爪綴れの名古屋帯
ひと月に一回という更新になってます。ようやくほんの少し涼しくなりました。着物もやっと袷になりますね。来月はお茶も炉開きで、早いものです。さて、久しぶりに帯のはなしですが、私はここ数年、袋帯をほとんど締めなくなりました。というのも、紋付や訪問着を着る機会はあっても内々での集まりがほとんどだし、長時間、袋帯を締めているのはやはり疲れるので、軽い綴れ帯の出番が多いのです。綴れ帯といってもカジュアルな綴れは当然ダメですが、金糸銀糸が入ったフォーマルな爪綴れの名古屋帯だと訪問着でもOKで、どんな着物でもだいたい合うのでとても重宝しています。お茶の席などで、華やかな訪問着を着ることはあまりないので、軽いし、締め心地が良いということで、綴れに落ち着いた?ような感じです。一本あると便利な帯です。綴れ帯はほとんど中国製のものですが、たまに西陣の綴れ帯も見かけます。爪綴れの名古屋帯 きものまわりの小物