お客さまは神様です
快勝を続けている10代のプロゴルファー石川遼選手。彼の勝因を評論家の人が分析していた。「プロゴルファーという職業はスポンサーあってのもの、ゴルフ場に足を運んでくださるファンがあって成り立つということをよくわきまえている。今までのゴルファーはそれが欠如しすぎていた」と。確かに賞金を出してくださるスポンサーなしにプロゴルファーはあり得ない。中央競馬新人騎手最多勝に輝いた三浦皇成騎手も雑誌のインタビューに「種付け、調教など馬にはたくさんの人の手間がかかっていて、僕はアンカーでバトンをもらうだけ」と語っている。馬主さんほか多くのスタッフ、馬券を買ってくださるファンの方があって騎乗させてもらっているということをよくよく分かっている。プロ野球の選手も何億という年俸を提示されても文句を言って契約書にサインしなかったりするが、そのお金は庶民が球場に来るたびに2,000円、3,000円と毎回払ってくださるお金の積み重ねだ。もしかすると小学生がおこづかいを貯めてやっと作った入場料かもしれない。同様に、民放テレビはスポンサーなしに成り立たないし、新聞だって、広告主と購読料を払ってくださる読者がいなければ成り立たない。ボランティア以外、すべての仕事には金銭の授受が伴うものだ。どんな仕事でも“このお金を払ってくださっているのは誰か”を考えて、お客さまの満足を得られるようがんばるべきだろう。“しょうがなく”ではなく、「この仕事をやってくれて、ありがとう」と言って、気持ちよくお金を払っていただくことを目指したい。そんなことを考えたのは、最近、自分のことしか考えていない人と一緒に仕事をしたからだ。仕事は趣味じゃない、顧客が満足するためにやるべきだ。「お客さまは神様です」お金を出してくださるお客さまがいるから仕事をさせていただける。■日刊ちょいスポ(No.588)■「Jリーグ 悲喜こもごも」J1は鹿島がラストを3連勝で飾り、連覇を決めた。これは順当だろう。J2の広島がダントツの勝ち点100でJ1復帰もよし。問題はJ1東京ベルディのJ2降格だ。だから昨日6日は「皆さん応援に行ってください」と招集がかかっていたのか。去年の今ごろはJ1昇格のパーティーとかやっていたのに、たった1年だったか。プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記はただいま【第1638号】