パパから息子への手紙
一昨日、息子が自分宛の手紙を見つけてこちらが驚くほど大喜びした。それは実は銀行から送られて来たただの口座明細書だったのだけど息子にとってはちゃんと自分宛に送られた初めての手紙だったのだろう。「僕宛の手紙、僕宛の手紙!」と躍り上がってうれしがってるのを見て中身を見せるのが可哀想になってしまったほどだ。なぜ息子宛に送られて来たのかと言うと確かこの日記にも書いた事があるけど行きつけの銀行で2才以下の子どもの積み立て口座を開くと銀行から20ユーロもらえると言う事だったのでケチな私はそれにつられて忙しい中わざわざ娘の口座を開きに行ったのだけどその時にどうせだからと息子の口座も作る事にしたのだった。だから毎月微々たる金額が彼らの口座へと引き落とされていてその明細が3ヶ月に一度送られて来ると言う訳。なので今回息子が見つけた彼宛の銀行からの封書も私が受け取ってその都度片付けていたのだけど一昨日つい忙しくて片付けるのを忘れていて棚の上に放り出しておいたのを息子が見つけて自分宛だと気がついて小躍りして喜んだのだった。さて、昨日。そんな息子の姿を見ていた旦那が早朝から息子宛に手紙を書き仕事に行く前にポストに入れておいたらしい。今朝公園に行って買い物をして帰って来た時に郵便受けの中に息子宛の不審な手紙を見つけてすぐにピンと来た私。だって旦那の字は凄い悪筆なのでこの私が見間違える訳が無い。「誰からだろうねえ」と息子に渡すと案のじょう、大喜び。「ぼく宛の手紙だあ!!」と一昨日とまったく同じリアクション。早速封筒をビリビリに引き裂いて手紙を出したは良いけど彼はまだ5才のため最初のBonjour位しか読めない。なので私が「読んであげるよ」と受け取って息子に読んで聞かせてあげた。内容を書いてみると「Bonjour ○○, J'espere que tu a fait un bon voyage avec ta fusee et que ta meteo sur meteore etait bien la. Viens me voir avec ta fusee,moi,J'habite a nice. A bientot. Papa」(こんにちは、○○ ロケットでの快適な旅行をして きみの気象台も流星にちゃんとあった事と思う。 ロケットに乗ってぼくに会いに来てくれ。 ぼくはニースに住んでるんだ。 じゃあ、近いうちに。パパ)なんだか訳が変だけど。良い訳が浮かばなくて。でもざっとこんな事が書いてあったのだがもちろん息子は凄く面白がって帰ってからもしばらくその手紙で遊んでいた。夕方旦那が帰って来た時にも「パパ、ほら、ぼく宛の手紙!」と書いた本人に見せる息子。「わお、凄いなあ!」と大げさに驚いてみせる旦那。・・・この親にしてこの子あり、と言うけどまさにこの父子の事を指す言葉だとそんなとぼけた二人を見ながら笑いをかみ殺して考えてしまった私でした。blog ranking