|
カテゴリ:保護者問題(親問題)
さて、前々回に、親が子供になり代わって謝る話を書きましたが、今回の話は、親さえも謝りません。 私が息子の保育園の遠足についていった際、広場で弁当を食べていると、よその保育園の母子がボールで遊んでいました。子供が蹴ったボールが、私たち親子の方へ転がってきて息子に当たった後、お弁当の上を通過しました。 遊んでいた母子は、私たちが見えていないフリをするかのように(100%見えています)急いでボールを拾いに行き、そのまま向こうへ行ってしまいました。 「オイオイ、それはないだろう。」 と思って母子の後姿を追っていると、 「スミマセン」 の声が。振り返ると、走っていく母子に取り残された、おばあさんが申し訳なさそうな顔をして頭を下げています。 「オイオイ、それはないだろう。」 親としての対処 おばあさん、あなたは、真面目な方だと思います。でも、とっても気の毒なのですが、せっかく真面目なのに、あなたは自分の娘を育てることに失敗しましたね。その娘がまた子育てを失敗しつつあります。失敗が繰り返されようとしています。あなたが謝らないでいいのです。せめて、孫だけでも呼び戻して、謝らせてください。 できれば、娘にも、人様に迷惑をかけたときには子供に謝らせることを、後でちゃんと教えてあげてください。 親の世代論でも書いてきましたように、親子三代にわたって、確実に「子育ての失敗が進行」しているのを実感します。 学校現場でも時々、親ではなく、祖父母と話をする機会があります。そんな時にも、大きく保護者が変容したことを感じます(9割方、悪い方にです)。祖父母の世代は、「世の中」を大事にしようとする意識を持っておられるのを感じます。 ------------------------------------ 「愛国心が大事」とまで、躍起になって主張する必要はないと思います。今、自分の立っているその場に、その場にいる人に、愛着を持つ気持ちを育てることができればいいと思うのです。それが、たまたま日本であっても、たまたま保育園の遠足で行った公園であってもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 10, 2007 12:06:20 AM
コメント(0) | コメントを書く
[保護者問題(親問題)] カテゴリの最新記事
|
|