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カテゴリ:保護者問題(親問題)
「ウザイ」「ウザッ」「キショイ」「キショッ」 サッカー元日本代表の中田英寿選手が使っていたのが、印象に残ります。 短い表現で自分(あるいは自分たち)以外の異質な相手を否定し、拒絶するときに使う言葉というイメージです。かなり感覚的な言葉です。 「私はこんな風な考え方をするので、あなたの態度や言葉のこういうところに腹が立つのでやめてください」 などという論理的な説明などする気もない。双方の立場や言い分をすり合わせて折れ合うつもりなど初めからゼロ。いきなり、ばっさり相手を切り捨てるかのような態度です。 同様に、「キショイ」も皮膚感覚です。ばっさりです。 さて、その中田自身が選手として最後となったドイツワールドカップでチームメートからウザがられて浮いていたとの情報もあります(当時、中田自身も「チームからうるさいと思われている」というようなことを発言していました)。実際ネットでは「中田ウザイ」も含めて、ボロカスに書かれていました。 これらの言葉は私たちが互いに折れ合う機会も、相手を思いやりながら自分を深める機会も、奪ってしまっているように思います。
親としての対処 子供が「ウザイ」を使っていたら、まず、何がウザイのかをきちんと言葉で説明させましょう。そして、その「ウザイモノ」に自分がどう対処するのが良いかを考えさせます。たとえばA君に何か悪口を言われたのであれば、「そんな言い方はやめてくれ」ときちんと伝えるようにアドバイスしてあげてください。その上で、「ウザイ」という表現の仕方は、良くないことを教えてあげてください。 子供のことを書きましたが、もう若い保護者の方は、自分自身がこれらの言葉を使っているのではないでしょうか。時々聞こえてきます。慎んでください。あなたは、「親」です。 ストレスの多い世の中ですが、ストレスの解消の仕方が間違えていないか、親子共々、振り返ってください。 さらに酷い場合は、自分のお子さんに対して「ウザイ」と言っていませんか。それは、絶対にやめましょう。やめてください。
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