カテゴリ:新潟観光日記(イベント編)
今週はイベントごとが多く今日は三条凧合戦のお話・・・
三条市は六角凧の産地でこれを使った凧合戦がこの季節の名物となっております、 紅組・白組に分かれた凧組が相手の凧を落とし合いその特典を競います。 三条凧合戦の特徴は相手の凧の落とし方によって点数が大きく違うということ、 ただ落としただけでは1点しか入りませんが、 相手の糸を切って落とすと3点、それを上空の高いところでやると5点の点数が入ります、 凧の糸と糸が絡み合ったら合戦開始です。 熟練の揚師の人が糸を強く引いたり緩めたりして、 その摩擦で相手の糸を切って落とします、 各組たくさんの揚師の人がおり連携して凧を揚げておりますので、会場は怒号罵声が飛び交っております・・・ 「下がんなっや!!」「引けっや!!引けっや!!」「はよ下ろせっや!!」・・・ ってひどい三条弁が飛び交ってますな・・・ 語尾に「や」がつくのが三条弁の特徴かもしれませんね、初めて聞くと怒ってるの?と思うかもしれませんが怒っているわけではありません、 こういう言葉ですのでご心配なく・・・ あ~それともう一つ・・・ これ「凧合戦」と書いていますが「いかがっせん」と読みます。 「凧」を「たこ」と呼ぶのは本来は関東の方言でしてね・・・ かつては関西では「いか」と言いました、その原型は「紙鳶(いかのぼり)」がはじまりで、 これを凧というようになったのには諸説あり、かつて凧揚げが禁止された時「これはイカではなくてタコだ」と言ってごまかしたのが始まりとも言われています。 屁理屈もいいところですね。 このはっぴは三条の凧組の一つまろみ会のもの、 三条には地域ごとに20の凧組があります 組ごとにそれぞれ特徴のある凧を上げておりますね、見て分かるものもあれば分からないものもありますが。。。 三条の凧は六角凧、 縦骨1本横骨2本のシンプルな構造です。 この縦骨を抜くとくるくると丸めることができるのが特徴です。 凧合戦では相手の凧を落とし合うのですから、 当然凧は落ちて痛みます、破れてしまったり、壊れてしまったり、 なので各組とも凧は1枚だけでなくたくさんの凧を持ち寄っています。 上げるのも各組1枚というわけではないですしね。 こんなふうに名前の書いてあるのはどこの組の凧かすぐにわかりますね。 他にも風神組なら風神の絵柄、雷神組なら雷神の絵柄、謙信組なら謙信の絵柄、五月会なら皐月の絵柄と分かりやすいものもあります。 他にも例えば五月会は東三条の凧組ですので東三条の会社の名前が入った凧だったり・・・ ずっと見ていると、あ、これはこの組の凧だなと分かるものもあります。 まあでもこうして地域ごとに凧組があるといっても凧揚げが盛んなところとそうでないところはあるわけでどうしても力の差は出てしましますね。 強いのは東三条の「五月会」、 東三条には手書きの六角凧を作っている凧屋さんもありますのでやっぱり盛んなんでしょうね。 他にも「嵐南組」「越路組」「隆青会」「上町組」「大町組景清」なんかも比較的強いようです。 強いかどうかは別にして、女性だけの凧組もあります、 「三条小町会」です。 各組たくさんの凧を持ち寄ってると言いましたが、 縦骨を抜いて巻くと、こんなにコンパクトになるんですよ。 携帯性にも優れているのが三条の六角凧です。 これはまろみ会の皆さんですね、 凧を揚げている姿はなかなか勇壮で格好の良いもので・・・ 凧と言ってもとても大きな凧ですので揚げるのは熟練が必要なんですよ。 これは東三条五月会の皆さんです。 すごいすごいと見ていたらね、 もう合戦もほぼ終わり、終了間際の頃、 この五月会の方がね、「ちょっと引いてみるか?」って呼んでくださいました。 え~!!、いいの?・・・ ということでちょっとこの大凧の糸引かせてもらいました。 重い・・・ 簡単そうに揚げていますが、あんな大きな凧ですものね、 かなりの抵抗です。 息子も呼んでちょっと引かせてもらいました。 五月会のみなさん貴重な体験ありがとうございます。 日記のストックはまた増えて4つに・・・ なかなかお休みにはなりませんね。 まあでも忙しい時は勝手に休むので悪しからず・・・・ 今日は三条凧合戦のお話。 ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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