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カテゴリ:保護者問題(親問題)
柏崎原発の二ユースを見ても、ほとんどの人は、「不安」を抱く程度のことしかできず、実効性のある手を打つ力はありません。私も、怖いなあと思っただけで、積極的に情報を集めてニュースを追跡したわけでもなく、原発反対運動に加わるわけでもなく、日々のお仕事に埋没していました。 多分、本当に放射能漏れが起きて、頭の上に汚染物質が降ってくるまで、今の状態は変わらないかも知れません。我が家の近くの原発がどういうレベルで事故をしたら我が家の上に汚染物質が降ってくるのか、または自分に直接の利害が及ぶのかさえも、よくわかっていません。(いや、「我が家で無ければいいや」と思っているのではないのですが・・・) だからといって電気を使わない生活ができるわけでも無く・・・ なんとなく、漠然と、当事者意識が薄いまま、無力感が続いています。 「流され」ています。 8月にはいって「保護者問題」をシリーズでエントリーしていますが、実際のところ、教育に関しても保護者にとっては関心はありながらも、なかなかずっと心に留めて日々のかかわりの中で「流され」ることなく子育てができているかと言うと、これは、難しいと思います。 実際、教師としても、自分の子の親としても、自分が万全に子供を育てられているのかと言うと、残念なことに、できていないことのほうが多いです。 そんな人が、大部分なのだと思います。 私は、携帯所持反対論者(というほど一生懸命反対しているわけでもない)です。理由等については、昨日コメントしてくださったユウさんとほぼ同じです。→http://anb13524.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_0cf2_1.html ですが、それぞれの家庭に、それぞれの事情と考え方があると思うし、実際買い与えている人が今現在これだけいる事実は認めざるを得ません。ただ、だからと言って、無意識のうちに「流され」続けるのと、流されていることを少しでも自覚しているのとでは、ずいぶん結果は違ってくると思います。 昨日、トウサンさんから、コメントをいただきました。いつもブログを拝見させていただいている方で、しっかりと物事を捉えておられます。↓ http://plaza.rakuten.co.jp/rakuraku222/ -------------------------- 私も子供に使わせていますが、本当に悩みながらの思考錯誤です。 -------------------------- 携帯をお子さんに与えられていることの是非は、ここでとやかく言うことでもないと思います。それぞれのご家庭に、それぞれの事情がある、それでいいと思います。 しかし、その先が大事です。 保護者はもし、与えたのであれば、そこから先の親の責任をどれだけ考えており、考えを子育ての中でどれだけ実行しているのかが、大事なのだと思うのです。トウサンさんが「悩みながらの思考錯誤です」と書かれた様に、流されまいといろいろと取り組んでおられることには、拍手を送りたいです。 保護者が、大人が、感覚が麻痺して思考停止状態に陥ってしまわないよう少しでいいから「流され」ることに抵抗することが、何かにつながっていくのではないかと思うのです。教育は流されてしまうことが実に多いですが、少なくとも保護者は自分の子の教育に関しては強烈に当事者です。この当事者と言う立場から降りてしまっている保護者が増えてしまっています。保護者が日々、個々の場面で「流され」まくっていることが、学校という集合体を極めて難しい状態にしています。私はそういった流されまくりの親を「プチモンスター」と勝手に名づけて警戒しています。 携帯で「悪口」を回すことが、どれだけ子供の人間関係を壊してしまうか?!!! こんなネットの片隅で、「携帯反対」を叫んでいても(表現古!)、それこそ右から左へ受け流されそうですが、それでも私は教師として、大人として、よそ様のお子さんの当事者として、小さな声で叫び続けてやろうと思っています(苦笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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