セブン銀行の勘定系ソフトのお手並みは?
日経BPのニュースによれば、セブン銀行は、この年末年始に予定していた勘定系システムの刷新作業を予定通り進めることを決めたそうだ。新しい勘定系システムでは、日本ユニシス製の大型IAサーバー「ES7000」と「Windows Server Datacenter Edition」の組み合わせで、同社製のWindows向け勘定系パッケージ「BANKSTAR」を動かすとのこと。私はIBMに比べてマイクロソフト製品は上位互換性、すなわちバージョンアップされたときに今までのソフトが使えるかと言う点が雑なのでこういうWindows対応のアプリケーションは相当の注意がいると思う。最初はうまく稼動するだろう。しかしハードウエア性能に合わせてWindowsのバージョンを上げたときに、ソフトを入念に書き換える必要があるだろう。私にとってマイクロソフトの印象が悪い話を一つあげておく。WindowsでなくOfficeの話だが、私はマイクロソフトのWordのバージョンアップでひどい目にあったからだ:Word2000でEXCELのワークシートの一覧表の内容を差込印刷していたが、Word2002にバージョンアップしたときに、EXCELのワークシートにはあった3桁ごとに数字を区切る「,」が差込印刷で出力されなくなってしまったのだ。差込印刷に関してWordのバージョンアップでEXCELから呼ぶコマンドが変更されたため、従来はEXCELの書式を保っていたのに、EXCELの内部形式そのままを引っ張ってくるようになってしまったからだ。差込みのメイン文書でAlt+F9をキーボードから入力して、フィールドを編集可能として\###,###の表示形式を入力して、ようやく従来同様の出力が可能になった。