テーマ:好きなクラシック(2326)
カテゴリ:参考資料
きょう大掃除をしていたら、とあるCDを発見しました!フリードリヒ・グルダ氏のピアノによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番で、オーケストラはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。そして、注目の指揮者はあのホルスト・シュタイン氏でした。彼は、今年の7月末に亡くなりました。NHK交響楽団の名誉指揮者でもあり、我々にも馴染み深い存在。先日のN響アワーでは特集がありましたが、そこではベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の演奏が放送されました。 「運命」はオーソドックスではあるものの、歴史的な重みを感じる味わい深い演奏でした。CDの方は、ベートーヴェンを得意とするグルダ氏のキラキラ感のあるピアノの響きが印象的であり、シュタイン氏の指揮ともピッタリと息のあった名コンビぶりがうかがえました。もう生演奏が聴けないのは残念ですが、この貴重なCDを大切にすることにより故人を偲びたいと思います。 *** *** *** ところで、ある新聞記者が、今年のクラシック音楽コンサートのベスト10を発表しました。第1位は、11月17日にコンツェルトハウスが会場であった、バッハ・コレギウム・ジャパンのベルリン公演でした。拍手では足りずに地響きのような足踏みの喝采を受けたそうです。 次に目立ったところでは、5位のレイフ・オヴェ・アンスネスのピアノ・リサイタル(10月27日、東京オペラシティ)。端正で静謐(せいひつ)なシューベルトを聴かせて、満員御礼の東京オペラシティの聴衆をうならせたようです。[兵庫公演に興味があったのですが、都合で行けませんでした、残念。] そして、6位のサイモン・ラトル指揮によるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会(11月23日、ミューザ川崎(川崎))。来日初日にラトル氏の細君、マグダレナ・コジェナーさんが絶妙無比のマーラーを披露。ミューザ川崎の美しい響きも大きな力となりました。あぁ私も聴きたかった、悔しいです!! さて、私個人が最も注目したいのは、10位の「大阪クラシック」です。大阪フィル音楽監督の大植英次氏が旗振るこの一大イベント。7日間で66公演を行ない、どこもチケットが払底。ジャズピアニスト小曽根真氏が大植氏と急遽追加公演を行ないましたが、特別な広報もなしに朝の10時から2000人のホールが満杯に。大阪のメインストリートであり象徴でもある、御堂筋が音楽で染まりました。一記者であるとはいえ、この公演をベストテンに選んでもらったのは関西人としてはうれしい限り。しかし、実は私自身は未経験のイベントなのです。でも、来年は行ってみようかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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