pandaboardにubuntuを入れて低電力PCを作成
夏の電力不足が懸念されますが、以前から自作PCの消費電力をもっと下げたいなぁと思ってました。ipod touchで普通にWEBやらYoutubeやらが見えるし、PC本体もちょこっとした資料作りには使うけど、もう、CPUの速度を上げてもそれに見合うメリットが無い気がしてきて、ここしばらく(4年ほど?)は自作PCの改造も中断したまま。そんな時、とある雑誌で見かけたこちらのボードに目が釘付け!CPUにはTI製のOMAP4430(ARM系のデュアルコアにDSPやら色々と詰め込んだプロセッサ)が搭載され、さらに、無線LANとbluetoothをサポートするチップと、有線LAN、USBポート、HDMIポートまでオンボードでサポートされており、このボードだけでほとんどPCが完成してしまう強者。早速でDigi-Keyでポッチとしてしまいました。(色々と待たされて、アメリカから到着したのは一ヶ月後でしたorz)気を取り直して、届いたボードを眺めるとこんな感じ。10cm各程度のホントに小さいボードです。OSの読み込みはSDカードから行うので、事前にubuntuのimgファイルをcatで書き込んでおきました。秋月電子で購入したACアダプタを差して、パワーオンするとSDカードから初期設定をするする読み込み、ファイルを展開しています。待つこと2時間くらいで、インストール完了!と思ったら、自分で勝手にアップデートされたファイルをインターネットに取りに行って、更新を始めたのでさらに待たされること約半日!ようやく、インストールが完了しました。ubuntuのNetbook-EditionがOMAPをサポートしているので、必然的にOSはlinuxです。デスクトップはこんな感じ。こんな小さいボードとCPUなのに、fullHDのモニタをサポートしていて、すばらしいです。しかし、色々とセッティングしようといじり始めたのですが、、、、遅い!何かプログラムを立ち上げると反応が返ってくるまで1分以上かかることがあります。(昔の大型計算機みたいだ・・・)同じプログラムを2回目に立ち上げるときは、スカッと立ち上がるので、おそらく、最初の一回は、SDカードからプログラムを読み出して、ボード上のRAMに展開しているから時間が掛かるんじゃないかと思います。Firefoxが入っているし無線LANもつながったので、mixiやらtwitterやらfacebookなどネット経由のサービスやメール確認などは問題なく使えますが、所々で動作が散漫になり、なかなか使いこなすのが難しい。。。。ずーっと電源入れておけば、どんどんメモリに展開されて、さくさく使えるようになると思いますが、5W×2A=10Wとは言え、使わないときも電源入れっぱなしでは節電にならんし。。。カーネルを入れ替えるとかでもう少し最適化出来るかもしれないので、チャレンジしてみます。