☆虫刺様発疹vs猫vsマイコプラズマ☆
「マイコプラズマと猫の検査してください」「点滴すると早く良くなりますよ」「点滴はいいです」「マイコプラズマ(+)です」「フロモックスじゃない内服を処方してください」「このブツブツもマイコプラズマですよ」「やっぱり点滴してください」 11日前から顔体部腕部に虫刺様発赤ブツブツジクジクが出ている4才の女の子。皮膚科でリンデロン+テラマイシンを塗っても改善しませんでしたが、実家の猫で眼が痒くなり、5日前から38.5~40.0℃の熱が下がらず、フロモックスを内服しても熱と咳が強くなっため、仲の良いお友達がマイコプラズマ感染症だったのを思い出し、亀クリを受診しました。 鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の発赤および軟膏治療に抵抗する虫刺様発疹を認めたので「どう診てもマイコなので早く治したければ点滴をお勧めします」「マイコプラズマと猫の検査してください」「マイコプラズマ(+)です」「抗生剤処方してください」 ジスロマック内服を処方しましたが、38.8℃が下がらないため、結局、翌日ミノペン点滴となってしまいました。 IgE:953、猫5(51.6)、イネ科4(24.3)、犬3(5.81)、HD2(1.91)、杉2(1.68)、ブタクサ2(0.94)、ヒノキ2(0.73)、ヨモギ・シラカンバ・ダニ・蛾≦0.34 これまで、家族にはアレルギーは居ないと思っていた母は、たかがマイコプラズマのスーパー抗原に反応するほどの強いアレルギー体質を、娘が持っていたことを知って、愕然としておりました。恐い恐い。