呆れた出会いたくない専門家!?
8月4日の日記に書きましたが住宅建築業界において 呆れた専門家が 多数存在しています。今回は、呆れた建築設計士、デザイナーと呼ばれる人達。の実例をご紹介します。 ※個人攻撃的に見えるかも知れませんが、実名もサイトも公表しませんし 一般消費者の方が、呆れた建築家に惑わされない為の参考になる様に ご紹介する事にしました。ネットサーフィンをしていると その呆れた実例に かなりの確率で出会います。 例えば、とあるソーシャルネットワークサービスで見かけた、設計事務所を経営なされているある建築士さん(30代前半)の日記には、 何日も何日にも渡って「施主力」 なる持論を展開されてました。 そこには良い住まいを手に入れる為にと言う理由で以下の様な事が力説されています。●住宅の建築主は、自分の生き方を確立しなければならない。●家族の生き方を取りまとめ一本化しなければならない。●その一本化した生き方を、専門家に寄り詳しく伝えなければならない。 伝える為には、雑誌を多数購入したり、ハウスメーカーの展示場を 巡って写真を撮りまくり、それらの資料を切り抜いて、 設計士により具体的にどの様な建物にしたいのか、他にも 構造を勉強し、素材を勉強し、伝えなければならない。●これらの能力を備えなければ一度で満足する家は 手に入れる事が出来ない。。。 等と言う様な、もう、読んでいて、専門家の私でさえ「ごめんなさい。私、もう住宅を建てようとなんて思いません!」って、言いたくなる様な、難しい事を施主力を付けろ!と延々と展開されていました。 そして、今までの建築主の実例としてAさんは、こんなに自分で勉強されて私に的確に伝えたからこんな良い家が出来た。 対してBさんは、施主力が無く、私は親切に色々聞いてあげたのに要望を的確に伝える事が出来なかったからこんな中途半端な家になってしまった。 い・・・いや、 中途半端なまま建ててしまったのですか!?と、写真が貼られていました。 僕は、開いた口が・・・暫く塞がりませんでした。 要するに、自分に専門家として、お客様の要望を聞き出す力が無い!と、宣言しているのです。 通りがかりの一般の方がそうなんですねぇ~! 的な書き込みをし、そうなんだ、俺様達建築士の先生にちゃんと伝えられない消費者は馬鹿だ。と言う様な勢いの文章が並んでいました。 専門家なら、素人であるお客様の要望などを上手に聞き出してあげて、配慮を加え、期待を上回る提案を差し上げてこそ専門家。。。ですよ。 恐らく、この建築士さんは、住宅の設計に不慣れである事。又、”先生”と呼ばれて、木に登っちゃってる(あぁ勘違いな)人なのです。 こう言う呆れた建築士に、出会わない様に気を付けましょう。 その2 これも ある一級建築士さんのお話し。(個人攻撃をしたい訳ではないので場所も名前も公表しません)そのサイトには『ライフスタイルに合わせたここち良い空間』を設計します。と、タイトルが掲げられてあり そのサイトから、「私の作品」と 誇らしげに掲示していた建物の図面がありました。確かに、ちょっとおしゃれな外観です。 今流行のデザイナーズ住宅風。 しかし、間取りを見て 僕には 「?」 が浮かびます。 平面図を、拝借して参りましたので どこが ? なのか ちょっとご覧になって下さい。 これです ↓ いかがです? 「 ? 」が 浮かびませんか? 解らない? では、少し解説しましょう。 1) ポーチの端っこに玄関ドアが取り付きます。 これでは、玄関ドアの取っ手が出っ張ってる関係で、 玄関扉が開くのは 90度未満です。 普通に出入りしにくいばかりか、ちょっとした荷物を持って 帰宅した際、不便を感じざるを得ない間取りです。 2)間取りの問題として 玄関ホールから いきなり食堂です。 このプランでは対面キッチンの前に食卓を置く事になるのでしょうが 食卓というのは、プライベートゾーンな筈です。 働く主婦の方が、食事を終わってお皿を洗い出すまで 少しくつろぎたいな。。。と言う想いを否定する間取りですね。 3)4帖半の和室が、いかにも取って付けた様にくっついています。 リビングの一部としても中途半端ですし、もちろんこの広さでは 祖父母の一人としても個室として使うのにも使えない広さ。 しかも、押入・リビングとの出入り口・窓の配置によって この和室には物を置くスペースが取れません。 4)この間取りの悪さは、リビングも同様で、 広い様に感じるのですが、実は、どうやってくつろいだら 良いのか、全く使い勝手の悪いリビング空間になっています。 どこに何を置いて良いのやら???です。 5)2階に上がる階段がリビングの奥にあるので、そこは 通路になります。 更に、洗面・脱衣所とトイレのドアが、重なっています。 お風呂にはいる時や、朝の洗面が渋滞する時には、 家族の動線が交錯し、ぶつかってしまう間取りです。 最悪なのは! ◆トイレの出入り口と◆洗面脱衣所の出入り口がリビングに面しているのです。 いくら 家族とはいえ トイレでは屁もしますし下痢の時もあります。大便を済ませて、トイレから出た時、空間が、リビングと繋がっていたら、臭気もリビングに流れ出します。 誰か、お客様がリビングに来ている時トイレに入り辛いですよね。又洗面脱衣所って、夏場のシャワーだけにしても入浴後は、相当な湿気が充満します。 家族がお風呂に入るたび、その湿気がリビングに流れ出ます。 ワンルームじゃないんですから! リビングに流れ出た湿気は結露の原因となり、カビやダニの発生を助けます。家の構造体を早期に痛めてしまう原因にもなります。 浴室の出入り口ドアが、洗面・脱衣所に開いている様な図面になっている事も気になります。(アリエナイので) 他にも、1階の収納が取って付けた4帖半の和室に1箇所だけしかない。 これでは、物が部屋に溢れかえるでしょうね。季節毎の、装飾品やクッションなど、普通に生活すれば必要になる様な物すらを収納するスペースが有りません。 これで「心地よい空間を設計します。」 とは呆れました。 私は、その人の日記コメント欄に上記の点を、どの様にお考えなのですか?この設計で心地よい空間と呼べますか?と、書いてみました。 設計主旨を、聞いてみたかったのです。 すると! 次の日、なんと私の書いたコメントが削除されていました! 完全無視! 驚いたと言うか、思わず失笑しました。 あぁ、無かった事にしちゃうんだ。って。。。。 恐らく、この建築士さんも、住宅の設計には殆ど携わった事が無いのでしょう。他にも住宅設計の例が出ていましたが残念ながら心地よい空間は見あたりませんでしたから。 この様に 住宅を設計する資格のない 呆れた建築士もたくさん居ます。ましてや 二人目の建築士さんは 一級建築士で、デザインの良いビルも多数設計されている様な方です。 設計士の自己満足の作品に住まわされる 家族は不幸です。しかも 何十年もローンを払う訳ですから。。。