順風選挙
自民党の関係者の口から散々きかされた言葉に、逆風がある。
「逆風選挙で...」
「逆風の中なんとか議席を...」
でも、これちょっとおかしかないか?
自民党に批判の声を発していたのは、ほかならぬ国民であり、有権者だ。その有権者が厳しい目をむけていたからこそ、今回の選挙結果になった。
それを逆風と言ってしまえば、まるで台風のようなもんで、過ぎてしまえば、こっちのものという姿勢が透いてみえるのだ。
国民にとっては、逆風でもなんでもない。順風そのもの。順風選挙だった。
はっきり言って、「逆風」を連発する自民党政治家は、今回の結果に対して反省もなにもしていない。
だからこそ、トップの首相も続投となったのであろう。
まあ、いいさ。
今回の続投は、自民党に政権抗争をやるような活力がもはやないことを立証した。終わりのはじまり。
40日抗争とかやってたころの自民党のほうが、よかったな。もう。かつてのようなエネルギーはないな。