☆CSなので見えません聞こえません☆
「お臍のドキドキはストレスです」「荊芥連翹湯ください!」「?補中益気湯のほうがいいと思いますが・・・」「鼻の詰まりが荊芥連翹湯で通るんです」「?冷えは補中益気湯・汚染は桃核承気湯・・・」「蓄膿に何か試せるものは他にありますか?」「?後鼻漏があるので辛夷清肺湯も試せますが・・・」「北里で三角形が台形なので重症って言われてるんです」「眼球運動検査ですね」 数年前から気管支喘息と化学物質過敏症(CS)で北里に通院中のT県の45才の女性。 以前、毒亀ブログにアクセスしてきたので、冷え症+CSとして補中益気湯を試していただいたら、喘息が軽くなりました。 冷えと汚染に補中益気湯+桃核承気湯+マコモを提案したら、T県からはるばる受診されました(イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:54、RASTすべて0、パッチテスト:金+,コバルト+,ホルマリン+,その他±)。 腹証を診たら臍上悸(腹部大動脈のドキドキ)が強く、気うつ>水毒>於血の体質でしたので、事前のお約束通り補中益気湯を3ヵ月分処方しようとしたら・・・ 突然「荊芥連翹湯が欲しい」と言い出して・・・まったく関係のない蓄膿の話になってしまいました。 会話が通じないままに診療を終えてしまいましたが、北里で「目の検査が三角形でなくて台形で重症」と言われた、というのをヒントに、CSの女王ORTのMさんに電話したら・・・ 「それは私の専門だよ~」「眼球運動異常なの?」「中枢性の眼球運動障害だよ~」「後頭葉の視覚中枢がやられてるの?」「辺縁系から前頭葉まで全部だね!」「脳アレルギーの状態?」「見えるけど見えてない聞いてるけど聞こえていない状態・危険だね!」 CSによる重症の脳アレルギーで危険であることを連絡したら、「最近仕事でポカが多いんです~」「いずれマコモも試してみましょう」「CS治ってなかったんですね~」 長年の冷えと汚染は中枢神経系まで蝕んでいたのでした。脳アレルギー。恐い恐い。 えっ?、マコモはCSに良いのか?って、当科のCS最終兵器は「マコモ」です。 デトックスに穏やかな順番は、乳酸菌>駆於血剤>マコモの順でしょうか。 いずれマコモ外用(足湯→風呂)→飲用を試して頂くかもしれませんが、好転反応が強いので、もう少し信頼関係が出来てからでしょう。いきなり飲まないでね。恐い恐い。