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カテゴリ:保護者問題(親問題)
「叱り切る」ことをしつこく書いています。 では、なんでもかんでも、叱ればいいかと言うと、そうでもないと思います。 時々は見ていないふりをしたらいいこともあるでしょう。見逃してあげるところ・ほっておくところと、見逃さずに叱り切るところをケースバイケースで使い分ける必要はあると思います。
しかし、どうにもこうにも、叱らなくてはいけない場面もあります。そこで叱り切れないと、その行為は保護者が承認したことと同じになります。それは、まずいです。「そんなつもりはないのに、承認」してしまっていることは、意外に多くあると思います。 【事例】 子供が川にごみを捨てた場合。それはもう下流へと流されてしまい、とうていとることが出来ないとします。そんな時保護者が、 「ダメじゃない、ごみを捨てたら」 と、言ってみただけでは、 「どうせ口だけ」 と子供に見透かされるだけではなく、 「川にごみを捨てることは、悪いことであっても許されないことではないのだ」 「本気で叱っていないということは、川にごみを捨てることはそんなに悪いことでないと保護者も思っているんだ」 と、承認のメッセージとして子供が受け取ってしまう可能性があります。
【対処】 では、こんなとき、どうやったら、「川にごみをすててはいけない」を、子供に伝えることができるか?? 実力行使すればいいでしょう。 罰を与えると言う方法。罰を与えることについては、あまり誉められたやり方ではないかもしれませんが、なにもせずに結果的に承認のメッセージを出してしまうよりかはましかもしれません。虐待にならない程度に愛情と責任を持って叩いてください。 罰がまずいとお思いの方は、「悪いことをした代わりに、何か、良いことをしよう。」と、補償させるやり方もいいかも知れません。例えばごみを捨ててしまったのなら、 「流れてしまったごみは、仕方がない。その代わり、川を汚した分、3つ川岸のごみを拾って帰りなさい。」 と、はっきりと行動をさせるのです。 学校であれば、規則を破った子供やトラブルを起こした子供に、 「給食準備時間に一年生の教室に絵本の読みきさせをしに行きなさい。」 「今日から君は学習園にサツマイモを栽培する係だ。秋にみんなにサツマイモを振舞え。」 「一週間、黒板を完璧にきれいに消す」 といった、「罰」ではなく、「ポジティブな罪滅ぼし、補償」がいいかも知れません。 できれば補償に、保護者や教師が付き合ってあげるといいと思います。あまり厳罰主義に傾かないように工夫する必要はあるかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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