青春のサウンド
あれは確か、昭和42年の夏、初めての「夏季合宿」に参加した時の事だった。場所は、地元長野、飯山の戸狩。 それは、それは、衝撃的なものだった。同期の「H氏」・・・ホラ、毎年「新茶」を送ってくれる彼。彼の出で立ちにである。『何ダーーこいつ!』 更にさかのぼる話だが、「ビートルズ」の初来日は何時だったろうか。 あの、「ビートルズ」ばりの、長髪を風になびかせ、ジャケットはブルー一色!おまけに行き会うなり、いきなり、♪好きサー・・・好きサー・・・おまえのす・べ・て~~~♪と、左手を耳に、右手で老いさんの方を指さして、しゃがむ様なしぐさで・・・ 『何だーこいつ・・・』老いさんには全く何の事だか判らないで居た・・・ これが、あの時大爆発した≪GSサウンド≫なるものだったのです。後に聞いた話。↑の真似は、赤松 愛の「オックス」の物まねだったそうな。(これって、合っていますかねえ~、何しろうろ覚えな者ですから・・・)老いさんは全く興味が無かった。処が、しばらくして、同郷の同期生のアパート(3帖一間台所もなし)へ行った時、イヤホーンで、≪ステレオ≫なる物も、初体験。その音の広がりには、これまたびっくり! そこで、聴いたのは、≪ヴレッジシンガーズ、亜麻色の髪の乙女≫だった。 この頃には、もう、次から次からGSサウンド全盛時代で、名を上げるのも大変なくらい。皆さんにも、思い出の曲、お気に入りのグループがおありではないでしょうか。先程も述べた様に、一歩下がった状態で居た老いさんなので、当時は殆ど知らなかったが、中でも≪フォーク・クルセイダース、帰ってきたヨッパライ≫≪フォーセインツ・小さな日記≫は、記憶に新しい。この小さな日記は、晩年何かにつけ、デュエットで、ハモらせる事になる。 先日の懐かしいラジオ番組「オールナイト・二ッポン」では、≪タイガーズの解散さよならコンサート≫の特集を組んだほどでしたね。何故か、エライ興味の無い老いさんも、この時は聞き入っていましたよ。 このタイガーズの曲も、当時は全然でしたが、後になって2曲ほど歌う様になりましたか。 今になって、団塊の世代が青春の頃のあの曲を、TVで≪特集する番組≫があると、思わず見ている老いさんです。 現在も、ハモらせて歌えるのは(自己流ですが)・・・先程の≪小さな日記≫≪白いブランコ≫でしょうか。 何時の日にか・・・ハモらせたい・・・あなたと・・・