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カテゴリ:保護者問題(親問題)
ケース【5】 懇談会や家庭訪問で、毎年何人かの保護者がこういって嘆きます。家に帰ってからずっとやめない。DSなので外に持ち出してしまって、公園でずっとやっている。友達の家を渡り歩いてやっていて、把握ができない。4年生が午前0時を回ってもやっている。父親と2人でやっていて親子で注意を聞かない。 「ゲーム機を叩き壊せばいいじゃないですか」 と、言いたいところですが(笑)、私は以下のようにアドバイスをします。 対処 ・基本的には、新しいハードやソフトを買い与えないでください。子供には高価すぎるおもちゃであることを認識させてください。 ・買うなら、買う前に約束ごとをしてください。できていなければ、今日から約束を作ってください。 ・原則的に子供はお金を稼いでないわけだから、ゲームを勝手気ままにする権利は無いことを念押ししてください。 ・約束は厳守です。破ったときにはどういうペナルティを与えるかも取り決めておいてください。 ・勉強をした時間だけできるとか、時間や日を決めてするとか、買うソフトの種類やソフトを買う間隔を決めるとか。 ・ハードはもちろん、ソフトの貸し借り・交換は禁止してください。 ・ゲームは子供部屋や子供が寝る部屋に置かないでください。 ・ゲームをやめさせる必要が生じたときには、「すぐやめなさい」というと、角が立つので、「あと5分でやめなさい」といっておいて、5分以内にやめれば誉めてあげてください。 ---------------- たくさんの親が口ではゲーム反対と言いながらも(いや、反対と言う人はもうそんなに多くないのかもしれません。既に保護者も(母親も)現役ゲーマー世代だそうです)、子供にゲームをさせてしまっています。どうしてゲームをさせるか。それは、ゲームをやっていれば子供は黙っているからです。ゲームをやらせておけば、楽なのです。ゲームに子守を任せる形で、わずらわしい子供の面倒から逃れようと言う心理が働いていると思います。 グタグタ文句は言いながらも、結局は子供の意見に負けてしまうのは最低です。 ・親が子供にゲームをやめさせることぐらいできなくて、どうしますか! ・機械には、お子さんの人間の心を育てることはできません。
※子供がゲームをやることの是非は、いずれ、このブログでも扱ってもいいかなと思っています。しかし、ネット上でもたいていこの議論はなかなかまとまりません。今回は、とりあえず、ゲームをやめられない子どもをどうすればいいかと言うことにしぼります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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