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カテゴリ:保護者問題(親問題)
息子が4歳ぐらいのときでした。公園の砂場で、ぼんやりと砂遊びをしていると、見たことがない同い年ぐらいの男の子がやってきて、息子のスコップを取って行ってしまいました。いかにも勝手そうな顔つきの子供です。 たよりない息子がどういう反応をするのか観察していたら、案の定、泣くでもなく、睨むでもなく、奪還しに行くでもなく、少し困った顔をして戸惑っていました。 すかさず、相手の子供のお母さんが飛んできました。 「すみません。コラ、ヒデちゃん(仮名:スコップ取った子供)、人のものとったらダメじゃない!はい、返して!ごめんねー、」 と、物凄い勢いでスコップを返してくれました。そして手を引っ張って向こうへ行ってしまいました。 一件落着。
では、ないですよね。 息子はキョトンとしていました。 私は、事の成り行きを静観することにして、お母さんの「スミマセン」には、「ああ、、、」とだけあいまいに挨拶する感じで応えました。 どうしてお母さんはそんなに慌てていたのでしょうか??私の人相が悪くて、自分の子供が怒られそうだったから? そんなことはないと思います。私は、 そんなに強面ではありません。 「公園デビュー」という言葉が出現したのは、1990年代前半だったように思います。小さい子供を連れた公園での母親の付き合い方の難しさを揶揄した言葉です。 母親は、子供が悪いことをしたことを咎めたかったのではなく、傍若無人な振る舞いをする子供の親としての自分の立場が悪くなることを恐れているのだろうと思います。
親としての対処 子供の喧嘩は、子供にまかせましょう。たいして体が危険な状態でもなければ、見守っていればなんとかなります。 上記の様に対応すると、 1.ヒデ君が相手に謝る機会 2.私の息子がヒデ君に対処する機会 3.二人がいさかいを乗り越えて、仲良くなって、「あー、なーんだ、敵に見えても付き合ってみればけっこういいやつなんだ。」と、感じる機会 4.周りの子供が「ナンダナンダ!」と寄って来て、二人に関わる機会 を、潰してしまうことになります。 こういうのを スポイル(する)【spoil】 (子供などを)甘やかしてだめにすること。(gooで検索) と、言うようです。 大丈夫。小さい子供たちには自然治癒力があります。その機会を逃して育てると、どんどん自然治癒しにくくなりますよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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