エージェント・代理人　田邊私的日記

[サッカー] カテゴリの記事

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• 朝日新聞のコラムほか

  ジェブエンターテイメントのブログ　更新中です！！

  2007.07.18

• 大分に関する朝日新聞のコラムの話

  ジェブエンターテイメントブログを更新しました。

  2007.07.16

• 引っ越しします

  ただいま楽天内で引っ越し準備中です

  2007.05.08

• 福西・服部・久保・奥・西澤

  福西選手が磐田から東京に移籍しました。数えてみたら、タイトルに上げた５選手はいずれも移籍金が発生しない移籍となりました。ご存知の方も多いと思いますが、これは日本サッカー協会が定める「プロサッカー選手に関する契約･登録・移籍について」というルールの１３ページ、６－１の(2)にある年齢別係数が適用されています。簡単に説明すると、Ｊ１からＪ１への移籍の場合、満３０歳以上の選手が、Ｊ１からＪ２へは満２８歳以上の選手が、契約が満了する場合は所属元クラブの意思に関わらず移籍金はゼロということになります。つまり日本も３０歳以上に限っては世界と一緒ということです。一方で、千葉･阿部、坂本、Ｃ大阪･大久保、横浜･榎本、大宮･土屋、福岡･千代反田、水谷、名古屋･古賀といった主力選手の移籍も目立ったオフシーズンだったと思います。日本の移籍も段々変わってきました。

  2007.01.23

• 大久保嘉人

  最終で神戸から帰ってきました。日帰り出張でした。神戸の皆さん、栗原ともどもよろしくお願いします。

  2007.01.15

• 代表発表

  ゲーターレードのおまけのことを書くといっておきながら、またまた日が経ってしまいました。そんなこんなしているうちに代表発表。いろいろ皆さんの思いがあるでしょう、ご意見も多々あるでしょう。しかし、最終的にメンバーを決めるのは監督の仕事。それがどんなメンバーであっても、それは監督の自由であり誰も批判することは出来ないのです。監督が目標達成できると選んだメンバーですから。いつの時代でも、代表だろうがクラブだろうが、原則、選手は監督を選ぶことは出来ないのです。さぁ、結果を楽しみにしましょう。この４年の成果が結果として、内容として現れることを祈って。

  2006.05.15

• そろそろ再開しないと

  ご無沙汰して申し訳ありません。（たぶん怒っている人はいないと思いますが）ワールドカップも近づいてまいりまして、そろそろ再開しようかなと思ったりしています。実は３月にゲーターレードに付いていたオマケのことで凄く怒っていまして、その辺を近々書きたいなと思っています。 では

  2006.05.09

• 【前編】柳沢選手復帰と中田英選手のペルージャ伝説

  柳沢選手の復帰が決まりました。メッシーナの会長の発言はスポーツ新聞でも何度か取り上げられ、小笠原選手と交換だとか、小笠原選手がだめなら中田浩二を獲得するなどというものであったことを皆さんも覚えていらっしゃるでしょう？（探せばスポーツ新聞のサイトにバックナンバーがあると思いますが）誰にでも簡単にわかることですが、要はポジションは関係無いのです。共通していることは日本人選手であるということだけです。では、なぜメッシーナは日本人選手にこだわるのか？今日はこの点について簡単に書いてみたいと思います。(簡単といっても結構長くなってしまいました。）セリエＡはおそらく世界でもっとも早く、ホームゲームの放映権をクラブに所有させたリーグです。（当初は海外のテレビ局に限っていたと記憶していますが）クラブはそれまで海外に放映権をセールスした経験が当然ありませんから、どこかの代理店に委託し海外放映権のセールスを行って来ました。しかし海外のテレビ局から見た場合、すべてのクラブの試合が魅力的なわけではありません。魅力という意味ではビッククラブが中心的な役割を果たすのは当然です。長くなるので詳細は省略しますが、そんなわけで、いつしかセリエＡの所属クラブの海外向けの放映権セールスは2つの代理店に集中し、ビッククラブ中心のＡ社とその他を扱うＢ社という図式が成り立ったのです。スカパーがセリエＡの放送を始めたのが丁度その頃でした。それから数年間、スカパーは契約更新のたびに、このＡ社とＢ社の両方と交渉して全試合放送を実現してきたのです。これは大変な労力と時間、それにお金が必要だったということはいうまでもありません。【後編に続く】

  2006.02.21

• 取材の力

  中田浩二選手の移籍は非常にナイーブな問題を含んでいたこともあって、慎重な作業を求められていた。この間、本人も多くを語らず、黙々と与えられたトレーニングに励み、いいニュースを待ち続ける毎日だった。マルセイユからのニュースは一部のスポーツ新聞に限り常に悲観的な表現が多く、中田浩二選手が自身のサイトでファンに対し、むやみに信用しないようにと呼びかけるような事態も起きていた。ここ最近では、マルセイユに日本人記者が来たわけでもなければ、バーセルに記者が来たのも今日のプレスカンファレンスが初めてと言ってよい。それでも、誰かが常に取材をしているもの。正直その取材力に驚いたというのが正直な感想だった。

  2006.02.01

• 出張11月12日　韓国対スウェーデン

  五輪代表戦以来、ソウルでの代表戦観戦です。スウェーデンはベストメンバーとは言えません。韓国はアン・ジョンファン、キム・ヨンチョルがゴールをあげましたが２－２のドローでした。システムは３－４－３で、アドフォガード新監督としては2試合目の試合だそうです。メンバーは海外組みのテストということで、肩の負傷でパク・チュヨンが交代した以外は、交代なしでした。内容は２試合目ということもあって、チーム戦術は未知数ですが、ゴールへ迫る迫力は現在の日本代表チーム以上、来年行われるアジアカップの予選で対戦することにでもなったら、やはり手ごわい相手であることは間違いないですね。試合前の選手紹介で沸く歓声の感じで、その国の選手人気ランキングがわかるのですが、第１位　やはり、パク・チソン！！（ユナイテッド）　テレビコマーシャルに出てるは、ゲーターレードの缶に写真がついてるわ、相当な人気です。まぁ、当然と言えば当然ですね。第２位　イ・ヨンピョ（トッテナム）　意外と言えば意外(失礼）、当然と言えば当然ですね。パフォーマンスもこの試合はＭＶＰ級でした。第３位　パク・チュヨン（ＦＣソウル）　僅差でアン･ジョンファンを上回り第３位。内容はボチボチでした。ハーフタイムに2002年ワールドカップの韓国のマスクマンとして有名になったキム・テヨン選手の引退セレモニーが行われた。韓国ではＡマッチ70試合以上出場した選手はセレモニーを行うことになっているそうで、キム・テヨンは１０１試合に出場しているそうだ。そして驚いたのが、グラウンドを手を振って１周するキム・テヨン選手が４度、土下座して挨拶したのが凄く印象的だった。

  2005.11.12

• ナカタネット　TV

  先日収録したがnakata.net TVの11月号が10日22時からスカパー186Chで放送が開始されるそうです。テレビって色々喋って収録して編集されて、必ず使われない部分っていうのがあります。それがどこの部分なのかわかりませんが、今からとても楽しみです。是非皆さん見てくださいね。

  2005.11.09

• 中澤佑二のこと

  新聞等でも大きく報道されましたので皆さんもご存知だと思いますが、今年の６月末に中澤佑二は横浜Ｆマリノスとの契約を更新しました。この契約更新に至るまでの株式会社ジェブエンターテイメントの取組みの一部が明日８月２日放送の日経スペシャル「ガイアの夜明け」で放送されます。是非ご覧ください。

  2005.08.01

• 小笠原満男

  数日前、朝日新聞に小笠原満男選手のことが掲載されていた。このタイミングで日本のクラブが主力選手を海外に送り出すことは、欧州クラブには到底理解出来ない金額を提示しない限り難しいだろうと思う。24日の日刊スポーツＷＥＢには約４億の移籍金（違約金です）と掲載されていたそうですが、今日の日刊ＷＥＢには違約金が２千万円程度だったと報じています。ちなみに、牛島社長のコメントは掲載されていませんでした。まぁ、このお金の違いはスポーツ新聞の愛嬌ですね。小笠原選手の契約が2006年の1月までだと仮定すれば、契約の残存期間は６ヶ月、レッチェの提示額は欧州の常識では妥当な金額ではないだろうかと思う。しかし、名誉のために言っておきますが、この金額は小笠原選手の価値ではありません。彼の価値は彼が提示を受けるであろう年俸と契約年数に示されていることでしょう。ちなみに小笠原選手の年俸が5000万円と想定した場合、国内移籍規定では「係数６」で約３億円前後の移籍金になると思われます。よって、タイミング的にも違約金から鑑みても、鹿島とレッチェの開きは相当に大きい。本当にレッチェが小笠原選手を獲得したいかどうかは今後のレッチェの動向によって明らかになるでしょう。ところで中村俊輔選手の移籍が遂に実現しました。イギリスでプレーする選手がまた一人増えたことをうれしく思います。ちなみに日刊スポーツＷＥＢによれば違約金は約４億円だったらしいですね。今後の活躍が楽しみです。

  2005.07.26

• 仮ですが

  ファンの皆さんから沢山の要望をいただきましたので、会社のサイト内に中田浩二選手と松井大輔選手の仮オフィシャルサイトを開設しました。本人の日記、試合結果、メディア情報のみですが、ご覧ください。後は選手自身がしっかり日記を書いてくれれば完璧です。（笑）それから、日ごろかなり情報が少ないフランスリーグではありますが、今発売中のSOCCERZ（サッカーズ）2005年5月号で中田浩二選手と松井大輔選手の特集を組んでいただいています。松井選手はインタビューも掲載されていますので、是非、読んでみてください。

  2005.03.26

• Ｊリーグ開幕

  今日から2005年Ｊリーグが開幕します。書込みを一生懸命していた時期、皆さんのご意見に出来るだけ答えてきた時期、皆さんのご意見を読むことに追われるようになった時期、そしていつしか自分のブログであるにも関わらず、開くことすらしなくなってから、ずいぶん時間が経過しました。私がこのブログを開設したのは、最初の頃にも書きましたが、多くの方にこの仕事を知ってもらうこと、そして皆さんと意見交換できることが目的でした。しかし、結果的にその可能性を自ら絶ってしまったことを、とても反省しています。ただ、匿名の文章を読むというのは非常にエネルギーが必要です。全ての匿名が悪いとは言いませんが、匿名でなければ書けないこととはどういうことだろうとも考えました。以前に、日本のインターネットにおける掲示板文化を見事に表現してくださった方がいらっしゃいましたが、そのときもわかったようなつもりでしたが、その方が話されていた意味が本当にわかったのは今日この頃かも知れません。私に説明責任があるということを書かれる方が非常に多いのですが、私に説明を求めるのであれば、まずは当事者であるクラブや選手自身が説明すれば良い事だと私は思っています。そしてもし、クラブや選手に説明する意思がなければ、それを差し置いて私が説明するのはどうかと思ってきました。昨年末から今日まで、川淵キャプテンや鈴木チェアマン、浦和レッズのフロントの方々、鹿島アントラーズのフロントの方々など、多くの関係者にお会いして一連の話をする機会を頂きましたが、「代理人の立場としては当然の作業」とほとんどの皆さんに言っていただき、逆に勇気付けられる日々でした。一方で「もう少し上手くやれなかったのか？」というご指摘をいただいたことも事実です。しかし私は選手のエージェントとである以上、これからも「プレーヤーズファースト」の精神を貫いていきたいと思います。今日からＪリーグが始まります。一時はこのままこのブログを放置することも考えましたが、やはり開設時の原点に返るべきだと思ったこと、そして本日鈴木チェアマンとお会いしたときに「分からない人には出来るだけ丁寧に説明してあげなさい、出来るだけオープンに」と言っていただいたことから、一つのけじめとして皆さんにこれまでの経緯をご説明することにしました。最後に今後も更新頻度は低くなると思います。会社としての公式アナウンスは会社のホームページに掲載していこうと思っています。

  2005.03.04

• 中田浩二選手

  中田浩二選手は鹿島と3年契約をしており、その契約は今年が最終年でした。これまで3年間、海外移籍の可能性を探ってきましたが、オファーに至るまでの成果は得られませんでした。2003年の契約交渉時、鹿島アントラーズから2年契約の再提示を受けましたが、契約を更新をしませんでした。何故なら大きな怪我を抱えており、果たしてどこまで感知するのかという不安な気持ちが選手の心理にあったからです。2004年12月に入って、マルセイユのトルシエ監督から口頭でトライアウトの打診が有り、鹿島へ伝えましたがクラブとしては「正式な書面で無い限り対応できない」という当然の反応、特に本件に触れぬまま、12月に2回の契約交渉を行ったと記憶しています。一回目は選手自身も同席、主にコーチングスタッフの体制についての議論に終始しました。年末になってマルセイユからＦＡＸが届きました。これには「1月に獲得することを前提に1月3日からトライアウトに来ませんか。費用はマルセイユが負担します。」というものでした。鹿島からはトライアウトへの参加のＯＫを頂き、渡航の準備に入りました。ところが年末にマルセイユが行った合宿でリザラズの去就問題が発生し、渡航を見合わせるように電話にて連絡があり、結局、中田浩二が渡仏したのは1月10日でした。渡仏してから数日後、マルセイユより鹿島に対し獲得交渉をしたいとのＦＡＸが届きました。鹿島は即座に条件を提示。しかしマルセイユの出した返答、金銭提示は鹿島の希望額の10％を下回るものでした。もちろん、その後の交渉で、マルセイユから日本への移籍、他海外クラブへの移籍時の移籍金の分配など、付帯オプションの提示がありました。しかし金銭的な開きは埋まらず、鹿島からは「これでは受け入れられないのでフリートランスファーで行ってください。邪魔はしませんから」ということで、最終的にフリートランスファーが成立したわけです。ここでポイントとなったのは、マルセイユが移籍金を払うということが、「欧州ではどれだけ非常識なことか」、なかなか日本では理解が出来ないということです。欧州ではボスマンルール施行後、フリートランスファーが主流となっています。移籍全体の60％がフリートランスファーであるとも言われています。特に1月のトランスファーはフリーが主体だそうです。通常、欧州では契約の残存期間が1年になるということは、すなわちフリートランスファーが確定したのと同じ意味を持ちます。例えばリバプールに在籍していたマイケル・オーウェンは約7億円でレアル・マドリードへ移籍したと言われています。これはリバプールとの契約残存期間が1年になっていたからこその金額です。また、有名どころでは、フェイエノールトからＡＣミランに移籍したトマソンもフリートランスファーだったと思います。日本も過去においては2例あります。、元市原の広山選手（フリートランスファー）と元磐田の高原選手です。高原選手は契約満了時でしたがＨＳＶは磐田に移籍金（違約金）が支払われました。その金額は今回マルセイユが鹿島に提示した金額の約1/3程度でした。欧州ではこういったフリートランスファーを防ぐ為に、クラブは長期的なビジョンを持って、選手と契約していきます。チームの長期ビジョンに沿う選手に対しては、最大5年までの複数年契約を締結します。しかし、同時期に多くの選手の契約が満了しないようにするために、例えば24名の選手と契約する場合、毎年8名づつ複数年契約をしていくといったような手法を取っています。欧州の複数年契約は、その年数によって段階的に年俸が上がっていくようになっています。しかし日本での複数年契約提示の多くが一年目の年俸を定め、「二年目の年俸は一年目を下回らない。具体的な金額は一年目終了後に定める」という形です。しかし、若い選手にとって、この複数年契約は魅力的に映りません。逆に「とりあえずキープ」的な印象を受けてしまっている選手が多いのが事実です。ですから、日本人選手の契約が1月で切れることを見据えて獲得を検討する欧州のクラブはこれからも増えるでしょう。ましてや毎年12月に世界クラブ選手権が開催されるようになれば、そこで目に留まった日本人選手は確実なターゲットになります。日本が世界の頂点を目指せば目指すほど、このままの契約形態では、フリートランスファーの可能性はどんどん高くなっていくのです。こういった選手の海外流出は、南米、東欧、フランス、オランダなども起きています。クラブチームに自国選手が一人もいないなどという、奇妙な現象がボスマンルールの弊害として起きています。何人かの方が、過去の事例やニュースをこのブログに書き込んでいただいている通りです。ではどのようにこういった事態を予防すれば良いのでしょうか？それは他クラブのオファーを上回る、魅力的なオファーを出すという一点につきます。それ以外の方法は現行ルールにいては無いといえます。では海外移籍の場合はどうでしょう？海外移籍は選手の「夢」であり「目標」です。この目標が目の前に現れたら。日本のクラブがどんなに魅力的なオファーを出したとしても、その「夢」をお金で買取ることは非常に難しいといえます。もちろん、プロフェッショナルである以上、高いお金の提示を受けたクラブでプレーするということであれば、そちらを選択すれば良いわけで、それ自体は誰に文句を言われるものでないわけです。契約が満了すれば、どんなに長くそのクラブでプレーし貢献してきたとしても、契約延長されない選手がいます。毎年11月30日になると必ずと言ってよいほど、スポーツ新聞の紙面を飾ります。しかしこれはクラブに与えられた当然の権利です。ですから、その逆があっても決して不思議ではないと考えます。貴方が選手の代理人だったら、どのようにされたでしょうか。是非考えてみていただきたいと思います。

  2005.03.03

• 山瀬選手について

  山瀬選手とは札幌時代からお付き合いがありました。浦和移籍時にも多かれ少なかれ、電話で話したりしていました。移籍後、再度大きな怪我を負った後、彼から久しぶりに連絡があり、私は「相談」を求められました。彼の気持ちは、新聞などで色々な表現が使われていましたが、「孤独感」というのがもっとも適切な表現だったと思います。「移籍したい」というのは彼の気持ちの一つではありました。既に大きなものになっていましたが、あくまで選択肢の一つでした。私は選手と話す際に、選手自身に結論を導き出させるように常に努めています。私が誘導したり、決定することはありません。何故なら重要な決断を自分でしなかったことほど、後悔することはないこと、そしてどんな決断であっても、選んだ道を切り開くのは選手自身以外の何者でもないからです。山瀬選手の場合、怪我をしているということが最大のポイントでした。特に検証しなければならない事項として主に以下の3点を私は山瀬選手に提示しました。１）怪我をしている選手に移籍金を払ってまで獲得するクラブがあるのかどうか。２）移籍リストに掲載して、どのクラブも獲得の意思を示さなかった場合の対処。３）最大の疑問として、治療中にメディカル・リハビリスタッフが変わることのリスク。そして、これらの点を熟考した結果、最終的に移籍リストに掲載することを山瀬選手は決断したのです。もちろん、この決断までに山瀬選手が深く深く思い悩んだことは言うまでもありません。年明け、始業日の関係で浦和レッズの移籍リスト掲載手続きは１週遅れましたが、結局３つのクラブから問合せがあり、最終的にオファーを出したのは横浜マリノスでした。横浜は外国人でこのポジションの選手を探していたようです。「何故、田邊の取り扱う選手は問題になるんだ」というご指摘がありますが、正直、私も何故だかわかりません。チームにとって主力選手だということ以外、特に思い当たることはありません。そして、「選手が他のクラブへ行きたい」と思った時、そして「クラブが出したくない」という時、定める移籍金を支払えば無条件に移籍出来るルール以外、主力選手が移籍出来る方法は無いことも事実です。確かにクラブやファンの皆さんから見れば「勝手な話」だと思います。私もそう感じないわけではありません。しかし、Ｊリーガーの平均引退年齢が25歳などと言われ、選手寿命がせいぜい十数年という状況の中では「勝手な話」だけでは収められないのではないでしょうか？

  2005.03.02

• 文化・習慣・歴史

  少しご無沙汰してしまいました。Ｊリーグの契約交渉も全般的に大詰めになってきていまして、少し日記を書くのから遠ざかってしまいました。新聞では中田浩二選手のことがだいぶ記事になってきていますが、全ての交渉はこれからスタートですので、成り行きを見守ってください。選手が海外に移籍する場合にもっとも時間がかかるのはクラブ間の交渉です。言語も異なりますから。国際移籍の場合はＪリーグの様に移籍金の算出基準などが無いので、基本的に自由交渉だといえます。そして、もっとも難しいことは、【文化・習慣の違い】です。日本と欧州では、日常生活から多くの文化・習慣が異なります。そして、サッカーも例に漏れず同様です。そして歴史もあります。ですから、選手とクラブの関係も異なれば、「移籍」や「契約に」に関する【常識】も全く異なります。これをお互いに理解する・してもらうことは本当に難しいことです。ですから、国際移籍の場合、毎回この点に悩まされれています。外国人とお仕事される方は多いと思いますが、同じような悩みを持っていらっしゃる方はいらっしゃいませんか？

  2005.01.17

• 可能な範囲でお答えします（４）

  ■レックレさん >以前こちらのブログコメント欄にて「事後でも構わないから、山瀬の気持ちを僕らに>伝えて欲しい。」と書き込んだ者です。レックレさんに限らず「伝えて欲しい」というご要望はとても多かったのでご要望には沿って参りました。>最後に田邊さん、どうかレッズサポーターに対する心証を悪くされる事だけはなさら>ないで下さい。心証を悪くはしていません。心許ない、不適切な表現をされる方もいらっしゃいますが匿名性の高いメディアであるインターネットでは、そういう書込みをされた方がイコール浦和のファンだということすらわからないわけです。確かに心許ない書込みを読むことは気持ちの良いものではありませんが、だからといって、私は嫌になることはありません。嫌になるのであれば、答えることもしませんし、とっくにブログを閉めています。お気遣いいただいて感謝します。■ほらさん>>代理人の収入源 ほらさん >>単細胞さんの、書かれていること、よくわかります。>>私も田邊さんに、blogのほうで>>しかし単純に考えて代理人という職業は移籍を成立さ>>せることが売上につながるわけですよね？>と同様な質問をしましたが、>明確な回答はなく、はぐらかされてしまいました。残念です。>ただ、つねに返事をするという対応は丁寧だとお思います。>正直、この件でちゃんと田邊さんからお話いただけるの>ことは諦めました。商売上、言えないことはあるんですもの>ね。いつか本音が聞きたい、、ですがね。私が１２月３１日のブログで>例えばどのような契約ですか？マネージメント契約をする>選手もいますが、全てではありません。なぜならＪクラブ>に所属する選手の場合は、クラブが仕切っていますから。上記のように書いたことを「はぐらかされた」とおっしゃているのだと思います。正直、あの時は沢山の質問やご意見を読み、答えを書くだけでいっぱいいっぱいであったことから、答え方に誠実さが無かったと反省しています。私の場合、選手との契約は、エージェント契約とマネージメント契約の２種類しかありません。ただしマネージメント契約（プロダクション契約という）はライセンスの有無に関係ないものですから、そういった意味では契約内容はエージェント契約の１種類のみです。■単細胞さん>しかし単純に考えて代理人という職業は移籍を成立させることが>売上につながるわけですよね？>ビジョンや理念はさておき、資本市場において営利を追求するこ>とは悪いことじゃありませんし、営利を追求するために企業が売>上高や利益目標を立てることも悪いこととは思いません。>つまり田辺エージェンシー（仮）という企業の目標は、絶対的に>移籍を成立させることになるわけですよね。確かに、我々は企業である以上、資本主義の市場のなかに存在しています。ただし、以前の日記にも書きましたが、移籍を目的とはしていません。以前日記に書いたものを再度掲載します。※以前の書込み内容（抜粋）> > ただ、エージェント様の「仕事」は> > 将来有望な選手にコンタクトを取り、> > 移籍の際にそのフィーをいただくことで> > 生業とされているのでは？> > 私自身、マスコミを信用しているとは言い難いですが、> > 今回、田中達也、山瀬と有望な選手の話が> > どんどんリークしてくるのは> > やはり　代理人＞あなた　が> > 動いていることに他ならないわけで、> > あまり奇麗ごとだけを書かれていると、> > かえってこのページの信用が落ちますね(December 28, 2004 10:33)> > > 要はさ、、> > 選手が動かないと、お金にならないんだよね？> -----※以前の私の回答（抜粋）確かに代理人の仕事＝移籍と捕らえている方は多いですね。そういう同業の方もいらっしゃいます。選手は短い競技人生の中で目標を持っています。日本代表やワールドカップ出場、年俸の額、海外でのプレーなどなどです。その選手自身の目標を成しえるために、クラブとの話し合い＝契約交渉があります。契約交渉の場はシーズンの総括やクラブの評価を腹を割って話し合う場です。そして、契約が更新されていきます。しかし、時にはそれが移籍という方向に進むこともあります。ただし、選手の意思である場合もあれば、クラブの要望である場合もあるのです。ですから、私は移籍させることを生業とはしていません。そして私の場合はこれまですべて選手から年俸に応じてお金を頂いています。■しらチュウさん >衆目を集めるお立場のプロの方が、双方向性機能をフリーで備えた>インターネットメディアで簡単に発言してしまうことのリスクは、>よくよくお考えになったほうが良いと思います。日本におけるインタ>ーネットのメディアの力を、重くと軽く両方に安易にとらえすぎかと>思います。中道であればもっとすべてに慎重になれると思います>（サイト運営方式含め）。BlogはＵＳから渡来した文化ではありますが、>なにをおいても日本ですから。（日本で自然に発展したのはYahoo!と2ch>です、そういう土壌です）おっしゃる通りかもしれません。この点については反省しなければいけないのかもしれません。以前にも書きましたが、「私的」なものでは無くなっていますし、あり方は考えなければいけなかったとも思います。確かに登録者だけに書込みを制限することも出来まししたが、途中から設定をかえるのもフェアではないと思っただけです。しかし、そういった土壌があることもご指摘のように事実だと思います。大変参考になるご意見をありがとうございました。最後になりますが、ファンの皆さんの熱い思いは山瀬選手に伝わっていると私は思っています。

  2005.01.13

• フットボール

  今日は終日外出。東名高速道路をひた走りました。富士山が綺麗でした。さて、山瀬選手の件で皆さんの書込みが増えて来ました。色々なことを書いては見たものの、サポーターの皆さんにとっては核心についてなんら言及しないわけですから、納得いくものにはならないと思います。しかし、私は、私が話せる範囲のことを丁寧に説明できればと思っています。全てを話せたら楽なことも沢山ありますが、全てを話すのであれば、山瀬選手、クラブであると思います。しかし、現段階ではその域に達していないと思っています。最後に掲示板で吉澤康一さんが書込みをされています。私と立場が異なるとはいえ、彼が言っていることは的を得ています。そしてこれまた掲示板に書込みがありましたが、こういった一連のことを含めて、「フットボール」だと私も思います。

  2005.01.12

• 大久保選手

  いやー深夜にも関わらず、大久保選手のゴールには感動しましたね。なかなか、純粋に一ファンとして試合を見ることが少なくなっているので、久々に楽しかったです。なかなか、日本人選手は闘志が前面に出ないタイプの選手が多く、外国人から見るとその辺が日本人戦ｓ乳は物足りないと言われていました。そういう意味で大久保選手にも是非がんばって欲しいと思います。明日はトライアウトです。

  2005.01.10

• 資料として買いました

  昨日、休暇を終えて東京に戻りました。世の中的にはこの時期は結構ゆっくりめの休暇なのでしょうが、私の場合は毎年何らかの事態が起きて、家族には申し訳ないのですが、毎年世話しないものとなっています。まぁ、これも職業柄仕方が無いといえます。以前に勤務していたイベント会社でも天皇杯に携わっていたので、元旦までは仕事でした。その習慣からか、どうも年末年始は精神的にゆっくり出来ないですね。さて、今日、会社で「資料としてこの本を買って欲しい」という要望がありました。ぱらぱらとめくって見たらびっくり！！各国のリーグの情報が満載で、簡単なレギュレーション間で書かれている２冊の本を紹介します。「全世界サッカー完全読本　世界１１４カ国のフットボール事情をナビゲート」　著者/訳者名 ： Ｋｏｌｙ　Ｆｏｏｔｂａｌｌ　Ｐｒｏｄｕｃｔｉｏｎ／編 　出版社名 ： 東邦出版 (ISBN：4-8094-0410-2) 　発行年月 ： 2004年11月 　サイズ ： ２２１Ｐ　２１ｃｍ 　価格 ： 1,365円（税込） 「欧州クラブサッカー解体新書１９９５～２００５」という本でした。　著者/訳者名 ： Ｋｏｌｙ　Ｆｏｏｔｂａｌｌ　Ｐｒｏｄｕｃｔｉｏｎ／編 　出版社名 ： 東邦出版 (ISBN：4-8094-0418-8) 　発行年月 ： 2005年01月 　サイズ ： １８９Ｐ　２１ｃｍ 　価格 ： 1,365円（税込） 別に出版社の回し者ではありません。

  2005.01.07

• 可能な範囲でお答えします（３）

  続きです。■ほらさん >高額な選手に限ってかもですが。年俸やリーグによって％は異なります。>さて、移籍する際の別契約はないんですか？例えばどのような契約ですか？マネージメント契約をする選手もいますが、全てではありません。なぜならＪクラブに所属する選手の場合は、クラブが仕切っていますから。■寄生獣さん >すまん、ちょっと言い過ぎた。よく考えると発言してるのは山瀬だな。>しかし、はやく事実を明らかにしてくれ！　REDSの来期のチーム作りの>ために1日も早い決着が必要だ。　どんなに正当な主張をしていても、感情的な発言や口語暢の書込みを読むのは結構つらいものです。書かれた相手が口を閉ざしてします可能性もあります。でもその点に気づいていただいたことに感謝します。■代理人ってさん >まぁ結局はその移籍金からお金貰ってるわけだから前回の日記に書いた内容を読んでください。それでもそう感じるのであれば仕方ありませんが。■がっさん 私には思い描いたシナリオなんてありません。しかし、時間がたてばたつほどルールに決断を迫られてしますのです。これは私が好んだり、描いたことではありません。■さっぴょん。さん うそうさんへ 決めるのは選手本人です。相談に乗ったり、求められれば意見もします。そういう仕事です。それを、「吹き込む」とか「誘導する」と捕らえられるのは残念です。■アラベスクさん ＪＫさんへ>代理人の仕事に、本人の移籍希望を諫めるってのはないんでしょうか？　>本人が移籍したがってるのを「今、移籍するのは君にとって得策ではないよ」と>翻意させる。前回の日記にも書きましたが、こういうことは毎年必ずあります。クラブと揃って説得することだってありました。そして話し合いによって、選手が私の助言を受け入れてくれることもあるし、受け入れてくれないこともあります。> 松井だってフランス２部よりＪ１でしっかりした実績を積ませることが必要だったの> では？そういう考え方もありますよね。でも選手ではなく、所属クラブの意向だってあるのです。私だけの判断では書けないこともあるというのはまさにこういうことです。私は海外のクラブに移籍することを「海外だから」とか「国内だから」という風に区別はしていません。海外には海外にしかない魅力が、国内には国内にしかない魅力が、選手にはあるのです。以前の日記にも書きましたが、海外といっても行かないほうがいい場合だってありますし、断ることだってあるのです。> 憶測ですが、やはり移籍が成功すれば当然別に成功報酬というものがあるのでは？これも前回の日記に書きましたが、Ａクラブに所属している選手をＡクラブの代理としてたクラブに移籍させる場合はクラブから手数料を頂くことがあります。例えばＪクラブでプレーするブラジル人選手を海外のクラブに移籍させる（戻す）場合にはこういう事例があると聞いています。■浦和サポの山瀬ファンさん >本当に山瀬選手がそんな事を言ったのだとしたら、サポーターの気持ちは>何一つ伝わっていなかったのかとこちらこそ「孤独感」を感じてしまいます。山瀬選手に限定したことではないという前提で読んでください。選手には日頃、クラブやファンの皆さん、そしてチームメイトに見せたくない、見せられない、見せるべきではない、苦悩や思い、事情は必ず存在します。だから相談できることも限られます。またスポーツアスリートは本当に孤独な部分を持っています。日々の苦しい練習や厳しい自己管理をクリアしていくためには仕方が無い部分だと考えます。それでもそれに立ち向かうのは明確な自己目標や、フィールドでの達成感、家族やファンの支えがあるからです。山瀬選手は「クラブにもファンにも何の不満も無い」と契約交渉の席上で発言しています。ですからファンの皆さんの思いが伝わっていないなんてことはありません。

  2004.12.31

• 可能な範囲でお答えします

  やはり、浦和のファンの方は凄いですね。本当にチームともに歩いていることを感じました。ただ、皆さんの発言のベースが様々なことも事実です。色々な誤解もあれば、事実をもって意見される方もいらっしゃいます。ひどい誤解や誤ったルールの解釈で書かれている方もいらっしゃいます。また、残念ですが、脅迫まがいの書き込みもあります。すべての誤解を解くことは難しいかもしれませんし、毎日、このペースで色々書かれてはとてもじゃないけど追いつかないのですが、今日は途中までですが書き込みいただいた内容について可能な範囲で答えたいと思っています。まず、はじめに申し上げたいのは、国際サッカー連盟が代理人制度を設けているということです。そして、日本サッカー協会の公認を受け、資格を取って活動しています。日本には13名、その他に弁護士、選手の親族も代理人をすることが認められています。●ほらさんの書込み（2件）> ただ、エージェント様の「仕事」は> 将来有望な選手にコンタクトを取り、> 移籍の際にそのフィーをいただくことで> 生業とされているのでは？> 私自身、マスコミを信用しているとは言い難いですが、> 今回、田中達也、山瀬と有望な選手の話が> どんどんリークしてくるのは> やはり　代理人＞あなた　が> 動いていることに他ならないわけで、> あまり奇麗ごとだけを書かれていると、> かえってこのページの信用が落ちますね(December 28, 2004 10:33)> 要はさ、、> 選手が動かないと、お金にならないんだよね？-----確かに代理人の仕事＝移籍と捕らえている方は多いですね。そういう同業の方もいらっしゃいます。選手は短い競技人生の中で目標を持っています。日本代表やワールドカップ出場、年俸の額、海外でのプレーなどなどです。その選手自身の目標を成しえるために、クラブとの話し合い＝契約交渉があります。契約交渉の場はシーズンの総括やクラブの評価を腹を割って話し合う場です。そして、契約が更新されていきます。しかし、時にはそれが移籍という方向に進むこともあります。ただし、選手の意思である場合もあれば、クラブの要望である場合もあるのです。ですから、私は移籍させることを生業とはしていません。そして私の場合はこれまですべて選手から年俸に応じてお金を頂いています。ちなみに私は山瀬選手の件についてこれまで一度もマスコミの方から取材をされたこともなければ、何一つコメントもしていません。田中選手についても本人へ取材した新聞社1社の記者から契約の目的を確認をされただけです。それでもあれだけの記事が書けるところがスポーツ新聞の凄いところでもあります。さらに付け加えれば、綺麗ごとを言っているつもりもありません。●とうぜんさんの書込み > 当然、代理人は契約している選手の事を最優先に考え、> その選手が所属しているクラブのことなんかは、考えないわけでしょ。> ボクはチームのサポーターであって選手のサポーターじゃないから、> どうしても「代理人」が契約している選手の為にその所属クラブを> かきまわすのは気に入らない。> その選手もそういう流れで、所属クラブのサポーターから、信頼を失い、> 結局居づらくなる・・・。> どうなんでしょう？(December 28, 2004 10:38)「クラブのことを考えない」ということはありません。しかし、「クラブのことだけを考えていない」のも事実です。なぜなら、私は選手に雇用されているからです。そして、当たり前ですが、選手も永久にクラブに雇用されるわけではありません。例えば、選手は「常にレギュラーで出場機会を得たい」と思っています。しかし、クラブは「常にレギュラークラスの選手を16人～18人は持っていたい」と考えています。これは立場が異なるので当然の相違です。この相違を埋めるとまでは言いませんが、歩み寄って何らかの答えを導き出していく、これが契約交渉の場です。確かに移籍の話が出れば、「クラブをかきまわしている」と捕らえられるのは残念ですが、そういう見方があることも否定できません。ただ、この選手とクラブ、それぞれの思惑を完全に一致することは難しいですね。●あかぼうさんの書込み> 記事も見たけどどこに「根本的な間違い」が> あるのか教えて欲しい。> 代理人はパイプがなければ務まらないだろうし、> 海外が目標なのが選手本人なのはいうまでもないこと。マスコミをあげつらう必要も感じないんだけど。(December 28, 2004 19:17)--------説明不足だったらすいません。要は根本的な代理人のイメージを最初から当てはめて記事を書いていると感じたので、こういう表現をしました。別に、「マスコミをあげつらう」（難しい言葉ですね）、そういうつもりはありません。●コーイチさんの書込み > しょうがないあまりに哀れな君たちに僕が解説してあげよう。> 田邊氏の思惑は次のようにあるように思われる。> まずこの時期にあえて移籍志願をマスコミにリークする。> そして一月末までに交渉がまとまらない方向に持っていく。> 山瀬側は妥協する気がないから結局はデキレース。> そしてそのままレッズの拘束が切れる二月になったら> 影であらかじめ交渉していたチームと契約する。> そうすれば移籍チームは移籍金かからなくてウマー（・∀・）> 代理人は移籍チームから移籍金の報酬以上の成功報酬もらえてウマー（・∀・）> これで一挙両得、双方納得ｗ。で、泣きを見るのは・・・> ちなみに早い時期に移籍のうわさを流したのはあえて長時間揉めているように> みせて真の企みを覆い隠すため。> 過去にも同じような被害をこうむったチームがあったねｗ> 僕の興味は影のチームがどこなのかだけどね。(December 28, 2004 19:57)-----一つだけ大きな間違いあがるので訂正しておきますが、2月になっても、3月になっても国内移籍であれば移籍金は発生します。詳しくはFreepage Listにある、選手移籍規定をご覧ください。なお、前述しましたが、クラブの代理人の場合は、クラブから移籍金を頂きますが、選手の代理人の場合は選手から頂きます。両方から報酬を得ることは「双方代理」といってルール違反です。ちなみに私は、山瀬選手と契約＝選手の代理人をさせて頂いています。●小僧さんの書込み > 代理人の給料はどこから出てるんでしょうか？> 選手の年俸の何％とか移籍を成立させた場合の契約金の何％とかじゃないんですか？> つまりいい選手と契約して高い契約金が発生するような移籍をさせれば代理人が得る> 報酬も大きくなるんですよね？そういう仕事をしている人があまりキレイ事ばかり並> べてもかえって疑われるだけだと思いますよ。(December 28, 2004 20:17)------これまで書いたものに加えて書きますと、私は年俸（Ｊリーグは契約金はありません）の％で選手からお金を頂いています。もちろん契約は任意です。ですから当然、代理人無し移籍が成立する場合もあります。ですから、高い年俸の選手と契約すれば、会社の手数料も高くなります。逆に、年俸が下がれば手数料も下がります。これは代理人に限らず、旅行代理店でも、広告代理店でも、売り上げに応じた手数料を取る業態に共通していると思いますし、そういう仕事が悪いとは思いません。●コワイ・・・コワイさん > これも田邊さんですよね> http://www.verdy.co.jp/verdyinfo/020204.html > 山瀬も、同じやり方でマリノスへってシナリオ出来てるってか？！> デキレースの臭いがプンプンする> (December 28, 2004 20:24)------確かに中澤選手も私の契約選手の一人です。このホームページは当時のヴェルディの社長である坂田さんが書かれたものですが、横浜にも別の言い分があったわけですし、私にもありました。当時、Ｊリーグから私も含めて全ての関係者が話を聞かれました。ですからこれだけを取り上げるのはどうかと思います。あくまでヴェルディの憶測ですし、この後、一部内容についてヴェルディが私に謝罪をしたり、訂正をしたことも事実としてありました。確かに元所属クラブは選手が移籍すれば面白くないでしょう。ファンの気持ちも十分に理解しています。ただ、金銭の発生する（いわゆる満額）移籍で選手が加入すれば、多かれ少なかれ、この種の揉め事は生まれてしまうと思います。表に出る、出ないという違いはありますが。

  2004.12.29

• 田中達也選手

  新聞と言うのは恐ろしいですね。これまでも何度か感じたことがありますが、今回の田中達也選手の記事は根本的に大きな間違い、正確には「誤解を招くような間違った表現」があります。> 田辺氏は「将来的に海外に行くために契約を結んだ。目標は０６年夏。> 移籍先の国などは今後話し合いを進めながら決めていく。来季はまず、> 成長するための課題を考えて、取り組む」と話した。確かに田中達也選手は「将来海外に行きたいという目標」を持っており、その目標を達成するために、色々な人と相談をして、第三者を通じ私に連絡がありました。そして何ヶ月かの歳月を費やし、何度もお会いして契約をさせていただくことになりました。私が申し上げたいのは、私が田中選手を海外に行かせたいわけではなく、「田中選手自身が海外に行きたい」と思っていることです。それをサポートすることが私たちの仕事なのです。しかし前述の新聞の表現は、「エージェントは言葉巧みに選手に歩み寄り、海外移籍をちらつかせて契約させる」といったイメージを抱かせるものです。来年から世界クラブ選手権が正式に、定期的に開催されていくとになります。今年のチャンピオンシップで浦和サポーターのスタンドには「Go To ASIA」幕が掲げられていました。浦和をはじめ、磐田、横浜といったチームが今後、世界という明確な目標を持って、アジアチャンピオンズリーグに望むはずです。そして、近い将来、Ｊクラブが欧州へ遠征し、欧州のクラブと頻繁に試合をすることも当たり前になる日が来ると思います。そしてその対戦の中から、海外クラブの目に止まる選手も出てくるとことでしょう。だからこそ、Ｊクラブは「ソフト面」でも「ハード面」でも世界を基準にものごとを進め、造ってていくべきだと思います。

  2004.12.27

• 質問にお答えします。

  またまた、２日間もあいています。すいません。書くことはあるんですけど、眠くて、なかなか書くところまでいけません。お約束を果たそうと思います。以前、ケニチさんから書き込みがあったのは・・・・。--------------------------------------------------------------------> 欧州中堅国リーグへの移籍は？ 　ケニチさん > 始めまして。こんにちは。ケニチと申します。サッカー・エージェントの>人と話ができるとは、とても貴重な体験だと感じております。> 実は、疑問に思っていることがあります。それは、なぜ欧州の中堅国のク>ラブチームへの移籍が盛んに行われないか、という点です。> 例えば、ウクライナなどです。今シーズンは、ディナモ・キエフの他にも>シャフタールがCLに出場しました。欧州3大リーグと呼ばれるところで控え>に甘んじるよ>りも、このようなチームでCLに出場した方が、ファンとして>は楽しいです。> 後、トルコです。CLの予備選がありますが、トルコのチームは毎年のよう>に、CLに出場>しています。もちろん、環境は日本とは全く異なり、選手は>順応するのに大変だとは思いますが。> 結論として、CLに出場できる可能性のある中堅国のリーグにもっと日本人>が移籍して欲しいです。やはり、生活環境が違いすぎるから、無理なのでし>ょうか？> 最後までお読み頂いてありがとうございます。 (2004/12/14　11:07 PM) --------------------------------------------------------------------すべてのことを書くと、とても長くなるので概略だけ書きますね。まず、海外移籍にどういった目標や目的を持つかということが大切だと思います。その目標や目的、またはその目標達成のために必要な要素が欧州中堅クラブにあるのであれば、中堅国への移籍は何も問題はありません。事実、ウクライナのトップクラブは、チェルシーのアブラモビッチ同様、オイルマネーによる潤沢な資金を持っていることで、ここ数年補強にお金をかけています。トルコでは韓国のイ・ウリョンという選手がプレーしており、ＣＬでもベスト16程度の力を持ったクラブがあります。これらの国々に加え、ベルギーやチェコなどもそうですが、ＣＬへの出場権があるクラブを狙うことは良いことだと思いますし、実際にその種の作業をしたこと、そして、身分照会を受けたこともあります。問題は移籍金です。日本のクラブはたとえ、契約の残存期間が1ヶ月でも、1年でも同じだけの移籍金を請求します。これは日本国内のルールをベースに考えるからです。しかし欧州のクラブにしてみれば、契約残存期間が1年で、移籍金（正しくは違約金）が1.2億。ならば、残存期間が1ヶ月で1千万となる、もしくは１ヶ月待って、移籍金（違約金）無しで獲得するというのが当然なのです。少しはなしが反れましたが、こんな風に思っています。

  2004.12.22

• 正直、運転が好きです。

  忙しさにかまけて、日記を２日もあけてしまった。昨日１２月１７日は朝から鹿島へ。昼食はクラブハウス近くのレストランで毎度毎度のカレードリア。１３時から契約交渉に臨む。大きな問題なく終了。終了後、中田浩二に教えてもらったルートで、さいたま新都心へ向けて出発。葛西までは順調だったのですが、そこから大渋滞。結局３時間近くかかった。（ぐったり）夕食は石焼チャーハン。打合せ終了２１時３０分。首都高速を使って２３時帰宅。娘との約束だった英語の勉強を見る約束を破る。本日の走行距離、２４５キロ。------------------------------------------------------今日１８日は朝１０時から磐田で契約交渉のため、朝７時に家を出発。快晴で富士山がすごくきれい。沼津側から見ると雪に覆われた面積が少なく、東京側から見ると面積が多い。当たり前だがなんか不思議。ちなみに登山したことはありませんが、私は富士山がとても大好きです。見ていると、力が与えられるような気がするので。契約交渉終了後、大久保の練習場へ伺って、山本監督とお話。１２時３０分出発。心配していた都内の渋滞も少なく、１５時４０分頃、お台場に到着。１６時からお台場のスカパースタジオで「チャンピオンズリーグオフ企画」である、グループリーグ総集編の収録を行った。ゲストは、セルジオさん、遠藤さん、高木さん、後藤さん。収録終了２０時３０分。それから横浜で打合せがあり、先ほど帰宅。本日の走行距離５２８キロ。

  2004.12.18

• 大阪と名古屋

  大阪に来ています。来シーズンに向けて少しですが選手が増え、稲本の契約交渉以来、大阪に来ました。契約していない選手からの相談もこの時期は多く、さすがに契約選手と同じサービスは提供できませんが、そういった選手とお茶をしたり、夜はＪクラブ関係者と会食をしたりしました。以前のメールにも書きましたが、最近外国人の件でいろいろ動きが出てきており、改めてこの時期に物事が集中する難しさを痛感しています。しかしながら、弱音を吐いていても仕方ないのでがんばっていきたいと思います。今週はドイツ戦もありますが、Ｊリーグ選手協会が主催するトライアウトが柏で行われます。どれくらいの人数の選手が参加するかは不明ですが例年１００人近い選手が参加していますし、Ｊクラブの関係者も一同に介しますので、立場的には非常に興味深い場となっています。参加選手をポジションを考慮してチーム分けし、数十分ずつのゲーム形式で行われますが、非常に短い時間であることから、ポジションや組み合わせによっては、全く自己をアピールする機会が与えられない場合もあります。新聞でも報道されましたが、横浜マリノスの河合選手は一昨年のトライアウト出場選手です。ボランチでプレーし、１プレーでしたが良いサイドチェンジをしたことを覚えています。これから名古屋に移動です。

  2004.12.15

• 本当に嬉しい＆トヨタカップ

  25年？の歴史に幕を閉じたトヨタカップが終わった。私をサッカービジネスの世界に迎え入れてくれた最初の国際大会であり、運営という立場から、常に「世界」というものを感じ、影響を受けた大会だった。この大会なくして、今の自分は無かったと思う。日本サッカー界にとっても大きな影響を与えたことは言うまでもない。唯一日本で見ることの出来る「世界の真剣勝負」だった。そして、この大会の定着によって、いつしか、観光旅行を兼ねた欧州クラブの親善試合からは客足が遠のき、「本物」だけが愛されるようになった。また、ワールドカップ招致では、この大会の運営実績を前面に出しての招致活動だったし、日本サッカー協会がＦＩＦＡやＵＥＦＡといった各国大陸連盟との関係を築くきっかけになった大会でもある。これだけ長い間、一つの企業が支えてきたイベントを私は知らない。トヨタ自動車という会社の偉大さに感謝をしなければならないと思う。そして来年からトヨタカップは世界クラブ選手権へと変わる。この次、日本のサッカー界にはどんな影響を与えてくれるだろうか？------------------------------------------------------------------------------中澤佑二が「昨年の屈辱を晴らして」（？）、見事、Ｊリーグ年間最優秀選手賞を獲得した。本人も嬉しいが、正直、私もメチャメチャ嬉しい。そして色々非難されたが、ヴェルディからの移籍が正しかったことを自身自身で証明してくれたことを心から感謝したい。次の目標はもちろん、ワールドカップ出場だ。（よね？）本当におめでとう。横浜マリノスの関係者はもちろんだけど、ヴェルディの関係者にも心から感謝しなければならない。「あの時があって今がある」、それを忘れないでいて欲しいと思う。

  2004.12.13

• １２月１１日と１２日

  【１２月１１日】外国人選手の件で、昨晩は4時頃就寝。このため起床は10時でした。久しぶりに妻と近所で昼食。午後から埼玉へ出発です。キックオフ3時間前に到着しましたが、スタジアム周辺は真っ赤でした。正直、数年前に行ったチャンピオンズリーグ決勝の光景を思い出しました。試合の解説は専門家に任せますが、横浜は第１戦と全く同じことをやり、浦和は交代選手を使いながら、チャレンジをしましたが、セットプレーでの得点のみで、最後まで横浜のＤＦを崩すことが出来なかったという印象です。ＰＫの前、今度は岡田監督が笑っているのを見て（テレビでも写ったようですが）またまた驚いてしまいました。深夜、同僚からすぽるとに出演していた岡田監督のコメントがメールで届いた。「第２ステージの浦和戦（第９節／０－０で引分）でパワープレーに行かなかった。試合の後半終盤に、ふと、チャンピオンシップが頭によぎった。ナビスコで負けていたので、埼玉で２連敗するとチャンピオンシップに影響してしまうと思った。結局は私が臆病なだけなんだけど・・・。だから（その試合は）引分で終わらせたかった。それが今日の結果にどのように影響したかはわからないけど・・・。」「鹿島戦（第１１節）に負けた時点で完全にチャンピオンシップの準備に切り替えました。そして、１ヶ月間準備して、試合前からは何も言わなかった。」１ヶ月前からＰＫも練習していたらしい。岡田監督は「たぬき」だ。------------------------------------------------------------------------------【１２月１２日】外国人関連で昨夜も明け方まで作業。１０時に起床し、１１時３０分に出発。入替え戦のある柏へ。突然の申し出に快く答えていただいた、宮本さん、種蔵さんありがとう。大野敏隆、がんばりました。積極的なフロントチェックで１点目を演出し、２点目は諦めずにヘディング競り合って、アシスト！。感激しました。試合後、即効で横浜国際へ移動。キックオフ１５分遅れでした。今日はここまでまた明日。

  2004.12.12

• チャンピオンのメンタリティ

  今日のチャンピオンシップを見て、浦和が２ndステージ優勝を決めた１３節名古屋戦、そしてナビスコカップ、ＦＣ東京との決勝戦を思い出した。メンバー的には明らかに横浜不利。久保、アン、ユ、遠藤を欠いている。対する浦和は出場停止のネネを欠くもベストメンバー。硬い、明らかに硬い。そして、徹底的に攻撃の要であるエメルソン、田中、長谷部、そして左のサントスが抑えられると、もうどうにも出来なくなってしまう。焦りばかりが先行し、前半だけで３枚のイエローカードをもらう。言い換えれば、まさに横浜のゲームプランどおりの試合運びだった。とくに前半無得点だったのは横浜の勝利すら予感させた。この違いは何だろう？話は初めに戻る。ここ一番に弱い、いや、ここ一番の経験がない。ハーフタイム、ロッカーに引き上げる横浜の面々の表情は実に明るかった。笑みがこぼれている選手もいた。対する浦和の面々は皆うつむき気味だった。チャンピオンチームのメンタリティ。第１戦は横浜のゲームだった。

  2004.12.05

• オフシーズンの楽しみ方

  さーて、11月29日です。数日オフを取っているクラブが多いので、今日辺り、次年度の契約提示を受けている選手が多いかと思います。いよいよ１２月を迎えるからか、今日一日はいろいろなクラブ、選手などから電話がたくさんありました。「戦力外になった」「契約に踏み切れない」「ＦＷ探している」「○○選手って代理人いますか？」「○○リーグに○○選手に関する情報ありますか？」「○○監督の契約っていつまで？」などなどなど・・・・・・・。加入、退団など、移籍のすべては「ところてん方式」が原則です。誰かが移籍するから誰かを獲得するわけで、フロントはシーズンを通して、各選手を見極めているわけです。また、監督が決まったかどうかも大切なポイントです。ある程度監督の望む補強をしなければならない一方、外国人監督の場合は監督が外国人選手を連れてくる可能性が高いといえます。日本人監督でも好みのエージェントがいる場合もありますので、いずれにしろ、監督が決まらないと外国人選手も決まらないというパターンが多くあります。その結果、フロントが考えていた日本人選手はバックアップとなり、外国人選手の決定を待って動かざるを得ません。時間がかかれば、日本人候補選手は他クラブへ取られてしまう可能性も出てきます。ですから、フロントはある程度、「フロントの考え＝チームのビジョン」に沿って補強を行っていく必要があるのです。このように、移籍においては、タイミングと巡り合わせは非常に重要なファクターであり、これにかかわる「情報収集」がタイミングと巡り会わせを引き寄せるかどうかを左右すると考えます。自らがサポートされるクラブを分析してはいかがかと思います。課題が見えれば自ずと補強ポイントが見えてくるものです。では、そこにどの選手を迎え入れるのか？外国人選手か・・・。オフシーズンの楽しみ方としてお試しあれ。

  2004.11.29

• 入替え戦とチャンピオンシップ

  いやー、セレッソ大阪がんばりました。一時は入替え戦出場が決定的ではないか？という勝点差だったのですが、最後にひっくり返しましたね。もともと、セレッソの攻撃陣は豊富なタレントを抱えています。大久保、森島、西沢、徳重、佐藤、久藤、古橋・・・・。ところがＤＦが安定しない。おそらく、リーグ最多の失点ではないかと思うぐらいです。そして、外国人選手と監督も安定（継続）しない。特にここ数年間の状況はちょっとひどい状況だったと思います。シーズン中盤に強化部長が変わり、監督も交代して立直しをはかりましたが、何とか間に合ったというのが正直なところだと思います。いずれにしろ、大久保が抜けたことを考えると、しっかりした補強なくしては、また来年も同じことを繰り返してしまうような予感がします。柏レイソルは、まさか、まさかの入替え戦出場となってしまいました。とにかく「点が取れない」ことが目立ちます。外国人選手の離脱もあるのですが、個人的にはサイド攻撃が少ないことが気になります。相手はＪ２、３位とはいえ決して侮れません。実力は絶対的に柏が上ですが、試合はホームアンドウェー。勝負は福岡のゲームプラン次第だといえそうです。今日は、味スタでした。マリノスの戦いぶりはチャンピオンシップを睨んでいるかなー、と感じました。さぁ、今年のＪリーグを締めくくるのは、入替え戦とチャンピオンシップ。最後まで目が離せませんね。

  2004.11.28

• 松井＆トルシエ

  昨日のアウェー　ギャンガン戦で松井がフランス移籍後初ゴールを上げた。残念ながらチームは逆転負けとなったが・・・・。前節、怪我もあって途中出場だっただけに、試合前の電話で「今日はやりますよー」と言っていたので、多少期待はしていたが、このゴールがきっかけになって、より高いレベルで安定したプレーをしていって欲しい。残された時間は本当に少ない。トルシエのマルセイユ監督就任が決定したようだ。フェニックスナオさんのコメントにもあったが、選手も監督もお金では動かないということだ。あくまでマスコミ報道のレベルだが、現磐田の山本監督も同じようだったと記憶している。また、シーズン早々、お金で動いても上手くいかなかった事例も起きている。三木谷社長がビジネスマンとして、超一流であることは間違いない。自ら起業しトップに上り詰めることは並大抵のことではない。だからこそ、そのセンスを新しい風をサッカー界や野球界に注入して欲しいと思う。皆が驚くような改革や結果を残して欲しいと思う。

  2004.11.26

• 鹿島-宝くじ-練習場-渋滞-トルシエ-松井

  今日は朝から鹿島でした。都内から自家用車で２時間弱で到着。約束より少し早く着いたので、マックでコーヒー飲みながらメールチェック。神戸トルシエに関する話題でいろいろなところからメールが来ている。代表監督時代にも契約内容にはハードルが高かったと聞いているのでサインするまで何が起きるかわからないと思う。それが契約社会の恐ろしさだったりするから。駐車場脇にある宝くじ売り場に「本日 大安吉日」の文字を発見。年末ジャンボ宝くじを購入。午前中からお昼にかけて、契約選手と食事＆雑談。来シーズンに向けての方向性などについて話し合う。いったん別れ、練習場に向かう。１４時３０分から練習。前日オフだっただめ、今日はフィジカル中心らしい。クラブの練習場に来るたびに妙な開放感に包まれる。スタジアムも良いですけど、練習場の雰囲気のほうが好きかも。それにしても平日の午後だというのに、妙に着飾っている女性が多いのが不思議。帰路、帰宅ラッシュと重なって、レインボーブリッジは大渋滞。３時間かかる。１９時から都内でリーグ関係者と会食。２２時３０分帰宅。部屋に直行してメールチェック。またまたトルシエに関するメールがフランスから届いている。２３時　松井より電話。足の怪我も回復し順調とのこと。明日の試合はギャンガンのアウェー。アウェーでは守備的に戦うスタイルをとっているルマンだが、今回はどういう戦い方をするか注目したいところだ。何本か電話をしているうちに１２時を過ぎた。風呂は入って寝よう。

  2004.11.25

• ビジョン

  三木谷社長率いるヴィッセル神戸の監督にフィリップ・トルシエ氏が就任するとの噂。この時期、どのクラブも来シーズンの監督をどうするのかと議論していることだろう。基本的に11月下旬にもなれば、現行監督の去就は決まっているはずだ。というか、決まっていないと、もう手遅れだとすら思う。私は、監督が日本人でも、欧州系でも南米系でも良いと思っている。それぞれにサッカーのスタイルや歴史、伝統があるように、監督にもいろいろなタイプがいるからだ。だから、例えば今年はブラジル人監督だったけど、来年はフランス人監督でも構わないと思っている。大切なことは、《チームのビジョン》である。例えば１０年後にどのようなクラブを目指しているのか？ということが明らかになっていることだ。「○○年までには日本代表選手を輩出する」「○○年までには各世代にそれぞれ代表選手を輩出する」「○○年までには海外でプレーする選手を輩出する」「○○年までにはユースからの昇格選手でトップチームの６０％を構成する」「○○年までにはユースからの昇格選手を売って、選手の移籍で安定的な収入をあげる」「○○年に優勝するクラブを目指す」「○○年にはアジアクラブチャンピオンになって世界クラブ選手権に出場する」そして、その過程において、どのタイミングでどういうタイプの監督が必要かということを考えることこそが大切だと思う。何年か前にＦＣ東京が江東区のホテルでチームの将来的なビジョンを掲げる記者会見を開催したことを思い出した。そのときのプランどおりに進んでいるかはわからない。その時は絵に描いた餅だったかもしれない。しかし、ＦＣ東京は確実に力をつけている。確実に階段を上っている。決して大金を叩いて大型補強を繰り返したわけではない。あなたのサポートするクラブのホームページを見てみてください。理念とかビジョンとか必ず掲げているはずです。

  2004.11.24

• 勝利を祈る

  ちょっと前の発売ではあるらしいが、講談社が発売する「FOOTBALL NIPPON」の秋号を出版社の方から頂いた。この雑誌は季刊であるものの、2002年ワールドカップ公式ガイドブックの編集長を務め、「山本昌邦備忘録」を出版した、講談社の風雲児　戸塚隆氏が編集人を務める雑誌だ。個人的には増島みどりさんが、定期的にジーコをインタビューしているのでこれが最大の楽しみだ。秋号はアジアカップの特集号なのだが、33ページに、ビブスを着てベンチで手を合わせ祈る三浦淳宏選手の写真が掲載されていた。写真のキャプションには「試合前、日本の勝利を祈る三浦淳宏」とある。12月１日から所属クラブとの契約交渉が始まる。そんな関係で１０月、１１月は新しい選手からのコンタクトも多い。「試合に出られない」という理由での移籍希望が多いが、彼らには必ずこう尋ねることにしている。「日々をベンチやスタンドでどのような気持ちで毎試合を見ているの？」と。当社の所属選手でも同じようなことがあった。試合中に時折写るベンチでの姿、表情は完全に「お客さん」だった。アジアカップでも、リーグ戦でも選手にとっては同じ試合。プロフェッショナルの誇りと意地をかけた同じ試合であるはずだ。三浦淳宏選手は心から勝利を祈っていたし、信じていたと思う。きっと自然に出た行動だったと思う。シンガポール戦のメンバーが話題になった時、ある代表選手はアジアカップや予選を通じての控え選手の功績を称え、控え選手で戦うことを要望した。彼がそう言った意味がこの写真には十分に現れているような気がした。もちろん、このことを一番良くわかっているのはジーコだったということも付け加えたい。

  2004.11.22

• 攻撃の美学

  浦和レッズが優勝した。特別ファンなわけではないが、とても嬉しく思う。なぜなら、得点を取るスポーツであるサッカーで、攻撃的な戦術で優勝したことにこそ、浦和レッズステージ優勝の意味があると思うからだ。犬養社長の斬新な改革も多々あったと聞かされている。例えば、チームサプライヤーの変更（プーマ→ナイキ）などがその際たる例。エージェント的な視点で見ても、選手獲得については、トゥーリオ、アレックス、アルパイ、酒井、また業界が騒然となった（らしい）ネネの獲得などなど積極的に行った結果だと思う。そして、攻撃サッカーが浦和レッズの美学であり続けてほしいと思う。今日は、東京スタジアムで東京ＶとＣ大阪を観戦。大久保のプレー、特にグラウンドでの闘争心がいい形で出ていた。スペインでの活躍に期待大。帰りの車の中で大宮の勝利を知る。大宮のＪ昇格は三浦監督のマネージメント力に尽きる。金銭的な制限のある中での地味ながら効果的な補強が昇格への原動力になったことは明らかだと思う。監督が目指すサッカー　　　　↓現有戦力の分析　　　　↓補強選手の分析とリストアップ　　　　↓予算との調整　　　　↓　　　獲　得三浦俊也監督は、ただものでは無いと思う。夜、三浦監督にお祝いの電話。エージェントとしては、三浦監督がＪ１を戦い抜くために今度はどのような補強をするのか、その選択に興味津々です。ポルトガルに仕事で行っている北澤にも電話。修徳高校が選手権決勝で劇的な勝利を収めたことを報告。すごく喜んでいたので電話してよかったと思う。夜、録画していた、めちゃいけとエンタの神様を鑑賞。アンガールズがお気に入りです。念のため、スポーツ番組をハシゴ。今日はここまで。

  2004.11.20

• ホン・ミョンボ

  昨日の日記の続きを書かなきゃいけないんだけど、ホン・ミョンボさんのことがあったので彼について書きたいと思う。初めてお話したのは、2000年レバノンでのアジアカップの時、２度目にお会いしたのはnakata.net TVのゲストに来ていただいたときだった。事件はnakata.net TVの収録直前に起こった。番組収録前にゲストを含めて打ち合わせを行い、実際に席についてのカメラテスト、いよいよ収録！という時だった。ミュンボさんの通訳の方が「この現場には緊張感が足りない。これから本番だというのにだれている感じがする」というようなことを言われたのです。ミョンボさんの目は明らかに怒っているようでした。番組スタッフの名誉のために言っておきますが、その日の現場が別にダレていたということは全くありません。強いて言えば、撮影に時間的な制約があったことからいつに無くバタついていました。そのバタついた感じがなんともいえない「違和感」としてミョンボさんには感じられたのだと思います。そして通訳の方はこう続けました。「皆さんで良いものを作りましょう。皆さんの協力があってこそ良いものが出来るのですから。」現場はピリッとしました。そして素晴らしいトークを収録することが出来ました。nakata.net TVの収録を約３年やっていて、後にも先にも出演者が怒ったことはありませんでした。しかし、韓国の多くの選手から尊敬される理由が少しわかったような気がしました。ミョンボさんが日本でプレーしたことは、その後、多くの韓国人選手が当たり前にプレーできる環境を作っただけでなく、日韓関係の改善にサッカーを通じてきっかけを作ったのではにかと思います。お疲れ様でした。

  2004.11.16

• カップ戦の醍醐味

  あれ？　あっれ？　あーれ　あれあれ？　あれーーーーー！適切な感嘆詞が見つからないくらい、Ｊ１のクラブが負けてしまいました。Ｊ１　：横浜、東京Ｖ、名古屋、鹿島、Ｇ大阪、磐田、浦和、ＦＣ東京、大分Ｊ２　：湘南、大宮、札幌、川崎、横浜ＦＣＪＦＬ：群馬ＦＣ、ザスパ草津神奈川県　４　東京都　２　埼玉県　２　群馬県　２　というのが上位４都道府県ですがやはり群馬ＪＦＬ勢の奮闘が目立ちます。Ｊ１チームの敗退はさておき、カップ戦の醍醐味というか、難しさというのは、世界共通のように思います。福岡に３－１で勝利した浦和のブッフバルト監督や札幌に敗退した市原のオシム監督も試合後の記者会見で、格下の相手と戦う難しさを語っている。しかしこれがカップ戦。まさに醍醐味。負けたサポーターの怒り（呆れ）も痛いほどわかるが、その戦いの中に、残りのリーグ戦やもしくは来シーズンにつながる何かがあったかを評価されたし。Ｊ１の登場が例年より早かった今年の天皇杯。この「早さ」が多くのＪ１クラブが敗戦した理由と無縁ではないはずだ。

  2004.11.14

• 新潟＆大久保

  ふー、やはりだんだん皆さんの掲示板や日記への書き込みに返事を書くことが難しくなってきました。すいません。しかし、最近、いろいろなクラブのサポーターの人が見に来てくれていることを嬉しく思います。ざっとで恐縮ですが、Ｊ１では鹿島、柏、名古屋、Ｊ２では京都、湘南の方々は少ないような気がします。どんどん自己主張をお願いしま－す。あるサポーターの方の書き込みの出だしは「うちのもんがお世話になっています」でした。（笑）こういう感じでお付き合いしていきたいと思います。　それと、チャリティマッチが決まったようですね。今日の協会の常務理事会で決まったということは、ずいぶん前から協会として構想があったということです。もちろん、そんなことは私は知らなかったのですが、私が思いつくくらいですから、協会の方々が考えていても当然といえば当然です。でも、本当に良かったですね。沢山の新潟の人に来場してもらいたいと思います。大久保選手の移籍が正式に発表されましたね 。本当に良かった。これからが勝負です。がんばって欲しいですね。せっかくの機会なのでここで代理人マメ知識を。セレッソ大阪の発表では移籍期間は「２００４年１２月１６日～２００５年６月３０日」までとなっています。これはおそらく、天皇杯５回戦終了後に移籍するということだと思います。ただ、スペインの特別なローカルルール（その国だけで定めた独自のルール）が無い限り、国際移籍の可能な期間（トランスファー・ウィンドウと呼んでいます）は年２回と定められており、大久保選手でいうと、一般的な欧州の標準設定期間である１月１日から１月３１日までのトランスファー・ウィンドウに移籍することになります。よって、どんなに早く渡西しても、試合に出場できるのは１月１日以降となるわけです。繰り返しますが、あくまでローカルルールが存在しないという前提です。今日はこのへんで。

  2004.11.08

• 大久保選手

  大久保選手の移籍が確定的といわれている。チームの会長が見に来るくらいだから、まず決定と言って間違いないと思う。五輪代表チームの中でもっとも欧州に近い選手は大久保選手だったと思う。極端なことを言えば、五輪前に移籍が決定していても良いくらいだと思っていた。しかし、彼の移籍は２００５年１月になった。移籍はタイミングが重要だ。そしてこのタイミングは必ずしも、選手自身の思うようにはならないことが多い。特に日本の場合はその傾向が強い。だから、大久保選手に日本人の代理人が付いていればもう少し早く海外移籍が実現していたのではないかと思う。しかし、だからといってこのタイミングでの移籍が悪いと言っているわけではない。現チームの状況を考えればこのタイミングだったかもしれない。ここ１年半くらいは、海外で仕事をしていて大久保選手のことを聞かれないことは無かったと言っても過言ではない。それだけ、評価され、期待されていくのだから、本当にがんばってほしい。スペインはこれまで２人の日本人ＦＷ選手がチャレンジしているが結果は出ていない。同じアジアの仲間としてチャレンジしている韓国のイ・チョンスも同様の状況だ。だからこれから先、スペインリーグを目指す日本人のためにも、アジアのためにも道を切り開いて行って欲しいと思う。最近少し性格的に丸くなったような印象を受ける。そこは少し元に戻してチャレンジするくらいで丁度良いと思う。これは冗談ではない。それと、昨日の日記で会社のホームページのアドレスを間違ってしまいました。（現在は既に修正済み。）失礼しました。

  2004.11.07

• シンガポール戦メンバー発表される

  シンガポール戦のメンバーが発表された。会見ではスタメンについても言及。「現段階では、土肥、加地、松田、宮本、三浦、遠藤、中田浩、藤田、小笠原、本山、玉田というメンバーをスタメンに考えている」とのことだ。また、会見では予想通り、ジーコ監督はオマーン戦直後の自身の発言が、ブラジル帰国もあって一人歩きした感があると語った。１０月２７日の日記にも書いたけど、今日のジーコの発言通りであれば、あくまでも「提案」だったということだ。しかし、いろいろ議論されたけれども、こういった「議論」が日本サッカー界にとって財産だったと思う。ワールドカップ予選が適切だったかどうかはともかく、日本サッカー界の功労者を讃えるということは有意義な提案だったと思う。いっそこの際、功労者の代表チームを編成して新潟・中越地震のチャリティマッチを行ったらどうだろうか？日程が許すのであれば、アルビレックス新潟と対戦するとか。もちろん、監督はジーコが行うというということで。風邪がはやっているようで、当方も少し体調を崩し気味。今日の日記はここまで。短くてすいません。追伸：メールにてアクセス数が２００００を突破したとの連絡あり。最近までアクセスの見方を知らなかったが、立派なことらしいので、記念にデザイン変更してみました。

  2004.11.05

• トヨタカップ

  最後のトヨタカップの概要が発表された。25回ですよ。つまり25年。一つの企業がこれだけ長い間、一つの大会に協賛していたことってあるのでしょうか？というか、25年前からサッカーに協賛しているトヨタという企業の凄さに脱帽です。25年前の日本の国際大会といえば、有名選手が所属するチームが観光半分で来日し、日本代表とがらがらのスタジアムで対戦するという感じでした。しかし、トヨタカップは日本のサッカーファンに「本物」を見せるきっかけとなりました。次第に、観光気分満点の外国チームとの対戦には観客が入らなくなりました。そして90年代に入ると日本代表に注目が集まり、日本代表の試合は当然ながら「Ａマッチ」のみとなり、海外のクラブチームが来日する機会は、プレシーズンマッチかトヨタカップに限られるようになりました。トヨタカップの日本サッカー界への功績は本当に計り知れないものがあります。最後の大会はポルトとコロンビアのオンセ・カルダス。ここ数年では地味な戦いですが、ともに大陸チャンピオン。まぐれでは決してここまで来ることはありません。個人的な注目選手はポルトのヂエゴです。最後の大会が素晴らしい「本物」の試合であることを、楽しみにしています。

  2004.11.04

• 今日はやっぱナビスコカップ！

  浦和のナビスコカップ二連覇は成らなかった。試合前の記者会見で「浦和を止められるのはうちしかいないでしょう」と原監督が言っていたことを思い出す。浦和は立ち上がり少し硬かった。ブッフバルト監督の言葉を借りれば、ナーバスになっていた。そしてＦＣ東京はチーム全員が同じ戦い方を最初からイメージできていたと感じた。そして、守備の要、ジャーンが退場になって、数的不利のＦＣ東京は「一つ」になった。結果論だけど、実はサッカーでは良く出くわす光景だ。土井も当たってた。代表だもんね。それにしても浦和のシュートはことごとく外れた。こういう日もある。これがサッカーだ。だからサッカーは面白い。浦和はリーグでの優勝も大詰めだ。３０日の日記にも書いたけどこの敗戦を引きずらないで欲しい。いや、きっと大丈夫だ。浦和の攻撃はそんな軟いものじゃないから。しかし、ＦＣ東京は本当に長期ビジョンを持ち、その階段を確実にあがっていることを感じる。補強も極端だ。昨年は札幌から今野を、市立船橋から増嶋を獲得した以外は目立った補強が無い。いや、正しくは外部からあまり取らず、下部組織からトップ昇格をさせている。昨年、U-20日本代表がＦＣ東京ユースと練習試合を見た時、そのレベルの高さに驚いたことを覚えている。ＦＣ東京は確実に階段を上がっている。間違いない。（陣内風）

  2004.11.03

• プロ経験者

  やっと金曜日です。今週はなんか長かった～。さて明日はリーグ戦、最大の注目は大宮-川崎Ｆの一戦でしょう。今期は川崎が勝ち越していますが、前半は川崎、後半は大宮が主導権を握るゲーム展開になると思われます。一方、Ｊ１では年間総合順位最下位のセレッソ大阪が浦和と対戦。セレッソは後が無いだけに勝負どころですね。鹿島-横浜、ガンバ大阪-市原は内容の濃い試合を期待ですね。みなさん、天気がよければ是非スタジアムへ足を運びましょう。少し遅くなったけど、今週のサッカーマガジンとサッカーダイジェストに目を通した。今週のお勧め記事はマガジンの「コーチング・イズ・マイライフ（10）反町康治」。 やはり、この人は違う。Ｊリーグが出来て10年が経過し、そろそろＪリーガーだった人達（プロ経験者と言う意味）が色々な形で戻ってきている。最近ではＳ級ライセンスをラモスさんが取得したことがニュースになった。既にＪクラブの下部組織にはプロ経験者が多いが、監督でも反町さん、柱谷さん（京都）、強化部長というポジションにも三浦ヤスさん（神戸）、大倉さん（湘南）、梶野さん（セレッソ大阪）、神田さん（新潟）など、色々な形でプロ経験者が日本のサッカー界の中心に帰ってきている。近い将来、クラブのフロント（例えば球団社長）、Ｊリーグや日本サッカー協会にもプロ経験者が入ってくる可能性だってあると思う。こうやって、多くのプロ経験者が帰ってくるとき、日本サッカー界はまた大きく進化するのではないかと思う。

  2004.10.29

• シンガポール戦のメンバー

  1次予選最終戦となるシンガポール戦の代表メンバーについて、ジーコが日本サッカー界の「功労者」を召集したいと発言したことを発端に、いろいろな議論が取り交わされている。新聞紙上では「功労者」の候補として、カズやゴンをはじめ、山口素、小村、相馬、秋田、名良橋、名波などの名があがった。こういった功労者の功績を讃える≪精神≫はブラジルでは当然のことらしい。一方、日本的な感覚でも「粋な計らい」と受け取られ、ジーコの提案に多くの賛辞が寄せられた。ところが数日後Ｊリーグの理事会で鈴木チェアマンが否定的な発言をしたことが報道され、一部のＪクラブからも同様の声があがった。時間が経つにつれ色々な声が聞こえてきた。こういった機会だからこそ、サブメンバーが出場する機会を作るべきだという声が多い。アジアカップでサブメンバーが果たした役割は非常に重要なものだったからである。実際サブの選手からは「いったい俺たちはいつ試合に出れるんだ」と言う声も聞かれているという。また、俗にいうＢ代表を編成し試したらどうかと言う意見もある。例えば日本のサイドは三都主と加地がほぼ不動の状態。逆に怪我などが発生した場合、ぶっつけ本番になる可能性が高い。すんなりくるバックアップメンバーがいないことも不安材料で、こういった機会にそういった選手達に機会を与えることは最終予選に向けて非常に有意義な方法ではないかという意見である。大黒、村井、山田などといった試して欲しい選手は多い。五輪代表世代なども次の時代を見据えて渡来してはどうか。いろいろな意見があるが誤解も発生している。例えば、シンガポール戦の入場券は、オマーン戦前にほぼ完売と言う状況であるのに「功労者の起用は消化試合のチケットを売るための協会の策略」などなど。大切なことはなんだろう？今一度みんなで考えた方がよいかもしれない。そう、目標は「2006年のワールドカップ出場」だ。だから、シンガポール戦がその目標に向かっていればいい。ジーコはシンガポール戦に何を見出すのだろうか？

  2004.10.26

• 稲本ベンチ入り

  昨晩のクリスタルパレス戦で稲本がベンチ入りした。契約上、完全移籍の条件になっていたベンチ入りが実現したことで、チームは変わってきたものの、稲本の目標であった完全移籍が４年目にして実現した。彼の次の目標は既に設定されている。まずは足を完全に治して出場を目指して欲しい。もちろん、チームの救世主として活躍しなければならない。もうそういう年齢だと思う。第10節の鹿島-浦和は凄い試合でしたね。観るものを引き込む両チームの闘志が伝わってくる試合でした。年々Ｊリーグは明らかに面白くなっていると感じているのは私だけでしょうか？明日から東京地方は天気が下り坂の模様です。予報では新潟の中越地方も26日昼から雨とのこと。二次災害等に気をつけて、一日も早い復旧を心からお祈りしています。

  2004.10.24

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