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先日図書館で、題名だけで借りた本 「スタインウェイ戦争」
車のことなんて、全然知らなくても「ベンツ」ってすごい って子供の頃から知ってるような感覚同様、 よく分からないなりに、スタインウェイも憧れのピアノ
・・・っで戦争って と思って偶然手にとって借りた本です 【内容情報】(「BOOK」データベースより) それが職人たる調律師の意地であり、腕の見せどころだ!そうして始まったのが「持ち込みコンサート」だった。ところが、突然、横槍が入る。ファイトが湧いた。「芸術」を隠れ蓑にするピアノ音楽界の汚れた体質、暴利をむさぼる楽器輸入総代理店の横暴、その代理店にすり寄るピアニスト、コンサート関係者、調律師、音楽評論家、そして、音楽出版社の馴れ合い、もたれ合い。それこそが日本のピアノ音楽界をだめにした元凶である。ひとり敢然として戦いを挑んだ、ピアノに魅せられた男の物語。 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 高木裕(タカギユウ) 1952年生まれ。ピアノ・プロデューサー。93年より自社のコンサートグランドピアノ持ち込みを開始し、理想のアーティスト・サービスを実現、業界の常識を覆す。ニューヨークでのアーティスト・サービス、及び希少なヴィンテージ・スタインウェイの安定した入手ルートを確保するため、03年にニューヨークに現地法人「タカギクラヴィアUSA」設立。タカギクラヴィア株式会社代表取締役社長 読んでみて感じたのが、意外と最近のお話だったこと 最近のことなのに、大きな会社が汚い手を使って個人をつぶそうとしたり・・・ という話しは(他の業界でもあることなのかもしれないけれど)、 頭ではわかっていても、なんだか現実として挙げられるとやっぱりえげつない
それに負けない、この高木さんという方は本当にすごい のだけれど・・・私がこの本を読んで一番楽しくわくわくしたのが、後半部分
有名な巨匠といわれたピアニスト、ホロヴィッツが絶賛したという 約110年前に作られたピアノ
このピアノをわざわざ以前そのピアノがあったカーネギーホールにまで運び、 巨匠が弾いた音をよみがえらせよう とレコーディングをされたのです
これってすっごい
110年前のピアノって どんなものか(私には分からないかもだけど)是非聞いてみたい 会社のHPからその時のCDが購入できるようで・・・・ やっぱりいつか聞いてみたいですよね また・・・ピアノ1つ1つに、とっても時間をかけて思いいれをかけて、 作られたり、メンテナンスをしたり・・・というお話しもすごく興味深かったです
以前も、古いピアノをよみがえらせる・・・というお話しを読んで、 とっても感銘を受けたのだけれど
楽器を作ったり、メンテナンスしたりって本当にとってもすごいこと
揺らがない信念を持って、仕事をされるこの方は本当にかっこいい そういう仕事をしているからこそ、伝説のピアノにめぐり合いそれを蘇らせることが 出来るという、夢にもつながったわけですし
なんとなく手にとった本ではあったけれど、 思いのほかとっても楽しい実りのある読書となりました
『秋の牢獄』 2009年03月23日 コメント(6)
『コブの怪しい魔法使い』 2009年03月04日 コメント(13)
『革命とショパン』 2009年02月21日 コメント(6)
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