町づくり協議会の会議
町づくり協議会の会議市から会議で報告があると事前知らせはあったのですが、いざ会議にでますと、会場の中央に副市長がいて、市の各担当者と当方の町づくり協議会の面々が出席。このような会議は非常に気が重い。そしてあまりにも暗い課題が多い。2時間の会議時間のうち、腹のたつのは挨拶と報告で1時間半が過ぎてしまうことだ。挨拶と報告は省略しないと会議の意味がさっぱりなくなる。今更だが、市からは現状の報告と今後の町づくりへの期待のようなものの説明があった。もう市にはお金がありませんよ。行政サービスも今までのようには行きませんよ。市民の手で考えてそれを補っていきましょう。市と市民の協働ですよと繰り返し語られるわけです。公共交通の確保田舎町では交通弱者といわれています、自家用車の運転が出来ないかたの交通手段の確保は深刻な課題ではあります。昔はもっとバスも便利でした。民間の交通手段も数があったのです。みんな貧しかったこともあり、自転車で駅に通ったり、遠い距離でも自転車で通う人も多かった。今は自家用車かタクシーになってしまった。昨夜は病院への通院へも含めて交通アクセスの課題が市から改めて報告された。……町づくり協議会のメンバーはボランティアで参加している。行政マンでもないし、議員でもなし、行政区の区長でもない。市からの期待はわかるが、このような重要課題を町づくり協議会に諮ってどうしようというのか、真意がわからない。先じつの学童保育の問題解決もそうだ。小学4年生以上になると、現状は学童保育の受け入れ場所がないようだ。何とかして欲しい、町づくり協議会で検討してくれということだった。これでは時間がいくらあっても足りない。ここの町はラムサール条約に選ばれた自然の残った土地だ。秋から冬にかけて日本に来る雁や鴨の多くがこの周辺にやってくる田舎だ。過疎地だ。昭和の最盛期には人口は2万人近い数だったが、今は13,000人を割って、3年前に大崎市に合併した町です。長年商工人であることもあり、ここの町づくりには経済の活性化部分で働くつもりで参加しているのですが、残念ながら中々そこには現状ではいけない。他の課題が多すぎて前に進めないでいる。行政の町づくりはの視点は違いがあるようだ。行政はお金を使う立場なのだろうか。経済の活性化はお金を生む事業だ。徳島県の上勝町のような地元資源を生かした町づくりで、結果老人も病院に行く機会が減って、元気になり、お金もかからなくなり、人口も増えて云々という苦労、努力、工夫を町づくりで実行したいものです。白川郷は高山市との合併に不参加だったようだ。その理由の一つに白川郷に住む行政マンが合併すると遠い高山市や他の場所に通勤、または移転するようになり、白川郷の合掌造りの茅葺屋根葺き替えを始めてとする住民の事業が不可能になることが上げられた。白川郷でも町の職員も世界遺産を守ってゆくのに、合併しなかったともいえるようです。今更もう合併反対賛成の検討はムダ。逆転はムダだ。旧町の残っている行政マンのメンバーも町づくり協議会のメンバーとして、得意な分野でともにボランティアで活動すれば、様々な課題もスムーズに解決できるようだ。まあ、これも様々な課題があって実現が難しいでしょうが、真剣に取り組む問題です。