ライカ・ア・ラ・カルト
ライカのHPで、面白い試みが始まりました。その名も、ライカ・ア・ラ・カルト。 一口で言うと、「世界にたった一台しかない、あなた好みのライカを作ります」と言うサービス。いわゆる、オーダーメイド・ライカです。これ、遊びではなくて、大マジで開始されるようです。 で、上記リンク先ページの「Configurator」というところに入ると、手順に従ってオリジナルライカを設計し、それに掛かる費用を見積もる事が出来るようになっています。これが結構面白い!(≧∇≦) さっそくエンゾーもいくつか作ってみました。全部で九つのステップを踏んで、だんだんと自分好みのモデルを組み上げて行くわけですが、具体的に言うと・・・1.ベースをMPとM7から選ぶ。2.仕上げを、ブラッククローム・ブラックペイント・シルバークロームから選ぶ。3.トップカバーの形状を選ぶ。4.軍艦部にエングレーブ(文字の彫り込み)を施すかどうかを選ぶ。5.巻き上げレバー及び巻き戻しクランクの形状を選ぶ。6.張り革の素材や色を選ぶ。7.ファインダー倍率を選ぶ。8.ブライトフレームの種類を選ぶ。9.オリジナルのエングレーブを施すかどうかを指定する。・・・というように、実にきめ細やかに指定する事が出来ます。ではいよいよ、エンゾーオリジナルライカ発表!(1)M7ベース・ブラッククローム(516,300円) グッタペルカは、MP6やアンスラサイトと同じ彫りの深いタイプ、レバーはクラシックタイプで クランクは傾斜。軍艦部は、いわゆる「見えないライカ」を目指してのっぺらぼうに。(2)M7ベース・シルバークローム(516,300円) 上のM7のシルバークロームバージョン。それ以外は全く同じ。…が、これがあのM7かと思うほど むちゃくちゃカッコイイ!(◎◇◎;) (3)MPベース・ブラッククローム(562,800円) 標準では設定がないブラッククロームに、M7の革をあつらえ、軍艦部にはクラシックタイプの エングレーブを施しました。また、巻き戻しクランクは傾斜タイプにしています。 (4)MPベース・シルバークローム(569,900円) 革を記念モデルの物にグレードアップ、さらにブライトフレームを35・50・90の3つのみに。こうやって見ると、巻き戻しノブやブラックペイントを一つも選択していないところに、エンゾーの偏った趣味が出ていますね~( ̄▽ ̄;)。 ともあれ、アラカルト、結構面白いでしょ?。ただし、激しく高いですが(TmT)それにぶっちゃけ、これだけ細かく指示ができるとなると、今まで発売されてきた記念モデルの大半は、良く似たものが簡単に作れてしまう事になるんですよね。例えばMP6なんて、文字通りほとんど同じ物が出来上がります。これって、希少性を買ったつもりの記念モデルオーナーにとっては、心中複雑なのではないかと。同じ限定モデルでも、アンスラサイトやハンマートーンのような、軍幹部&ベースプレートの塗装が特殊なモデルはまだいいですが。 色々言いましたが、夢を見るだけならタダ( ̄ー ̄)b。みなさんも、お好きなコーディネイトで遊んでみてはいかが? P.S.M7に、記念モデルとして「M7チタン」なるレンズとボディのセットが出るんですね。日本円にして250万以上するとか。ふわ~、誰が買うんだろ。つーか、まさかそれが「M3誕生50周年モデル」ではないよね、ライカさん(-"-;)?。(追記:残念ながらM7チタンセットで確定。なんじゃそりゃ…(TmT) 限定50台とか言うもんだから、M型ライカファンは「きっとM3が完全復刻されるに違いない!」とワクワクしていたと言うのに…肩透かしを食らいましたな) P.P.S.くだんのツァイスレンズですが、来年出る予定の15mmと85mmの二本がツァイス純正のようで。ただ、口ぶりではもう少しラインナップを増やす予定もありそうです。