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カテゴリ:保護者問題(親問題)
保護者に、子供がおかしいという病識(危機意識といった方がわかりやすいかも?)がなく、子供と向き合う覚悟がないと、子供はうまく育たない、と言うことを、延々と述べてきました。 しつこいようですが、続けます。 病識と覚悟が無いと、なぜ子供がうまく育たないのか?? それは、保護者に病識と覚悟が無いと、子供を叱り切ることができないからです。
子供は、必ず、大人を値踏みします。つまり、 「この人はどこまで自分に真剣に関わろうとしているのか」 ということを計っています。
保護者としての自分の責任を果たしたいがために、何となく 「叱ってみた」 のか、子供のために危機意識を持って、何としてでも悪いところを直したいという覚悟を持って 「真剣に叱っている」 のか、子供たちは常に計っています。逆から見ると、図らずも保護者側は常に「叱ってみている」のか、「真剣に叱っている」のかを子供に計られているのです。 全ての事が、メッセージなのです。 年々、 「叱り切れていない」 保護者が増えています。そうすると、学校で教師が少々叱っても、効き目がありません。叱り切れていない親に「叱ってみた」調で叱られ続けた子供は、教師が叱ったときに、 1.目をきょろきょろさせる 2.目の奥が笑っている。「どうせ、口で文句言われるだけ、反省しているような顔しておけば向こうも時間がたったら忘れるさ」と、心の中で思っているのが読み取れることがあります。 3.キョトンとして、何を叱られているのか分からない 4.「それで、なにか?」と、開き直ったような態度をとる。 といった反応を表すことが多く、非常にやりにくいです。透明人間を相手にしているような気分になるときもあります。 このような子供の心にきちんとこちらの思いを伝えるには、かなりの気合や技術が必要になってしまいます。 ---------------------------- 叱り切るというのは、何も、滅茶苦茶に叱る、暴力を振るうというこどではありません。
つまり、子供に、自分自身そして自分の回り(社会)に対して、きちんと向き合わさせる。 ということです。 最後は親がどれだけ子供のことを思ってやれるか、そして親自身ががどれだけまともに生きようとしているかというところが勝負になるのだと思うのです。自分の生き様も見せずに世間的都合で説教をしていても、最後のところではつまづくと思います。 何度も最悪の「例」を書きますが、子供に「ババア」「ジジイ」「ウッサイ」「ウザイ」と言われたら、絶対に引き下がらないで下さい。自信と自覚(病識または危機意識)を持って戦ってください。明らかに「そこは、違う」「そこは、引かない」と、言い切ってください。
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