エンゾーのツールは終わった。
あらゆるスポーツの中で、もっともドーピング汚染が深刻だと言われているロードレースの世界。去年、開催直前から大荒れに荒れ、総合優勝を果たしたはずのランディスまで黒判定が出てしまったツールで、今年もまたドーピングが発覚してしまいました。疑惑の中心人物は、他でもないヴィノクロフ。彼が血液ドーピングの検査で陽性となった翌日には、チーム・アスタナ全員が引き上げてしまうという異常事態に。前日にあれほど感動的な走りを見せてくれただけに、何かまだ狐につままれたような感じです。疑惑と言えば、総合首位をひた走るラスムッセンも、今大会で既に2度も抜き打ち検査を拒否しているそうで、昨年のランディスの悪夢が脳裏をよぎります。とにかく、ヴィノクロフのいなくなった今、ツールへの興味は半減してしまいました。残念と言うより他に言葉が見つかりません…(T-T)。