カテゴリ:平和
今月10日から北海道で行われる日米共同訓練で、オスプレイが初の夜間飛行訓練をすることが明らかになっています。上富良野演習場と北海道大演習場での訓練が行われるとのことですが、防衛省は詳細については明らかにしない方針とのことです。
私の住んでいる北広島市も北海道大演習場の一部を抱えており飛行ルートになる可能性があります。我が家の上空エリアを戦闘機が飛ぶということが今までに何度もあり、今回もオスプレイの飛行ルートになるのではとの不安があります。また我が家から徒歩15分ほどの場所にあるリハビリセンターが戦闘機からの銃撃を受けるという誤射事件が過去に発生しており住民も不安に思っています。
陸上自衛隊では「市街地や住宅密集地域上空は飛行しない」と説明していますが、関連自治体では「詳細な情報を国に求めて行く」としています。北海道の危機管理監は「いつどんな経路で飛ぶか具体的な情報は無い」「早期の情報開示を道防衛局や陸上自衛隊にお願いしていく」としています。
7月31日午後2時頃、轟音とともにヘリのような飛行物体が島牧村上空を飛行したとの目撃情報が多数あり地元の高校生がこれを動画撮影しました。住宅上空を低空飛行したとの目撃情報もあります。これがその形状からオスプレイであることが確認されましたが、今回の飛行訓練の参加機の可能性が高いとしています。
島牧村は今回の訓練予定地域から遠く離れた場所にあること、共同訓練実施前であることなどもあり驚きました。島牧村は私が18年間生まれ育った故郷でもあることから特別な思いでニュースを見ていました。村では「事前の情報が全く無かった」「飛行するなら時間帯や飛行ルートを事前に説明して欲しい」としています。
オスプレイが特に問題になっているのは「クラスA事故率」であることです。クラスA事故率とは10万飛行時間あたりの被害総額が200万ドルを超えることや死者を出した割合を示す数値だそうで事故率が高いことを示しています。防衛省では事故率について「安全記録のひとつの指標として使用されているが機体以外の要因(整備ミスや操作ミス等)で発生する事故もある」「事故率のみをもって機体の安全性を評価することは適当ではなく、あくまで目安のひとつとして考えるべき」であるとしています。 沖縄で起きたオスプレイの墜落事故では、米軍が日米地位協定に基づく海上保安庁の捜査協力を拒否するという事態もありました。今回の訓練は初の夜間飛行訓練も行われるとのことで事故の不安は払拭できません。訓練は地元の理解を得て行うべきで訓練内容を開示できないというのは納得できません。事故が起きない事を願うばかりですが、ブログを書いている今も戦闘機が上空を飛ぶ轟音が聞こえています。
にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[平和] カテゴリの最新記事
|
|