読書は好きだけど、ビジネス書や新書は実はほとんど読まない私
そんな私が久々に読んだ本が・・・
『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか』
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
すでに平成二〇年。いまだに、多くの会社で、昭和の時代から続く風習や決まりごと、働き方が支配している。『若者はなぜ3年で辞めるのか?』でその状況を描いた著者が、辞めた後の、いわば「平成的な生き方」とは何なのかを指南する。“完全実力主義の企業で数千万円稼ぐ若者”“建築現場から人事部長に転身した若者”など、アウトサイダーたちの挑戦と本音が語られる。自分がいかに昭和的価値観にとらわれているか、そして、時代が本当に変わりつつあることを実感できる。
以前の著書から気になっていた作家さんです。
話題になっていた本だから、ご存知の方もいらっしゃると思います
仕事に対する考え方生き方を
「昭和的価値観」と「平成的価値観」に分け、分かりやすく解説しています
ここで言う「3年で辞めた若者」・・・・というのは・・・
一般的に「就職氷河期」時代に就職した、「ロストジェネレーション」世代
フリーターや派遣社員が著しく増えた年代でもあるのだそうです
1997年から2005年(多少前後はあるかもですが)に卒業し、
就職する年代にあたった人たち・・・・まさに自分自身の世代のことです
作者自身も、例として挙げられている方たちも、この
「ロストジェネレーション」世代
その中で、自分なりの価値観を見つけ自分の道を見つけた方、
模索してい方々のお話も盛り込まれています
また・・・・
年功序列を辞めて仕事の能力によってお給料を決めればいい
仕事は出来なくても、年齢が高くなれば自動的にお給料が増えるシステムの
しわ寄せは・・・・
どうしても若い世代にきてしまうから
などなど
文章も軽快で読みやすかったのですが・・・
なんと言いますか・・・・私にとっては・・・
「まさに代弁者」
のように感じられた本でした
もちろん考えさせられることもあるのですが、
「そうそうその通り同じように感じている人って結構いるんだ」
という感じ
何より・・・この本が売れているということが、それの証のような・・・・
そういう意味でなんだか勇気づけられた本でした
同世代なら、私と同じように感じる人も多いはず
逆に異なる世代なら・・・考えさせれたり、気づかされることも多いように思います
もちろん作者の意見なので、賛否両論はあると思うのですが・・・
作者が言っているような会社が増えれば、
少なくとも年齢や結婚や子供の有無だけで、
就職が不利になることはないのになぁ・・・
私にとっては、そう感じさせられた本でした