なまけいぬの、お茶うけをひとつ。　　

[本、マンガ] カテゴリの記事

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  葉鳥ビスコ「桜蘭高校ホスト部」

  ブログで紹介しよう紹介しようと思って忘れてました。ホント物忘れ激しいな、私^_^;ということで、葉鳥ビスコ先生の「桜蘭高校ホスト部」です。月刊LaLa連載中。《あらすじ》大金持ちの令嬢・令息ばかりが通う桜蘭高校。そんな高校に特待生として通う庶民・藤岡ハルヒ（女）。ある日ハルヒは、勉強場所を探してさまよううち「ホスト部」の部室に迷い込んでしまう。そこでは見目麗しい男子たちが、桜蘭高校の女子を「ホスト」として接待していた。ハルヒは運悪く、その部屋に飾られていた高価な壷を割ってしまう。弁償のため、ホスト部で雑用として働くことになったハルヒだが―――？アニメ化してるって、最近知りました(笑)それをきっかけに既刊全てを読んでみました。めっちゃ面白い！！というほどではないですが、美男子好きな人にはオススメです（何じゃそりゃ）舞台がお金持ちの学校なので、ホスト部なんつー贅沢なもんができるわけですね。その中で、ワガママ＆破天荒なお坊ちゃんズに振り回される主人公・・・みたいな構図。でも実は、ホスト部のお坊ちゃんたちみんなに可愛がられてる＆愛されてる主人公ハルヒ、みたいな。んで、そのお坊ちゃん図の面々はどうなの、というと。・須王環（すおう　たまき）　桜蘭高校ホスト部部長。おバカ。（←褒めてます）・鳳鏡夜（おおとり　きょうや）　桜蘭高校ホスト部副部長。ホスト部の影の王(笑)・常陸院光（ひたちいん　ひかる）　ワガママ双子の片割れ。・常陸院馨（ひたちいん　かおる）　同上。・埴之塚光邦（はにのづか　みつくに）　通称ハニー先輩。甘いもの大好き。・銛之塚崇（もりのづか　たかし）　通称モリ先輩。寡黙な三年生。改めて書き出すと、すんげえ名前だ・・・（汗）これが全員美男子ですからね。漫画でこそ成り立つ世界ですね。金持ちにだって不細工はいるだろうに(^^ゞ今のところ主人公ハルヒは誰ともくっついていませんが、一番可能性高いのは環でしょうね。ただ、環はおバカで鈍感だからなぁ^_^;八巻までず～～～っとハルヒのことを「娘のように思ってる」って本気で言ってますからね。環らしくていいとは思うんですが、いい加減ハルヒへの恋心を自覚させないと読者に飽きられちゃうんじゃないか？と人事ながら心配。光、馨、鏡夜までハルヒのことを（無自覚ながら）好きらしいので、そのあたりと上手く絡ませてお話を進めていってほしいです。ギャグもいいが、せっかく綺麗な男の子いっぱい出してるんだから、私としては主人公との恋愛模様が見たいです。人気ブログランキングに参加しました。よろしければクリックしてやってください(^_^)↓

  2006年09月03日

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  よしながふみ「フラワー・オブ・ライフ」

  以前に同じくよしながふみ先生の描かれた「大奥」という漫画をご紹介しましたが、この「フラワー・オブ・ライフ」もそれに劣らず面白いです！(>__

  2006年08月24日

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  「DEATH NOTE アナザーノート　ロサンゼルスBB連続殺人事件」

  今年映画化もされた「DEATH NOTE」の小説版です。発売日の今日買って、今日読み終えました。勉強しろよ、私（笑）結論から言えば、けっこう面白かったです(^_^)１３６５円という値段は本の厚さの割にはけっこうお高いものではありますが・・・漫画に一コマだけ登場した「ロサンゼルスBB連続殺人事件」。この事件解決の協力をLが南空ナオミに依頼するというところから、物語は始まります。彼女がまた登場するとは思わなかったので、嬉しい限り（*^_^*）ちょっと漫画よりもコミカルな感じで描かれてますが、まぁ書き手が違う以上仕方ないのかな、って感じです。西尾維新という方が書かれてるようですが、彼のトリックにはやられました。も～すっかりだまされちゃいましたよ。私だまされやすいから。（私的には）あっと驚く結末でした。漫画より面白かったかも（笑）漫画のほうは、途中から真面目に読んでなかったから・・・^_^;と、いうわけで（どういうわけだ）、以下ネタバレしちゃいます。注意！！以下ネタバレです。この本は、読了前にネタをばらしてしまうと何の面白味もありません。これから読まれる予定の方は、絶対に見ないでください。いやはや、まさかあの竜崎がBBだったとは・・・Lが「赤ずきんチャチャ」のファンでなくてよかったですけど（笑）だってイメージがさ・・・けどすっかりだまされた。あの描写からすると、竜崎＝Lと思っちゃいますからね、漫画版「DEATH NOTE」を知ってる人は。全く気付かなかった。鈍すぎ？けども、後から考えるとLほとんど出てきてませんよね（笑）確かに、ナオミに復職を決意させる言葉を言ったりとか、ところどころで存在感を示してはいるんですが、それを除くと目立った出番はラストシーンだけだし。Lは別にBBの生け捕りにはこだわってなかったんだろうか・・・今回はたまたまナオミが真実にたどり着いたからBBは生還しましたけど、一歩遅かったら死んでましたもんね。その辺が引っかかるといえば引っかかる。でもラストでナオミに抱きつくところはさすがだ（笑）体を張ってカポエラを会得しようとする姿勢が素敵♪BBを偲んで「竜崎」という名前を使っているのも、何だかじ～んときました。でもだからこそ、BBの生け捕りに積極的な姿勢を表面上見せてなかったのが不思議というか(^^ゞもう一回読もう、うん。他にも読まれた方がいらっしゃったら、ぜひその辺を質問したいなぁ。

  2006年08月01日

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  「百鬼夜行―――陰」　京極夏彦

  とうとう「京極堂」シリーズのうち、文庫が出てる分については全部制覇しちゃいました(^_^)この「百鬼夜行―――陰」は、「京極堂」シリーズに出て来る容疑者・被害者・脇役などなどのサイドストーリー集。なので、中禅寺さんや榎木津さんの活躍は見られないのですが、別の醍醐味が味わえます。それは、「京極堂」シリーズに出て来る名だたる犯罪者が、いかにして犯罪に手を染めるようになったのか、その過程を垣間見ることができるということ。本編とはまた別の、じんわりとした怖さがある本です。（ホラーじゃないですよ？）ただ、この本は「塗仏の宴」まで読破していないと「ハテ？誰だこれ？」ってな状態になっちゃうこと請け合いです。ですので、未読の方はご注意あれ(^^ゞもっとも、本編と比べるとやはり面白さは落ちます。サイドストーリーという仕様上、仕方ないのかもしれませんが・・・人気ブログランキングに参加しました。ぽちっとクリックしてくださると嬉しいです♪↓

  2006年07月17日

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  京極夏彦「今昔続百鬼―――雲」

  久しぶりの京極先生の文庫本の新刊が出ました♪ので、早速買っちゃいました～(^_^)この本は以前にご紹介したいわゆる「京極堂」シリーズとはちょっと違うのですが、とても面白かったです(>_

  2006年06月26日

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  「ハリー・ポッターと謎のプリンス」読みました！

  やっとこさハリー・ポッター読破しましたよ！（*^_^*）てなわけで、一応感想なんぞを・・・思いっきりネタバレです。未読の方はご注意ください。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓いやはや、五巻の「不死鳥の騎士団」はアンブリッジといいファッジといいムカつく奴が多すぎて読み返す気が起こらないという感じでしたが、この六巻は悲しすぎて読み返せないという感じでした(T_T)今読み終わったばかりなので、今もショックが尾を引いてます。ああ・・・・・・ダンブルドア～～！！（号泣）スネイプ～～！！（激怒）しくしく(´Д⊂ｸﾞｽﾝ ああもう・・・なんでやねん・・・悲しすぎる～～なんかもう、その前にあった色んなことが全部吹っ飛んじゃいました。ハリーがジニーに悶々としてたこととか、ロンとラベンダーが絡み合ってたり（笑）してたこととか、トンクスとルーピンの愛とか、どうでもいいっつの！って思うほどでした。今、私が思うことは一つ。ハリー、スネイプを殺すんだ！！ヽ(`д´；)/もーあいつは許せん！ダンブルドアの信頼を裏切りおって～～！「プリンス」がこいつだったってことももっと許せん！「プリンス」って柄か～～！お前が！！（怒）ハアハア・・・ちょっと落ち着こう。つーか、いよいよ残すところ七巻のみですね。ちゃんと終わるの、これ・・・？(-_-;)分霊箱、まだいっぱい残ってるのに・・・てか、R.A.Bって誰ぞ？もう死んでるっぽいですが。う～～ん、私は登場人物の名前すぐ忘れちゃうんで、全く心当たりがありませんなあ。あと一年は待たなきゃいけないんでしょうが、早く七巻が読みたいです（*^_^*）ていうか・・・ダンブルドア生き返って・・・人気ブログランキングに参加しました。よろしければクリックお願いします(^_^)↓

  2006年06月08日

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  「下流社会」　三浦展

  家にたまたまあったんで、読んでみたんですが・・・はぁ(-_-;)って感じでした。ま、最近「上流」でも「中流」でもない「下流」が増えてるぜ、ってことを言いたいみたいですが。（そして最近の若者は下流化が進んでるということを言いたいみたいですが）この作者はたぶん現代の若者が嫌いですね。そして自分は絶対「下流」ではないと思ってますね。この本では、作者が独自に行ったアンケート調査を元に「下流」層の出現ないしその嗜好・行動様式を分析してますが、そのアンケート調査がくせもの。まず、サンプル数が少ない。８００人にしか調査してないんですよ。しかも対象者は、関東に住んでる人のみ。こんないい加減な調査で決め付けんなよな～というのが正直なところ。こんな本が売れるのはやっぱ、若者バッシングがはやってるという証拠なんだろうな(-_-;)これを読んで、この内容をそのまま鵜呑みにしてしまう人がいないかと心配です。人気ブログランキングに参加しました。よろしければクリックお願いします(^_^)↓

  2006年05月23日

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  めくるめくロシア宮廷の世界♪　「ブロンズの天使」

  さいとうちほ先生の「ブロンズの天使」。宮廷ものがお好きな方にはぜひオススメしたい作品です(^_^)《あらすじ》ロシアの貧乏貴族の娘、ナターリアは一家の命運を背負って社交界へデビューする。そこで詩人・作家でもあるプーシキンに見初められ、二人はめでたく結婚。ナターリアとプーシキンの間には子供ができ、幸せな夫婦生活を送っていたが、ナターリアはフランスからやってきた美貌の男性、ジョルジュ・ダンテスに恋してしまい―――？もうなんていうか、こういう昼ドラ的な展開って大好きなんですけど！！（笑）ナターリアとダンテスの道ならぬ恋とか、それに嫉妬して涙するプーシキンの切ない心情とか、いい！！Θ（≧△≦）Θそれにこの漫画のすごいところは、実話に基づいているということ。無知な私は知らなかったのですが、プーシキンはロシアの代表的な実在の詩人・作家ですし、彼の妻ナターリア、そしてその浮気相手のダンテスも実在の人物なのです！そう考えるととてもドラマチック♪ロシアの宮廷事情も楽しく勉強できますしね。ロシアの上流社会では何と、ロシア語ではなくフランス語が話されていたそうですよ～。（「私ロシア語苦手～」とか言ってるお嬢さんとか漫画に出てきましたし。あんたは一体何人なんだ(-_-;)）よっぽどヨーロッパにコンプレックスがあったんですね・・・^_^;人気ブログランキングに参加しました。よろしければクリックお願いします(^_^)↓

  2006年04月30日

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  今頃「バカの壁」を読みました。

  流行が過ぎ去ったところで、この本を読んでみました。一時、かなりのブームになってたってことで少し気になってはいたので。が。う～～～ん・・・(-_-;)正直、この本に７００円も出す気は起こらない。（私が買ったわけじゃないので値段は正確には覚えてないですが）養老さんの講演やら何やらをまとめた、というスタイルをとっているせいでしょうか、何かこう、全編を通じて一本線が通っているという感じではないです。取り止めがないというか、まとまりがないというか・・・・・・感心する箇所も確かにあるんですが、「え、それは言い過ぎなんじゃないの」と思う箇所も多々ある。そんな感じの本ですね。この本、何であんなに売れたんでしょうかねー。５００万部も売れたんですよね？タイトルが良かったってことなのか？養老さん、かなり儲けたでしょうね^_^;約７００円の本だから、印税がその半額の３５０円としても、５００万部売れると・・・１７億！！？ボロもうけってこのことですね・・・本の中で養老さんはビル・ゲイツに「金を社会に還元しろ」みたいなことを書いてました（たぶん）けど・・・あんたもね！！・・・といってやりたい気がしなくもない(笑)実際にはいろいろと還元してらっしゃるのかもしれませんが・・・人気ブログランキングに参加しました。よろしければクリックお願いします(^_^)↓

  2006年04月16日

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  「梟の城」読破です。

  司馬さんの「梟の城」を今日読み終わりました(^_^)結構分厚い本だったので、読み終えるまでに結構時間がかかりました。「梟の城」は葛籠重蔵・風間五平の二人の伊賀忍者の生き様を描いた物語です。やっぱり司馬さんの文章はいいなあ(>_

  2006年04月12日

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  東野圭吾　「天使の耳」

  東野圭吾さんの短編集です。交通事故をテーマにした短編を集めた本で、「変身」と違ってこれは割と面白かったです(^_^)ジャンルとしてはミステリーなのかな？私はミステリー好きなので、楽しめたのはそのせいかもしれません。交通警察の内情とか、捜査方法なんかも分かって面白かったです。（この作品は十年以上も前の作品なので、今とは多少違っているかもですが）なんかですね、この本を読むとほんとに「交通ルールは守らなきゃいけないなぁ～」と痛感しますね。幸い私はまだ人身事故は起こしたことはありませんけど、何か人事に思えないんですよね・・・(-_-;)それはたぶん、免許とって早々と車に傷を付けたからでしょうね・・・ハイ。しかも親の車にね・・・とほほです。って何か、話がずれちゃいましたね。この本の中でのオススメは、「捨てないで」でしょうかね。主人公は高速道路を走っているときに前を走っていた車から缶コーヒーを投げ捨てられ、助手席に座っていた婚約者の目に缶が当たり、婚約者は視力を失ってしまいます。主人公はその空き缶を取っておき、自分で犯人を探そうと決意。しかしその行動が、意外な結末を生むことに……って感じのストーリーです。酷い話ですよねぇ。缶コーヒーですよ、缶！ヽ(`д´；)/しかも高速道路。死ぬって。(;´Д`)ﾉこれはまぁフィクションですけど、高校のときお世話になった先生は、通勤中本当に自分の車に缶コーヒーを投げられたそうです。しかもそのせいで車がコーヒーで汚れたとか。マジありえません！(￣□￣;)ま、ともあれこの本は交通事故をうまいことからみあわせた、正統派ミステリーではないかと。よろしければ読んでみて下さいな(^_^)人気ブログランキングに参加しました。よろしければクリックお願いします。↓

  2006年03月15日

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  「変身」　東野圭吾

  「容疑者Xの献身」がとてもよかったので、東野圭吾の作品を読んでみよう！ということになり、この本を買ってみました。ですが…ゴメンナサイ、正直、イマイチでした（あわわ）頭を撃たれた青年が、脳移植手術を受け無事生還するも、だんだんと人格が変わっていくというストーリーなのですが・・・文体が淡々としすぎてる、というのがもしかしたら原因かもです。「～は、～と言った。」とか、「～は、～と思った。」とかいう表現が多用されてるのです。淡々としてるからこそ、だんだん人格が変わっていく恐ろしさが伝わってくるともいえるのでしょうが。（一人称とか「僕」からいつの間にか「俺」になってますし）昔の作品だからかなぁ？「容疑者～」を書いた作者の作品とはちょっと思えませんでした^_^;人気ブログランキングに参加しました。よろしければクリックお願いします(^_^)↓

  2006年03月08日

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  「綱引きをするときは腰を落とすべし」はウソ！？

  ハイ、やっとこさ本日をもちましてテストが終了いたしました(^_^)解放感を表すためにデザインを変えてみました～（何でだ）先日の日記に書いた「容疑者Xの献身」があまりに素晴らしかったため、私の中で密かに東野圭吾ブームが起こっております。本日は勢いに任せて読んだ本を二冊ご紹介します。まずはこれ。「探偵ガリレオ」。「容疑者X～」にもでてくる湯川学という物理学者と草薙という刑事のコンビが不可思議な事件を解決するという推理もの。短編集なので「容疑者～」に比べると話は浅いです（爆）が、湯川と草薙のコンビがいいです(>_

  2006年02月13日

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  涙が止まりませんでした・・・「容疑者Xの献身」

  テストでミスった痛手から半ば破れかぶれになった私は、前から気になってたこの本を買っちゃいました・・・テストは来週の月曜までだというのに（ぼそぼそ）これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。（帯より抜粋）《あらすじ》高校の数学教師、石神は、アパートの隣に住む花岡靖子に密かな恋心を抱いていた。彼女には離婚経験があり、娘が一人いたが、ある日復縁を迫って訪ねてきた元夫・富樫を娘と二人で殺害してしまう。ひょんなことから彼女たちの犯行を知った石神は、母娘を守るため、恐るべき「計画」を実行に移す。完璧に見えた彼の「計画」だったが、彼の唯一の友人・湯川が事件に関わり始めたとき、それは少しずつ軋み始める―――。涙が止まりませんでした。本を読んで泣いたのはほんとに久しぶりです。この本は推理小説ですが、刑事が犯人を挙げてハイ終わり、ではありません。石神と、彼を思う友人の湯川とのやりとり。石神の、靖子に対する深い深い愛情。そしてそれゆえにこそ彼が考え出せた、精緻ではあるけれどもシンプルなトリック。これが全てそろって、この物語は成り立っているのでしょう。ハードカバーの本は高いですが、買ってよかったです。言葉はいりません。オススメです。ぜひ一読してみては。

  2006年02月10日

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  京極夏彦　「塗仏の宴――宴の支度」

  またもや京極さんの作品を読み終わりました。今回のもやたら不気味です。まだ「塗仏の宴――宴の始末」が残ってるのですが、早く読みきってしまいたいです。続きが気になる～！(>_

  2005年12月30日

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  京極夏彦　「絡新婦の理」

  文庫版「絡新婦の理」を手に取ったとたん、私はその暑さに度肝を抜かれました。これは、辞書か！！(ﾟдﾟ；)何せ全部で約１３００ページの物語。今までの京極堂シリーズは分冊文庫版で読んでたのであまり厚さは気になりませんでしたが、これはびっくり。だいぶ読むのに時間かかりました^_^;でも京極堂シリーズの中ではこの「絡新婦の理」が一番面白かったです(^_^)が、いまだに細かいところがわかってません！何しろ事件がかなり複雑。二回以上は読み返すべきですね。京極堂シリーズは「姑獲鳥の夏」、「魍魎の匣」、「狂骨の夢」、「鉄鼠の檻」と続いてますが、「絡新婦の理」を読むときはこの前四作を読んだほうがいいと思われます。というか読んでいないと何がなんだかわからないかも(^^ゞ今まで出てきたキャラが再度登場してきてるので。それにしてもどこかに京極夏彦のファン仲間がいないものでしょうか。私の周りには皆無です（爆）もしいらしたらぜひ語り合いましょう（*^_^*）

  2005年12月23日

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  「ローマ人の物語」　長いけど面白い！

  塩野七生さんの超有名著書「ローマ人の物語」。単行本でも全１２巻（たぶん）、文庫本に至っては２３巻まで発売されてますがまだ完結してません。題名の通り、ローマの歴史をはじめから終わりまで記した大作。王政、共和制、そして帝政へと移行していくローマの歴史は、興味深くエキサイティングです。高校で習う断片的なローマ史なんて、ホントお話にならないくらいです。私のオススメは「ローマ人の物語」の「ユリウス・カエサル　ルビコン以前」と「悪名高き皇帝たち」。カエサルの描写には、作者の塩野さんの愛情がこれでもかってくらいにつまってます(笑)よっぽど好きなんだろうなぁ、カエサルが。明らかにテンションが高いんですよ^_^;　読めばわかるんですけど・・・そんな塩野さんにあてられて、私もカエサルファンに(笑)彼の有名なセリフ「賽は投げられた！」は正にこの「ユリウス・カエサル　ルビコン以前」に載っています。なんてかっこいい奴なんだ、カエサル。「悪名高き皇帝たち」は、カエサルの後継者・オクタヴィアヌス（アウグストゥス）の次に皇帝になったティベリウスからネロまでの皇帝の一生をたどったものです。後世では評判の悪いこれらの皇帝たちだけれども、実際のとこはどうなの？という見地から書かれているように見受けられました。ティベリウスやクラウディウスなんかは実際、今まで言われていたような悪い皇帝では必ずしもなかった、ということが最近わかってきたそうです。ちなみに私は、皇帝の中ではティベリウスが一番好き(^_^)ローマ史に興味のある方には非常にオススメ。塩野さんは学者ではないので細かいとこまで信用が置けるかはわかりませんが、とてもわかりやすい本になってます。ローマの全体像をつかむ上ではこの上なく良質な本かと。

  2005年12月04日

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  「花より男子」オススメです。

  ドラマ化に伴って完全版が発売されて、まことに喜ばしい(^_^)つい一年前まで連載されてたっていうんだから、すごい。３６巻まで続いた少女マンガなんて他にあるんでしょうかね～？私は断然花沢類が好きですね！(*^_^*)司も好きですけど。もちろんドラマも見ております。こちらも面白い！あんな長い漫画をまとめるのは大変でしょうに、脚本家の人たちはかなりがんばってますね。松潤がもう役にはまりすぎてます・・・^_^;井上真央ちゃんもつくしそのものですしね。次回は栗巻さんが出てくるみたいで・・・最終回まで目が放せません(>_

  2005年12月03日

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