懇親会にて。
ずっと前から楽しみにしていた学年の懇親会がありました。会社勤めやら役員やらしていない限り、主婦に飲み会は縁遠いものです。年に何度とない宴会、楽しみにしない方がウソでしょう(笑)酒が飲めるぞ~!っていうのもありますが、やはり先生と膝つき合わせて話せる良い機会です。家庭訪問では時間が限られているし、学級懇談ではクラスのことになる。しかし、こういった場では他の先生にも話が聞ける。先生もお酒が入るので学校では聞けないようなことも、聞き出すことができたりする。懇親会って好きなんですよね。で、運良く先生の隣を引き当て、ではさっそく!と話し始めたとき「自己紹介を始めます」。もう話はそれっきり。他のお母さん方も先生と話をしたい。もちろんそれはわかるんだけど。5年生ともなればいろんな面倒くさい問題が山積します。今回は「女子」の方がテーマだったようで、先生は「女子」のお母さんを集めてました。わかります。高学年になると女子は何かと問題があります。友達関係だったり、体のことだったり。けど、あからさまに「女子のお母さん~!」って言われてしまうとじゃあ男子のお母さんは何してたらいいかしら?みたいになってしまいます。仕方ないので、男子組はそれぞれで集まって他愛のないことを話してみたり。親同士の情報交換の場でもあるので、お母さん達と話すことも目的の一つですが今回に限り、先生から情報が欲しい!と参加してしまったので私にとっては完全に消化不良の会となってしまいました・・・子供はもう高学年です。せっかく先生がいるのだから学校のこともっと話して欲しかったしやはり勉強のことをね、もっとアピールしても良いんじゃないかと思ったのです。もちろん生活のこともとても大切です。女の子を持つ親だったら気になることが多い年齢だし先生としても学校と家庭で連携しながらやらなければならない問題なのでしょう。けど、だからといって、それだけってことはないと思うんです。正しい教育がなされていたら、からかうこともなく過ごせるはずなのです。私は女の子の親ではないので、対象外として漏れ聞こえてきたことから推測するに先生としてではなく、大人として(女性として)恥ずかしいことなのだという考えが奥に潜んでいるのだと感じました。そういった話し方で、それまで何とも感じていなかった子供が「恥ずかしいことなんだ」と思いこむのです。恥ずかしい、汚い。隠さなければならない。みんな大人が教え込みます。結局「大丈夫だよ」と言いながら「恥ずかしいことだからね」と教えているようなもので。なんだかな~なのです。先生に聞きたいこと、あったはずなのにそんなこんなで聞きそびれ、そのうちに忘れてしまいました。。。小学校のうちにやってほしいこと、何をやってもらえるか、なにがしたいのか。どんな方向へ行くのか。聞きたかった。だって小学校時代はもう2度と戻って来ないんだから。学校へ行く?こんな漠然とした話をしに?何考えているんだろうって思われちゃいますよね。今までお話ししたことのないお母さんと、少しお話しが出来て思ったこと。子供のことには興味あるけれど、それは「今」のことだけ。先のことをあまり考えていないんだなぁってことがわかりました。関心がない訳じゃないんだろうけど、あえて情報を得ようとせず、それが当たり前、普通だと思っている。自分の情報エリアから出ることはなく、その中だけで生きている。もちろん子供もその中だけで生きているが、それについて母はなんの疑問も持っていない。今は情報社会だけど、情報がありすぎるが故に、個人の選択が必要となっている。必要な情報は自分でゲットしろ!ってこと。だから興味ない事柄は全く情報として入ってこない社会なのです。それが当たり前になると、個人の世界がとても狭くなります。ある一点はとても深くなりますが・・・田舎に住んでいるからかなぁと思いました。親の世界が狭ければ、子供の世界だって狭くなります。それを広げるのが学校であり、課外活動ではないかと思うのです。その学校がね、子供や親に情報を与える役割を放棄してしまったらどうなるでしょう?少しだけお話しして、こんなことを感じたのでした。その方はごく普通のお母さんです。お子さんのことをとても大切に思っていらっしゃいます。だけど、情報がない。愕然としました。伸ばせるものも伸ばせないと感じました。田舎の学校の責任は大きいとも感じました。。。そういえば先生に自主学習の話をしかけたら、はぐらかされたっけ・・お酒の席だし、そんなもんなのかな・・もうちょっとまじめな話がしたかったな・・注:今回は非常に曖昧な表現で書いた箇所がありますのでなんのことやらさっぱり?と思われるかも知れません。直接その単語を書いてしまうと、その単語に対して変な感情を持ってしまう方がいるとイヤだな~と考えたので敢えて曖昧な表現にとどめました。わからないかも知れませんが、このようなことに配慮してのことなので、お許し下さい。