☆そんなところに溶連菌が居たのね!?☆
「オリモノに血が混じりました」「培養したら溶連菌出ました」「・・・」 今春から鼻汁・咳嗽が続き、6月から全身に紅斑が出没している3才の女の子(IgE:70、RASTすべて0)。 8月に受診した際に、咽頭扁桃と鼻粘膜と鼓膜の発赤を認めましたので、感染性の紅斑(一部蕁麻疹)として咽頭溶連菌迅速検査とイムノカードマイコプラズマ抗体検査をいたしましたが、陰性でした。 過食で肥満傾向のうえに父が花粉症とキウィアレルギーを持っておりましたので、食事指導やらなんやら誤魔化しておりましたが、先週血性帯下を認めましたので、膣分泌培養をしたら、A群溶連菌(++)を認めました。 6ヵ月ぶりに解決しましたが、やはり咽頭迅速診断だけではあてになりません。きちんとした細菌培養検査が必要でした・・・しかし、帯下で決着がつくとは思いませんでした。そんなところにまで溶連菌が潜んでいるなんて・・・どおりで紅斑が全身に出たり引っ込んだりするわけだ・・・恐い恐い。