永遠に野生
以前に私が書いた『イルカを売りにした学校』という日記について、です。この日記では、普段書き込んで下さる方以外からも、とても熱意のこもった書き込みをいただきました。また、書き込みまではせずとも、私の日記の内容で、不快に感じられた方も多くいらしたかと思われます。特に、この学校関係者の方、そして学校をもり立てていらっしゃる、地域の方など。きっとこのブログは観るのもイヤでしょうから、この日記を読んで頂けるかどうか分かりませんが、ひとこと。ストレートに書き込みくださった、115さんのおっしゃる通り、私は憶測で、断定的な書き方をした部分が多々ありました。その点については、こころから御詫び申し上げます。でも、この学校がいけすでイルカを飼育している地域は、実際野生のイルカが生息しています。なのに、どうして1頭だけ隔離していけすで飼育する必要があるんでしょうか。目の前に仲間がいるのに、合流できないイルカでセラピー。この地域では、年中野生のイルカが観測できる。それだけじゃ、ダメですか?例えば私たちにはおなじみの『犬』。どんなに庭が広いところで飼われていても、やはり庭の外に定期的に連れ出してやる必要があるのだとか。犬ですら、そうなんです。限られた場所は、所詮限られた場所でしかないのです。『When we try to turn dolphins into pets or 'companion animals,' it never works. This is hard to realize when it's happening. The dolphin seems to want to be a pet. He's always smiling -- seems to be laughing. He seeks us out to be petted and played with. All of this just like a real pet. But this is an illusion. Dolphins are forever wild.イルカをペットやコンパニオンアニマルにしようと試みても、それは決してうまくいくことはありません。イルカはペットになりたがってるように見えます。いつも微笑み、笑っているようにさえ見えます。そして彼らは私たちに可愛がられたり、一緒に遊ぼうと、私たちを捜し求めたり…これらのすべてを見ていると、真実を悟ることは非常に難しい。これらのイルカのすべての行動が、まるで本当のペットであるかのように思えてしまいます。しかし、これは妄想でしかないのです。イルカは永遠に野生なのです。』これは過去28年間、イルカの返還に勤められているリチャード・オバリー氏の言葉です。(全文はコチラ)水族館やリゾート地等でイルカをみかけることは、日本ではあまり珍しい事ではなくなりました。でもだからといって、それが当たり前と思ってはいけない。ただ単に、私たちが無知であっただけなのです。これから彼らとの新しいつきあい方、本当の共存の仕方を、一緒に考えてみませんか?