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カテゴリ:保護者問題(親問題)
近年担任した2年生。かなり厳しい状況でした。 1年生でベテランの担任をノックアウト。真面目で、理想を貫こうと、あくまで優しさを忘れずに接しようとしたベテラン教師は、統制不能に陥りました。 私は危機感を持っていました。厳しくせざるを得ません。半年間、笑顔はほとんど見せませんでした。少し笑みを見せただけでも、教室全体のテンションがフーーーっとあがるのがわかります。 指導は、厳しすぎたようにも思います。厳しいばかりで、十分な事をしてやれなかったという思いもあります。
家で甘やかされすぎた数人の子供がわがままである一方で、家庭の事情が悪く、愛情不足の子供が無茶な愛情を求めてくる。
何巻だったかは忘れましたが、「ブラックジャックによろしく」という漫画のひとつの山場の終わりに、 「手は、つなぐためにあるんだ」 という主人公の台詞があります。とても暖かい言葉です。
二足歩行が可能にした実に器用な「人間の手」の発達は、恐ろしいほどに人を傷つけることが可能になりました。でも、そうじゃなく、私たちの手は、つなげるのです。
では、腕は?最近、こんな風に思っています。
「腕は、抱きしめるためにあるんだ」
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