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カテゴリ:保護者問題(親問題)
前回のエントリーに「抱きしめる」ことが大事ではないかということを書いた次の日、たまたま寄った書店で、たまたま、そのものの本を見つけたので読んでみました。 お医者さんが書かれた本です。「抱き癖がつくから抱いてはいけない」などという子育て論が流行っているが、それは間違い。母親がしっかりと抱いてあげることが子どもの存在感を育て、情緒の安定した子どもに成長していく。大きくなってからでも、乳児期に十分に抱かれなかった人は、不安定な部分をもっている。大きくなってからでもスキンシップは重要。 ・・・・と、いっタ内容でした。少々丁寧すぎる文章ですが、名著だと思います。 ---------------------------------- クラスの中には、とてもスキンシップを欲している子どもたちが何人かいます。これは、小学校高学年を持っていてもそうです。男の子でも、話をしていると、いつのまにか私(中年のオッサン)の手をスリスリと触っている場合があります。 保健の先生(オバサン)も、 「○○君、私の手を握ってくるのよ」 と、私に報告してくれることがあります。 さびしそうな男の子には、積極的にスキンシップをとります。 なかなか信頼関係が築きにくい子供でも、ぎゅっと抱きしめてあげると、不思議とうまくコミュニケーションがとれるようになることがあります。 問題は、女の子です。私は中年男性なので、4年生にもなると、女の子にはあまりスキンシップはとりにくいです。昔、中学校にいたころ、先輩教師が 「昔、女の子の指導は叱った後で、ぎゅっと抱きしめてあげればよかった」 と、言っていました。昔の先輩の昔の話です(笑)。 --------------------------- 誰もが抱きしめられたり、スキンシップしてもらったりして欲しいと言うわけでもないのだとは思います。低学年でも自立的に見える子どもはいます。アンケートをとったわけでもないのでよくわかりません。でも、確実に、スキンシップの需要はあります。 私たちの昭和後半世代がどんどんとしがらみを切ってしまう中で自由を手に入れたことと同時に、密接な人間関係も壊してしまったのではないかと思います。クールを装う大人が増えています。私もそうです。大人としてクールに生きることと、子どもを慈しみ、人の暖かさを伝えることを分けて行動する必要があるのではないかと思います。 人間としての愛情を与えにくいなら、せめて犬でも猫でも、飼えるといいのにと思います。ペットの温かみだけでも少しは慈愛の心を・・・。
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