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カテゴリ:思い出(社会人・海外)
お父さんは結婚してからもう20年、お母さんからゴミ出し係を申し付かっている。こう書くと、本来はお母さんの仕事なのに、お父さんが仕方なくやっているという風にとらえる人もいるのかもしれないが、実際は会社に行くときにゴミ捨て場までもっていっているだけの事である。
お父さんの住んでいる自治体は、燃えるゴミが週2回であり、お父さんの住んでいる地区は月曜日と木曜日が燃えるごみの収集日に指定されている。そのため毎週月曜日と木曜日の朝は、ゴミを集積場に持っていく。その他の資源ごみや燃えないゴミは毎週出すことはあまりない。ペットボトルや空き缶、古紙などの資源ごみはスーパーの集積所に持っていくことがほとんどであり、それ以外のごみは毎回出るわけでは無いので、基本的にお父さんが捨てに行くのは燃えるごみである。
さて燃えるゴミの日が月曜日と木曜日であることは、本来それほど大きな問題ではない。週2回もあれば十分である。また週末に草取りや植木の選定をした場合にも、月曜日にすぐ出せるというメリットもある。
ところがである。お父さんの住んでいる自治体は、祝日にゴミ収集を行わないというルールで動いている。そして、今の日本の祝日はハッピーマンデーという制度が運用されており、月曜日が祝日になる日が4日(成人の日、海の日、敬老の日、スポーツの日)ある。さらに、日曜日に祝日が重なると月曜日が振替休日となる。2024年だと月曜日が振替休日になったのが、建国記念日、子供の日、山の日、文化の日と4日ある。これだけで8日間はゴミの収集がない。これに月曜日が祝日と重なった元旦と昭和の日、秋分の日の3日間を加えると、2024年は実に11回のゴミ収集が無いことになる。
1年365日を7日で割ると、1年に52週あることになる。週2回のゴミ収集が全部で104回ある計算だ。そのうち11回が無くなるとすると、約10%ほど月曜日が収集日でない地区との差ができる。 家族5人で生活していて、1週間に1度しか生ごみを出せないとなると、どうしても家の中に貯めざるを得ない。これはかなり苦痛である。
昭和の時代であれば、庭の焼却炉というドラム缶などで紙ごみなどは燃やすことができたが、ダイオキシンが騒がれてから家庭の焼却炉はどの自治体でも禁止となっている。もちろんお父さんが住んでいる自治体でも禁止である。 年にたった11回ではあるのだが、この11回は「またか」と思うほど多いのが実感である。単純に毎月1回ゴミが出せない月曜日があるのだから、10%と言えどバカには出来ない。
隣の自治体は祝日も収集があると聞いているが、どちらかと言えば仕事をしてはいけないというのが今の世の中の風潮なので、お父さんの住んでいる自治体で祝日にゴミ収集を始める可能性はゼロに近いだろう。 この月曜問題を収集日をローテーションすることで解決する策も考えられるのだが、毎年ゴミの収集日が変わるとなると、混乱するので現実的ではない。ゴミの収集でここまで深く考えることは普通はないのだろうか、お父さんにとっては結構大きな問題である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.01 00:10:15
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