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カテゴリ:保護者問題(親問題)
前回までのエントリーで、若い人がダメダメなような書き方をしてきてしまったのですけれど、そういうつもりではありません。 私は、若い人にコミュニケーション不全傾向が強いということが言いたかったのであって、若い人が、相対的に能力不足であるということを書いているのではありません。 「その我慢の足りなさを、その傲慢を、その非礼を、その甘えを、その自己中心を、その無慈悲を、その無責任を」は、yudouhuさんが前回のコメントでご指摘の通り、ベテラン世代にも、そのまま当てはまると思います。 むしろ、若い人は空気を読むことに長けており、忍耐力もあります。特に、20代末~40代前半は採用人数が少なく、競争倍率が高かった分、知能指数も高いはずです(笑)。 さて、私は年齢で言うと、ベテランと呼ばれていいような歳です。 私が若い頃は、本当にダメダメでした。新任3年目ぐらいまでは、どれだけ子供と楽しく過ごすかしか頭になく、授業はそこそこに、スポーツと休み時間と「お楽しみ会」のことだけを考えて日々を送っていました。それでも、やってこれたのです。 そんな20年前の私がタイムマシンに乗って、厳しい状況にある今の教育現場に現れたら、もう、ひとたまりもなくノックダウンされていたと思います。いい年をした私でさえ、今の現場は厳しいのに、若い人はよくやっているよなあと思います。 では、昔の現場と何が違うか・・・いろいろありますが、次の3つは、確実に、年々、悪化しています。 1.仕事が増えた。 誰か偉い人の業績もしくはアリバイを作るような取り組みが多すぎます。 とにかく書類を作って突っつかれないようにしよう、思考停止して働いているフリをしよう・・・というのが、管理職およびベテラン世代には多いように思います。 2.子供が変わった。 「その我慢の足りなさを、その傲慢を、その非礼を、その甘えを、その自己中心を、その無慈悲を、その無責任を」ここでも、これが当てはまります。 3.親が変わった。 「その我慢の足りなさを、その傲慢を、その非礼を、その甘えを、その自己中心を、その無慈悲を、その無責任を」ここでも、当てはまってしまった!
2・3は連動しており、子供が変わってしまってきているのは、親の変化が大きいです。今のダメダメの親世代を育てたのは、ベテラン世代です。そう考えると、1を含めて今の厳しい教育現場を作ってしまったのは、ベテラン世代の教師であり、若い世代がその負の財産に苦しめられているという“図”が現状ではないでしょうか。 このブログを始めたのは、「保護者問題について」を、書きたかったのが理由のひとつです。 残務はまだまだありますが、やっかい仕事に一区切りがついて、やっと明日から夏休みモードです。さあ、明日から。しっかりと書いていこうと思っています。
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