テーマ:戦争・平和(87)
カテゴリ:平和
昨日は北広島駅の改札口前広場・北広島エルフィンパークで行われている「きたヒロシマ平和展」に行ってきました。広島と長崎の原爆による被害を知るパネル写真の展示をしている他に平和の折り鶴・署名コーナーもありました。ここで折られた折り鶴は広島平和記念公園の原爆の子の像に捧げられます。
きたヒロシマ平和展 私の父は昨年2月に91歳で亡くなりました。戦時中にソ連軍の捕虜となりシベリアのハバロフスク収容所で強制労働に従事しその後生還しました。過酷な労働と厳しい寒さそして栄養失調などによって多くの人が亡くなりました。アメリカの研究者ウイリアム・ニンモ著「検証-シベリア抑留」によれば確認済みの死者は25万4千人、行方不明・推定死亡者は9万3千名で、総計約34万人の日本人が死亡したとされています。父が生還しなければ、当然のことながら私はこの世にいなかった訳ですから、戦争による運命というものを感じます。 きたヒロシマ平和展 高校生になった頃に初めて父から戦争の悲惨さや捕虜収容所で次々に亡くなっていく仲間の話などを聞かされました。戦争体験者が高齢で次々に亡くなっていく中で戦争の記憶が失われつつあることに危機感を抱いています。戦争の悲惨さを語り継ぐ重要性を噛みしめ不戦の誓いをあらたにしました。 きたヒロシマ平和展 きたヒロシマ平和展 この世から戦争を無くするというのは「現実を直視しない理想論」という人も数多くいます。しかし理想を掲げなければ平和が訪れることは永遠にないでしょう。戦争は勝っても負けても多くの犠牲者を生みだし、多くの悲惨な事態を招きます。人間の愚かな象徴である戦争をこの世から排除するために、私たちができることを小さくはあっても一つ一つ積み上げていきましょう。
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