2億あっても100億あっても
昨日の“小室哲哉、詐欺で逮捕”のニュースには驚いた。もともとクリーンなイメージはなかったものの、彼ほどのセレブが詐欺だなんて。せめて大麻で逮捕くらいであってほしかった。希代のヒットメーカーで作詞作曲の印税ほかこれまで稼ぎ出したお金は約100億円と言われる。普通に考えていわゆる“一生遊んで暮らせる”金額だ。カーネギーとかロックフェラーのような財団をつくって、後世まで尊敬される存在になることも十分可能だったはずだが、外車、高級邸宅などで全部使ってしまい、現在では10億円以上の借金があったらしい。100億円全部使いきって、赤字とはどういうこと?最近では岩手県の40代女性が宝くじで2億円あてたものの、交際相手に殺されていた。グッドウィル、NOVA、ライブドア、村上ファンド…これらの社長も皆、短期間にとんでもない額を稼いで豪遊したが、アッという間にお金は消えて告訴される立場に。あぶく銭を手にした成金はこんな結末になるなら、未来を担う子どもたちも“大きくなったらお金持ちになりたい”とは思わないのではないだろうか。昨今の事件の数々を見るにつけ、大人の私も“大金持ちになりたい”とは願わなくなってきている。私が何かの拍子に大金を手にしたとしても、小室氏のようにテレビ10台も欲しがらないだろうし、外車もいらない。ダイヤの指輪もロレックスの時計も興味ない。今まで通り生活雑貨は100円ショップで調達し、1,000円均一の商品につい手を伸ばしてしまうのだと思う。宝くじで2億当たったとしたら、まず5,000万円くらいで自分が住む家を買う。これで家賃を払う生活から解放される。次に5,000万円ほどで事務所物件を買い、内装して貸しダンススタジオ経営。これで毎月それなりの収入にはなるだろう。次に5,000万円でマンションを買って賃貸に出す。これも月々の収入にはなるだろう。残りの5,000万円は貯金。各不動産のメンテナンスやら固定資産税など思わぬ出費もあるだろうから。ああ、なんとも夢のない使い道。貧乏人だとジャンボジェットで世界一周とかバハマに別荘など思いつかない。倹約家はそもそも宝くじなんて買わないので、当たることは絶対ないんですけどね。■日刊ちょいスポ(No.556)■「田澤にスカウト接近」日本のプロ野球入りせず直接米国のメジャーリーグを目指すと表明した新日本石油 田澤純一にさっそくメジャー、マリナーズとブレーブスのスカウトが接触してきた。プロ野球の指名あいさつと同じ意味か。あいさつより、二人の日本人スカウトがどうやってその職に就いたかのほうが気になってしょうがない。プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記はただいま【第1606号】