とりあえず中国株投信は利食い
中国が有人宇宙船を打ち上げてから「この国は日本より上だ」と中国株投信を持っていたが、昨日全額売却した。 最近のデモの投石による大使館の被害、留学生が殴られるなどの事件、日本製品の不買運動、日本企業への攻撃を見ると、中国は拒否権をもつ常任理事国としては全く品格に欠けるのみならず、カントリーリスクが多いことがわかる。日本企業への不買運動など、外国企業を政治の人質にとるような行動は、投資家にとってはリスキーだ。今後尖閣諸島問題をはじめ、小泉首相の靖国参拝など、日本が筋を通せば通すほど、中国がけちをつけるネタはいくらでもある。そのたびに日本企業が被害にあうと、日本企業の撤退もありうるだろう。中国への投資が減ればそれだけ株も下がる可能性がある。日本の教科書には「近隣条項」によりあまり書かれていないかもしれないが、中国は過去「通州事件」を起こしているので、外国人に対する攻撃のリスクは十分考えなくてはならない。とりあえず、利が乗っているので利食って、資金(といっても恥ずかしいくらいの小額だが)をMRFに寝かせてじっくり研究することにする。