カテゴリ:新潟観光日記(イベント編)
今日は三条凧合戦のお話です。
さて新潟で有名な凧合戦は3つあります、「白根」「三条」「今町・中之島」の3つです。 この中で一番大きな凧を使うのが白根の大凧合戦で、縦7m、横5m畳約24畳分の強大な凧を使います。 次いで大きいのが今町・中之島の大凧合戦、長さ4m畳約8畳分の六角凧を使います。 この中で一番小さな凧を使うのが三条の凧合戦で畳約3枚分程度の六角凧を使います。 まあ小さいと言っても畳3枚分ですから、結構大きいんですけれどね・・・ じゃあ三条の凧合戦が一番しょぼいのか?というとそんなことも無く、 この中で一番歴史が古いのが三条の凧合戦で、その起源は1649年にまで遡ります。 三条の凧合戦の見どころは、技術的なところでしてね、 白根の大凧合戦の凧は凧に細工がしてあって引けば勝手に凧どおしが絡むようになっているのですね、 後は引っ張り合うだけのいわば綱引きになりがちです。 大きな凧を操って相手の凧に糸を絡ませるのは技術がいるので、こうして最初から絡むようにしておく、凧合戦の中には最初から糸を絡めておく、地絡めというのもありますね。 三条の凧合戦は地絡め禁止、あくまでも大きな凧を操って相手の凧の糸を切るのが見せどころです。 この技術を競うのが三条の凧合戦なので落とし方によって得点が違います、 ただ落としただけだと1点、相手の凧の糸を切って落とすと3点、これを上空の高いところでやると5点、得点が大きく違います。 三条の凧合戦はかつて村上藩の陣屋があったころ・・・ 陣屋の子供たちが揚げていた凧を鍛冶屋のの子供たちが凧を高く上げ自分たちの姿を相手に見せずに揚げた凧をうまく操ってその糸を切って落としてしまったのが始まりと言わています。 まあこういう由来もありますので揚げた凧で糸を切るのが見せどころで、凧がついただけの綱引きでは意味が無いのですね。 大きな凧を操るのは技術がいるので、三条の凧合戦では凧を揚げるのは凧組に所属する専門の揚師が行います。 まあ好きな人がいるからねこういうの・・・ 今年の三条の凧合戦はマルシェと一緒です、まあこっちの方が良いかもね・・・ いつもはちょっとした屋台くらいでマルシェと一緒ならそっち系は任せられるし。。。 あ~なんか凧の字の上に「イカ」と書いてありますね、 三条では凧と書いて「イカ」と読むんです、 なので三条凧合戦は、正式には「さんじょういかがっせん」です。 凧って昔は鳶幟(いかのぼり)と言いましてね、本来は「イカ」なんですよ。。。 マルシェと一緒なので食べ物には困らない・・・ ここの串カツ安くて美味しかったです。。。1本100円・・・ ついでにおやつも・・・ おやつ代わりのニョロリッチ・・・ まあ凧マルシェなので・・・ それっぽいのもありました・・・ 1個400円で、 21個セットで16000円? なんか計算が合わないね。。。 このちょっと大きい21個目が8000円? 三条の凧合戦は白根や今町・中之島と違って川を挟んで対戦するのでなく、 川を挟まずに対戦します、ここは三条競馬場の跡地。。。 現在はここに防災センターができています。 三条の水害の後にできた施設なのですけれどね。。。 まああの水害も信濃川の支流五十嵐川や刈屋田川の決壊で済んだのであの程度でしたが・・・ もしも本流の信濃川が決壊していたら・・・ あんなものではとても済みませんね。 備えあれば憂いなしといいますが、 防災において可能性をゼロにすることは決してできないんですよ、 万一の時の被害と対策にかかる費用、これを勘案して極力低下というのが防災の基本的な考え方なので。。。 どんなに対策を立てても可能性は決してゼロにはならない、 防災ってそういうものなんです。。。 今日は三条凧合戦のお話し・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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