栗が美味しい季節になってきましたね
栗の渋皮煮を作ろう、と決心するにはちょっと勇気がいります。
というのは、
モンブランを作る時のように
くりくり坊主(栗の皮むきハサミ)を使って一気に皮をむくことはできず、少しずつ少しずつ包丁で
鬼皮だけをむかなくてはならないので、すご~く時間がかかるからです
友人から、知り合いのお庭でとれたという立派な
栗をいただきました。
すぐに一晩水につけ、皮をむきやすくします。
この時、水に浮いてくる
栗は傷んでいることがあるのではずします。
実が詰まった重い栗が、いい栗です。
栗は傷みやすいので、手にいれたらすぐ水につけるか冷蔵庫にいれ、できるだけ早く使い切ります。常温でいつまでも放置してしまうと虫が…。
傷つくとそこから割れてしまうので、
渋皮を傷つけないように、丁寧に丁寧に包丁で
鬼皮だけをむいていきます。
多少は傷つけてしまうんですけれどね。それはもう、しょうがない。
栗の頭からむくのではなく、下の方に切り込みをいれ、包丁をひっかけるようにして底の方から頭の方に向けてむいていきます。
むき終ったら、栗がかぶるほどの水を沸騰させ、重曹を加え、更に一晩。
左の状態から右のようになるまで、竹串で根気よく、へばりついている硬い筋をとり流水できれいにしていきます。これが時間がかかる!
途中で
「もういやっ!」と思ってしまうと、
栗を傷つけてしまうんですよねー。
あとではじけてしまいますので、ここはがまん、がまん。
アクをしっかりとりながら、3回ゆでこぼします
そこまで終わると、後は簡単。
シロップを作り
バニラビーンズを裂いて入れ、柔らかくなるまでコトコトコトコト…炊いていきます。
途中でシロップが減ってきたら、栗が水面に出ないように水を足します。
栗の渋皮煮
三日目でようやく完成~。
長い道のりでした。
これを使ってパウンドケーキを焼きます♪
手作りの渋皮煮はたいへんだけど最高の美味しさ!と思う方は
↓を押して応援して下さいね☆ いつもクリックありがとうございます♪
一日一回カウントされます。よろしくお願いしま~す。
↓ ↓
[追記]
栗の渋皮煮を作るのがお上手な知人と、ブログでいつもお世話になっているパン&お菓子教室をされているmarielilieさんから、栗の扱いについて、新情報をお教えいただきました。
2006年10月18日にNHKテレビで放送されたためしてガッテン「甘さ6倍!栗の感激・新調理術」の中で、栗が甘くなり、皮もむきやすくなる方法が紹介されています。
知りませんでした~!
刻一刻と新情報が出ているのは、きちんとチェックしていないといけませんね。
内容は転載できませんので、上記HPからご覧下さいね。
ベルギー・フランス 夏のショコラとお菓子の旅 2008 もくじ へ
《ガレットのお菓子日記》 Home へ