【豆知識】どんぶり勘定って悪い事?
住宅を建築しようとする人ならばどんぶり勘定 って言う言葉を耳にした事が有ると思います。どんぶり勘定に気を付けよう。とかどんぶりかんじょうだからダメだとかなんだか 悪い事の代名詞の様に言われるこの「どんぶり勘定」ってそもそも何なの?実は、どんぶりって言うのは、親子丼どかカツ丼の様な丼ではないんですね。江戸時代から今も 着続けられている職人さんのコスチュームで腹掛けと呼ばれているのを どんぶり って言うのです ^^(↓写真を参照下さいね。)職人さんって 職人さんで(笑)商売人じゃなかった。雇い主(建て主)さんにもらったお金をそのまんまどんぶりにぎゅって つっこんで仕事をしたりしてね。材料を運んできてくれた、材料屋さんにもそのまま、どんぶりからすぐ支払ったりして。。。つまり、お金には頓着しない。技を磨いて、一生懸命仕事をしたんですね。今の問題になってる悪徳業者の様に 暴利をむさぼるなんて事はアリエナイ世界でした。職人のプライドに掛けて 手抜きの工事なんて存在し得なかった。今も生き残ってますけど、良い職人さんは、儲けなんか度外視してました。お客様と自分の腕が満足する仕事を追求していたのです。お金にはきっちりしていなかったけど仕事を真面目にする事や技を磨く事には熱心。そんな職人さんの姿を どんぶり勘定 なんて表現したのです。いつからか どんぶり勘定は 悪い事の代名詞になっちゃいましたけど実は、そんなに悪い事じゃなかった。と言うお話し ^^