カテゴリ:新潟観光日記(イベント編)
今日は先週の三条祭りのお話です。
今年は日曜日が宵宮、月曜日が本祭、まあさすがに平日に仕事休んで祭り行ってるほどのマニアでもそういう団体に所属しているわけでもありませんので宵宮です。 さて、日本には四季折々、地域地域に様々な祭りがあります。 ところで「祭り」って何でしょうか? 一般には「祭」という字を使いますが、祭りというのは本来、神に祈りを捧げる、「祀」という字を使うのが正しく、 「祭」という字は本来死者を慰める慰霊、葬式という意味の漢字です。 日本の祭りには盆踊りのように死者を慰めるという意味を持つものもありますのでいつしかこの漢字が使われるようになったのですが、 祭りというのはそうですね、人間と神々の交流の場、と言ったらいいでしょうかね? 日本の土着信仰である神道は自然の中に神を感じそれを畏れ敬う宗教です。 水には水の神がおり(闇罔象神とか天水分神とか)、田には田の神がいる(豊受媛神とか大歳神とか)、 さて、神道の神は自然神、自然の中に神を感じたものですが、自然には良い面と悪い面があります、 川は田畑に水を運び、人々の喉を潤しますが、一度洪水をおこせば家々を押し流し、人も物も全てを飲み込む濁流と化します。 日本の祭りは四季に応じそれぞれの意味があります、今は春、ちょうど田植えの時期ですね、 この時期に祭りが多いのは豊作祈願、実りという恵みを願う祭りですね、 で、秋にも祭りが多いですよね、これは実りを感謝する祭り、 実った作物を神に捧げ、おかげさまでこんなにたくさんの実りがありましたと神々と喜びを分かち合う。 夏は疫病が流行、害虫が発生し、台風が来る・・・ 夏の祭りはこれらの災いを祓う祭りです、そこに仏教の盂蘭盆会の概念が混ざり、死者を供養するという意味合いも持つことが多いですね。 日本の神々の大きな特徴は「祟る」ということです、 恵みをもたらすとともに、災いももたらすのが日本の神々・・・ 一度荒ぶれば、洪水、地震、日照り、干ばつ様々な災いをもたらすのが神道の神々です。 日本の祭りにはこの荒ぶる神をなだめ、災いをもたらさぬよう願うという意味合いもありますね。 冬はなんでしょう? 神々とともに新春を祝い、穢れを落とす禊の祭りです。 祭りってね、神との対話なんですよ。。。 日本の神々って人々にすごく近い位置にいて、えらく人間的なんですね、 怒ったり、機嫌を損ねたり、間違うこともある。。。 そんな神々と祭りを通して喜びを分かち合い、 荒ぶることなく気持ちよ~く、恵みだけを頂けるよう願うのが日本の祭りの原型と言ったらいいでしょうかね・・・ 日本の祭りは神社の祭礼がほとんどですから基本的には神道的なんですね。 この三条のお祭りは基本的には八幡神を祀る三条八幡宮の春季大祭ですが、地域柄八幡宮に金山神社が同居し、 鍛冶・金物の神が合わせて祀られています、三条は金物の街ですから・・・ 今日はちょっと遅れた(1週間遅れ)三条祭りのお話でした。 どうせ屋台で買い食いばかりしてたんだろうって? そんなことはありません、 え~とね・・・ から揚げとカツカレー棒とフランクフルトとお好み焼きと大判焼きとポッポ焼きくらいしか食べてません、 なに?そんだけ食えば十分だって? おかしいな~・・・ なんか前にもあったようなやり取りですね。 最後はいつもの超可愛い光君です、なんか文句ある? 無いのね?、うんうん、それで良し・・・ それではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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