陶芸、彫刻と多才な芸術家であった。定かではない事ではあるが、武蔵も光悦から多大な影響を受けたと言われている。武蔵は、光悦の母、妙秀に茶を点ててもらう。剣に形、作法があるように茶にも法があると聞いている。今も妙秀のそれを武蔵はじっと見ていて（立派だ）、と思った（隙がない）彼の解釈は剣に拠る。達人が剣をとって立った姿というものは、さながらこの世の人間とも思われない。その荘厳なるものを今、茶を点てている七十の老母の姿にも彼は見た。（道－芸の真髄－何事も達すると同じものに見える）うっとりと彼は考えていた。『宮本武蔵風の巻』一服の茶に道を見て、茶碗に魅せられ、また一幅の絵を飽く事なく眺める武蔵の姿が、光悦の邸で見られた。芸術に触れるのは私も本当に大切だと思う。芸術を愛する事ができる人は、人間として人格者であることが多い。豊かな心は、そうやって芸術に触れることで養われていくんだわ、きっと。そして、奥にある光悦のお墓をお参りした。下の写真は本阿弥光悦京屋敷跡

2006年09月20日

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王者のお墓参り

一乗寺を後にした私が次に向かったのは、大徳寺大仙院この大徳寺が容赦なく広い。大仙院に辿り着くまで迷った迷った。大仙院方丈(国宝)は、日本最古の「床の間」と「玄関」を持つ室町時代の方丈建築。開祖古岳宗亘禅師による室町時代の代表的な枯山水庭園。と、なかなか見所がある。撮影禁止なのがちょっと残念。豊臣秀吉の怒りにふれ、加茂の河原で梟首された千利休の首を、山内に持ち帰り手厚く葬ったのは大仙院の三世古径和尚である。そして七世住職の沢庵和尚が、宮本武蔵に剣道の極意を教えた所としても有名である。漬物のたくあんを考案した人ね。そして、武蔵が修行したという部屋も見せてもらった。そのあと売店では現住職著の本が売っていて、そこで買うと住職がサインと買った人の名前を書いてくれるという、有り難いサービスがあるからと半ば強引に買わされた（笑）お坊さんが書いただけあって自己啓発的な内容の本ばかりだ。どうせ買うならと、よく吟味し『死んで生きよ沢庵剣禅一如の極意』という本を買いサインをもらった。結構いろんなグッズが売っていて格式高いとこなのに、なんだかな～と思いつつ、大徳寺の中のもう一つの目的地に向かった。芳春院である。かねてから念願だった、K-1グランプリ’９６王者アンディ・フグのお墓参りに行くのだ。一般のお参り客は入れてもらえない様な奥の方に、彼のお墓があるのだが、今日は無理言ってでも入れてもらうつもりだった。だが、何度ごめんくださいと声をかけても反応がない。２、３０分はそうして粘っただろうか。ここまで来て、諦められるかい！！勝手に中ほどまで入り声をかけ続けた。住職のお子さんだろうか、小学生くらいの少年が出てきて主は留守だと言う。やはり一般の人のお参りは出来ない事になっている、と断られてしまうが、必死にごねる熱意を伝える。私が１分だけでもいいからと食い下がると、そこまで言うなら特別にとお墓のある場所まで通してくれた。静かに手を合わせ、「安らかに眠って下さい」、と安らかに眠っているであろうアンディに念を押した。

2006年09月19日

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一乗寺下がり松

清水寺を後にした私は、一乗寺に向かった。かの有名な一乗寺下がり松のあるところである。吉岡道場当主の清十郎と、その弟伝七郎を倒した武蔵が、吉岡一門と３度目の決闘をした場所である。この決闘は武蔵が一人なのに対し、吉岡一門が総出となっての意趣返し。吉岡一門の人数は定かではないが、昭和３９年の内田吐夢監督、映画宮本武蔵一乗寺の決斗では１VS７３と描かれているくらい多勢に無勢。この下がり松は、武蔵の奮闘ぶりを上からみていたんだな。写真右が宮本吉岡決闘の地の石碑がある所にある４代目下がり松。写真左が武蔵を見下ろしていた初代下がり松の幹。現在は八大神社の境内で祀られている。その八大神社にも行ってきた。武蔵もこの決闘前に詣でて必勝祈願に手を合わせようとするが、あやまった！と悔いを心に噛んだ。武蔵が記した独行道の中に『神仏を尊んで、神仏を頼まず』という言葉がある。神様は信じるけど、侍が神頼みなんてしてる場合じゃないのよ。侍が頼む神なんていないのよ、ってこと。そう、私もそういう場で手を合わせ目を閉じるとき願い事はしない。万物に畏怖する念だけで手をあわせる。強いて願うなら、我に試練を！というくらいかな。最後に信じれるのは今までの自分の努力だけだからね。そうゆう所もとっても見習っています。写真左から境内、武蔵像、鳥居です。

2006年09月18日

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五条大橋

あらたまって書く必要もないが、京都の町並みは綺麗だ。写真右：二年坂と、中央：三年坂は赴きがあって良い。写真左は五条大橋。武蔵が21歳で京に上ったのは、天下の兵法者といわれていた吉岡道場に挑戦するためである。吉岡家は足利将軍家の兵法指南役を務めた名門である。武蔵は、その吉岡道場の当主、吉岡清十郎と果し合いをする。その場所と日時を記した高札が吉岡門弟によって五条大橋に立てられた。今では車も通るほど大きな橋になってしまって雰囲気もないが、当時の橋は渡る者の覚悟を問う、禍々しさにも似た雰囲気を醸し出していたに違いないと、傍らに揺れる柳の木の枝を見て思った。時を同じくして武蔵が佐々木小次郎と出会った場所も五条大橋で、平安時代には弁慶と牛若丸が闘ったのも有名な話である。

2006年09月17日

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清水寺

昨夜はなぜか一睡もできなかったが、今日も元気に出発（AM3:30）夜の祇園あたりをウロウロし、清水寺へ。到着した時には、まだ真っ暗（５時前）で警備員のおっちゃんが詰め所で大あくびをしていた。清水寺は朝６時を過ぎないと参拝できないらしい。私は石段に座り、今日一日の予定を考えながら夜が明けるのを待った。辺りが明るくなり始めると、お年寄りがぞろぞろと集まってきて、６時前には２０人を超えていた。皆さん地元の方で、毎朝参拝するのが日課だそうだ。さすがに居場所がなくて浮いてた私だったが、その中の一人のかわいこちゃん（当時）と仲良くなった。御年７８歳のおばあちゃんである（結構元気）そのおばあちゃん、かなりの清水寺マスターで約２０年間毎朝参拝してるらしい。一般参拝者は拝観料として３００円払わなければならないが、そのおばあちゃんは定期券（？）みたいな入館証をもっており顔パスだ。その顔を使って、私も無料で入れてもらえるように頼んでくれた。「友達連れてきたで入れたって～」で、すんなり入れてもらえた（笑）清水寺を解説付きで案内してもらい、有意義な参拝ができた。一般の参拝客が行かないような裏の方まで案内してもらい、清水寺で一番偉いお方にお茶をご馳走になり、梨まで頂くという貴重な体験をしてきた。おばあちゃんが、「いいご縁に導かれてきたんじゃね」と何度も言ってました。お年よりは尊いものだと、しみじみ思った。

2006年09月16日

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関ヶ原

最終目的地は下関であるが、その前に色々寄って行こう。ということで、降り立ちまするは岐阜県は関ヶ原。天下分け目の大合戦、関ヶ原の合戦をやったとこである。時は慶長５年、西暦１６００年９月１５日。なんと４０６年前の今日だ！！その事実を知ったのが行きの電車の中。えらい偶然やね。俺は何かに導かれて来たのか？新宿から乗り換えること５回、距離にして４３０ｋｍ、７時間半かけてまで来たのには何かの導きあっての事だと思う。戦死したご先祖様か？まず、駅から徒歩５分のところにある歴史民俗資料館に行き、観光で来てるお年寄りと展示品を眺める。そのあと、徳川家康最後陣跡、決戦地、石田三成陣跡、島津義弘陣跡、開戦地を巡った。緑が青々としたこの地を歩くのは実に清々しい。かれこれ２時間は歩いたか。（写真：左から決戦地跡、石田三成陣跡から見た天満山、徳川家康最後陣跡）最後に、関ヶ原での目的地である宇喜多秀家陣跡に行った。そう当時１７歳の宮本武蔵が属していた西軍最大の軍である。西軍の小早川秀秋が東軍へ寝返り、石田三成への友情から病身の身に鞭打って戦っていた大谷吉継勢を背後から攻撃すると、次々になし崩しになり西軍は敗れた。武蔵が戦火の残煙がかすかに漂い、数千の死骸が転がる湿地を敗走するところから吉川英治の小説『宮本武蔵』は始まる。ここを原点として押さえておくべきでしょう、ということでやってきた。今からちょうど４０６年前に彼が確かにここに居たと思うと、なんとも感慨深い。さぁ、明日は京都だ。

2006年09月15日

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独行道

我が敬愛する剣聖宮本武蔵の兵法の奥義を説いた『五輪書』は有名で、私の人生の教本でもある。それとはべつに箇条書きに簡潔に自らの人生観を説いた『独行道』というものがある。そのなかにいづれの道にもわかれをかなしまずという言葉がある。人生とは別れの連続である。人と別れた後、立ち合いをすれば何時死ぬるか分からないのが兵法者である。明日死ぬかもしれない。だから人と別れる時は、もはや再び会う事が出来ないと覚悟しなければならない。剣の道に生命をかけた武蔵は恋や愛を無用のものとみなし遠ざけた。それを顕わす一文に恋慕の道、思ひよるこころなし恋すること、愛することで思いが高まる。その思いとは執着であり、その執着は兵法の鍛錬の妨げになりなんの役にも立たぬものなのだと。人間は一人で生まれ一人で死んでいくだけである。たとえ夫婦であっても死する時は一人で死するしかないのである。独行道のなかで最も有名な言葉は我、事において後悔をせずというものがある。人生は後悔しても何にもならない。生命懸けで生きている者にとって後悔は不必要なのである。私は今の時代いわゆる兵法者ではないが、士農工商わけてみれば自分は武士であると思っている。だが、別れを悲しまず恋慕の執着を断ち、一片の悔いもなく生きるにはまだまだ修行が足りないようだ。

2006年09月03日

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