JUNKなラーメンを食べよう第11弾(おまけ雑学付)
JUNKなラーメン企画もすでに11弾、いや~続きますね~極一部こんなのは食い物ではないという批判も出ておりますが・・・(笑)油っこいラーメンが多いですからね~、まあ健康にはよくないかもしれませんが、食べたい物我慢して長生きするのと好きなもの食って早死にするの、どっちが良いかは人それぞれ・・・(笑)で、今日のラーメンもインパクトありますよ~、しいて近いものを探せば排骨麺でしょうか?今日のラーメンは何とラーメン屋ではなくて高速のパーキングエリアからお届けします、場所はここ・・・長野県塩尻市にある「みどり湖パーキングエリア」駐車台数50台ほどのさほど大きくないパーキングエリアです。ここのパーキングのあるラーメンが美味しい・・・みどり湖PAと排骨麺で分かった方もおられるかもしれませんが、今日紹介するラーメンはこれ・・・山賊ラーメンです、見た目にもインパクトたっぷり、地元名産の「山賊焼き」という巨大な竜田揚げがで~んと・・・「山賊焼き」というのは、長野県中信地方の郷土料理で鶏肉をにんにくを効かせたタレに漬けこみ片栗粉をまぶして揚げたもの、大きい竜田揚げでしょうかね・・・山賊「焼き」ですが、焼くのではなく揚げるのですね、これは山賊は物を取り上げる(鶏揚げる)からだという説がありますが「山賊揚げ」でもよいような気も・・・まあ店によって「山賊揚げ」と呼ぶ店もありますが一般的には「山賊焼き」・・・単に唐揚げの入ったラーメンじゃんと思われるかもしれませんが、この大きな山賊焼きとラーメンのスープそれにキャベツの甘みこれがよく合うのですよ~長野で降りる用はないのでいつもPAで食べるのですが、お気に入りのPAの一つですね~ちなみにラーメン自体は・・・普通の醤油ラーメンです、特に大きな特徴なし・・・山賊焼きが名物ですのでラーメン以外にも、山賊カレー・山賊丼など山賊焼きが載ったメニューがいろいろ・・・、でもラーメンが一番合うような気がしますね・・・そうじゃなければ、普通に山賊焼き定食が良いですね、さてさて我が家の山賊焼きは・・・あ~、いたいた・・・「また訳の分からんことを・・・、鳥の唐揚げじゃない!!」そうでしたそうでした・・・鳥じゃなくて犬の唐揚げでした・・・「唐揚げじゃないってば~」ハハハ、これは食べれませんね~さて昨日ブロ友さんの日記に「松の廊下跡」の写真が載っておりました松の廊下と言えば「忠臣蔵」ですね~元禄赤穂事件で浅野長矩が吉良義央を切りつけた本当の理由は現在でもよく分かっていないのですね、吉良義央のいじめが原因という説もありますが、当時、浅野長矩は勅使花山院定誠と千種有能の饗応役を務めており吉良はその指南役、事件のあった元禄14年将軍綱吉は朝廷に母の官位(従一位)を奏請しており、重要な案件「桂昌院の従一位問題」があったため、吉良義央を正月早々京都に送っています。勅使饗応役の失敗は吉良にも責任の及ぶものであり、嫌がらせをする理由がないのですね。当時の各人の立場はこの通り・・・浅野長矩、官位は従五位下、官名は内匠頭、播磨赤穂藩の第3代藩主で石高は53,000石吉良義央、官位は従四位上左近衛権少将、官名は上野介、儀式や典礼を司る旗本高家の筆頭で4,200石ほど高家の名門とはいえ所詮旗本の家柄、広大な領地をもつ大名の収入とは比ぶべくもなく、饗応指南に対する授業料としての賄賂は当然貰うべくもので、それを非難されるいわれはないのです、大名にとってはこの程度の出費は必要経費です。浅野長矩は勅使饗応役の任に当たっており官位は従五位下、吉良義央はその指南役で官位は従四位上左近衛権少将、当時2人は上司と部下の関係にあったと言っても過言ではないのですね、で、当の上司の吉良は正月から京都に行っておりますので戻ってきたのは勅使が下向する数週前、その間に饗応の準備をしなければならない、通常数か月でする準備、浅野が饗応役に任ぜられた1月から準備していれば間に合うが、吉良のいない間、浅野はどうしてよいか分からずほとんど何の準備もしていない状況、吉良が戻ってからの忙しさは想像できますね、そんな中で起きたのが松の廊下の刃傷事件・・・当時、殿中での抜刀はその時点で罪となります、浅野が刀を抜いた時点で彼の蟄居は決定、切りつけた時点で切腹は決定していたのです、一方刀を抜かなかった被害者が処分された前例はありません、なので浅野長矩の切腹、吉良義央のお構いないは当然の判決ともいえるのですね、特に不思議な異例の判決ではありません、浅野家の取り潰しについては、当時浅野長矩には跡継ぎがおらず放っておいても浅野家は無継嗣で改易となる運命にあったのですね、浅野が吉良に切りつけた時点で切腹お家取り潰しは決定されていたのですね、それでも老中小笠原長重は浅野長矩に対し「乱心であろう?」と何度も問いただしたと言われています、こういう場合乱心でなくともその場を収めるために乱心であると答えるのが普通で、乱心と答えていれば、乱心による刃傷事件、浅野長矩の切腹だけで終わり、お家は取り潰しにならない可能性も残されていたのです、ところが浅野の答えはいくら聞いても「乱心ではない」と・・・もはやお家取り潰しを逃れるすべは完全に無くなったわけです、さてさてこれを現在に置き換えてみましょう・・・政府要人の裏接待を命ぜられた浅野係長、ところが上司の吉良部長は相手先との交渉の為に出張中、前日に帰社した吉良部長、浅野係長は明日の接待の準備がな~んにもできていない、今更そんなことを言っても仕方がないので彼を叱咤激励、時には怒鳴りつけながら準備に走り回ります、この時の確執が尾を引き、政府要人が来社され社長がその対応をしている間についにキレて吉良部長を殴り飛ばすにいたったわけですね。重要な来客中にその来客の接待を命じられている社員が社内で共に接待を命じられている上司を殴り飛ばして病院送り、この不祥事に社は浅野係長を解雇したわけです、ところがこの吉良部長、社内でもあまり人気がなく(吉良義央はその後ろ盾でもある上杉家にも朝廷にも疎まれていたと言われています)、とにかく指導の仕方が厭味ったらしい、あれでは浅野係長がキレるのも無理はないと、彼の部下たちが吉良部長の失脚を狙い社内を暗躍するようになったわけです。やがて彼らは吉良部長が携わった法的に認められない裏接待を世間に公表、吉良部長はこの責任を取る形で解雇されることとなったわけです、で社内の秘密を洩らした社員たちはその後あの手この手でリストラされることとなるわけですねまあ実際にこのようなことになれば、勝つのは吉良部長の方で彼らはスキャンダルを探る時点で目をつけられ、あえなく解雇、は~い、四十七士は目的を遂げる前にあえなく討死・・・今日は山賊ラーメンのお話と・・・、赤穂浪士のお話でした・・・ではまた・・・