対抗意識とチームワーク
ハリーポッターのお話の中では、寮対抗で毎年、優勝杯を競います。これは物語を面白くしている大事な要素の一つなんですが、こういうものが日本の学校にもあればいいな、とふと思いました。運動会のように赤白に分かれて運動のみを競うのではなく、学業からルール遵守から、生活のすべてについて、縦割りでグループ対抗をやるようなものです。ハリポタでは、スネイプ教授のようにスリザリン寮をひいきして、非常に不公平な得点の与え方をする人もでてきて面白いのですが、そういうのがあったとしても、それも含めて、こども達はいろんなことを経験し、学べるのではないかと思いました。ハリーポッターで学ぶ英会話のメールマガジンを発行していますが、その中で、新入生の寮を決める組分け儀式のシーンをとりあげたときに、オーストラリアでも実際にそのような制度があることを何かで読んだことを思い出しました。そのことをメールマガジンに書いたところ、素敵な実体験談とオーストラリアの情報をメールで送ってくださった読者がいましたので、こちらに抜粋、掲載させていただきます。------------もう10年も前になりますが、メルボルンで息子を現地校に入れていました。Brighton Grammar Schoolといい、小学校5年から中学2年のはじめまでいました。Hancock, Crowtherなどの名前の付いたクラス分けになっていて、スポーツなど縦割りクラス対抗でしたりしました。これは、別に寮ではないんですよ。姉妹校のFirbank(女子校です)にちょっと説明があったので、引用します。House SystemThe Senior School student population is divided into four Houses:Aylwin-Cameron, Hancock-Crowther, Sheppard-Tyson and Tonkin-Clarke. EachHouse is a vertical cross-section of students from Years 7 to 12.Students entering the School who have a family affiliation with a particularHouse are entitled to join the same House.Inter-House competition exists in Drama, Music, Sport, Debating and PublicSpeaking.http://www.firbank.vic.edu.au/experience/133.html--------なるほど! 劇、音楽、スポーツ、ディベート、スピーチなどで競い合うのですね。7年生から12年生までの縦割りで、兄弟関係は同じハウスに入れてもらえるようですね。親がいたハウスなんて愛着がでて、親や親戚もエキサイトできそうですね。日本の中学校や高校にもあったらきっと楽しいだろうなと思います。