カテゴリ:乳がんのこと
最近、小林麻央さんが乳がんで闘病中というニュースがあったり、少し前には北斗晶さんも乳がんで治療中だったりと、有名人もたくさん乳がんにかかっていますね。
女性12人あたり一生のうち一人は乳がんになる、と言われているこの時代ですから、全く珍しくない病気ですね。 ※2020年では9人に一人とまで言われているとのこと。 そして日本に至っては若くして乳がんになる方が多いと言われています。 私も昨年26歳の時に発覚したので、相当若い部類だと思います。 ニュースや新聞等でよく「5年生存率」という言葉がでてくると思いますが、今回はそのことについて説明していきたいと思います。 1、そもそも5年生存率とは何か?5年生存率とは、がんの治療開始から5年後生存している人の割合のことをいいます。 ガンと診断されてから単純に5年後に生きている人の%となります。 そのため、診断されてから5年以内に再発している人の割合も含まれています。 決して5年以内に完治した人の割合、と勘違いしないようにして下さい。 2、なぜ5年なのか?ガン治療は、がんが消失してから5年経過後までに「再発」がない場合を治癒とみなすとされています。 多くのがんでは、再発した際は5年以内に検査で見つかる大きさになります。 そのため5年以内に発見され再発となり、それ以降は再発することはほとんどないため、5年生存率には5年という期間が使われているのです。 参照はこちら 3、乳がんの場合の5年生存率はどれくらいか?乳がんのステージごとに以下のような生存率となっています。
参照はこちら なぜかステージ3Cだけページに載っていませんでした; まあでも違う所を調べるとおおむね5年生存率は55%と言われています。 見ていただくと分かるように、ステージが高い程生存率も低くなります。 ステージ3とステージ4の生存率が極端に下がるのが分かるかと思います。 それはなぜかというと、全然関係ない所にガンが転移しているかしていないかの差、です。 ステージ3は、乳腺以外にも鎖骨周辺や腕のリンパ節等にも転移している状態ですが、他の臓器や部位はまだ大丈夫です。 だけど、ステージ4は全く場所の違う「肺」や「子宮」や「脳」等にもガンが移動してしまい、巣を作っているため、排除するのがとても難しいです。 そのため、手術をすることができませんし、全身に広がっているため抗がん剤も効きにくいのです。 以上が5年生存率の説明となります。 一つ私が言いたい事は、生存率で一喜一憂するな、ということです。 どんなにステージが低くて治る確率が高くたって、亡くなってしまう人は亡くなってしまいますし、どんなにステージが重くても治る人は治ります! 何が大事かと言うと、お医者さんの処方や治療方法を信じて全うする事だと思います。 医者の提示した治療方法を全うした人ほど、治る確率が高いのです。 世間には「医者のいうことを信じるな」とか「抗がん剤は人を殺す」とか様々な意見が飛び交っておりすが、そんなのは妄信です。 やはり専門家の意見をきちんと聞き、信頼の置けるお医者さんを見つけ、治療を全うすることが一番の治る手段です。 ではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年01月09日 18時20分01秒
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