[国とか社会に対する考え(報道を受けて)] カテゴリの記事

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• 相次ぐ殺人事件に思う

  　毎日、これでもかと言うほど、毎日、人の命が奪われる事件の報道が続く。　それは、明らかな殺意をもってなされたものであったり、誰でも構わぬ無差別殺人であったりするが、いずれにしろ、我侭勝手に扱われてはならない人の命が、いとも簡単に奪われてゆく。　そう、考えてみれば、例えば大きなビルを一人の手で倒すことは出来ないが、人の命なんてものは、理性を失い、体の大きさや力の強さが優ってさえいれば、或いは、凶器をもってすれば、本当に容易く壊してしまえるものなのかもしれない。いわゆる｢儚い｣ものなのかも知れない。　けれど、長い間人は、理性と言う偉大な心理作用によって、殺意を押し殺し続けてきたのだろう。一頃、敢えて言えば、テレビゲームなどのデジタル世代に入って以来｢殺す｣と言う言葉が極めて日常化したように思う。　｢殺す｣「死ぬ｣。こういった言葉は、実際に起こったそれに対してさえも、かつては、それを口にすることがはばかられてきた言葉だったが、今日では、｢日常語｣である。そして、それを具現化する事件が、次々に起こっているのだ。　殺人事件が起きた時、或いはその犯人が特定された時の被害者の家族の思いは様々だ。　昨日、佐賀で起きた散弾銃乱射事件。犯人は、無二の親友と一人の水泳インストラクターの女性を射殺した。　犯人はその二人を撃つつもりだったのか否かはまだ解明されてはいないが、インストラクターの女性の父は、犯人に言いたいことは？と言う報道からの質問に対して、｢娘は、大好きな子供たちを守って殺された。きっと良かったと思っているだろう。｣と応えた。　多くの事件では、カメラを向けられた時、犯人に対する憎しみや怒りをあらわにする近親者が殆どだ。殺された者への愛情がそうさせることは言うまでもない。近親者の多くは、犯人への憎しみを言葉にすることで、殺された者への愛情を表そうとするのだ。　では、この父親は、娘を愛していなかったのだろうか。私は、決してそうは思わない。深く、深く愛していたはずだ。けれど、幾ら恨みや怒りをカメラに対して訴えたところで、娘は帰っては来ないことを、この父親は知っている。そして、天に召された娘が、この様子を見て、少しでも悲しまぬように、娘を思いやっているのだろう。　娘が、犯人に対しての怒りや恨みを語ることを、決して喜ばぬことをこの父親は知っているし、この父親は人を憎むことを良しとせぬ人間に娘を育てたのだと私は思うのである。　因縁と言う言葉がある。全てのことは、起こるべくして起こっている。かつての何かの結果として起こっているという考え方だ。病気になったり、怪我をしたり、事件に巻き込まれたりする時、いや、それほどたいしたことではなく、例えば、朝寝坊をして遅刻をしたり、仕事で失敗をして叱られたり。それらには、必ずそこに行き着く何かしらの｢縁｣があるのだと考える。その縁の元にあるのは、昨日の出来事であったり、何代も昔の先祖が作ったものであったりする。　因縁と言うものが存在すると考えれば、｢どうして自分だけが・・・｣とか、「何故こんなにひどいことが・・・｣と、自分自身を苦しめる、答えの出ない疑問の森の中を歩き回る時間を過ごすことなく、そこから一歩、前に進めるのだと思う。　起きてしまった事は、テープを巻き戻すようになかったことには出来ない。それは判っているのだから、大切なのは、そこからどうするかだと思う。気持ちの切り替えは難しいことだけれど、人を恨み、世間を恨み、不満を募らせてばかりいたのでは、自分までが、殺人者となってしまいかねない。　人が人として凛と生きていくために、何をすればよいのか、どう考えればよいのか。答えはまだまだ出てはこないが、探し続けていかなくてはならない。

  2007年12月17日

• どっちにしても

  　日本シリーズが完結した。中日が５３年ぶりの日本制覇を果たした。　その中で山井投手の完全試合目前でのピッチャー交代。その采配について、賛否両論が飛び交っている。　貫くと言うのは並大抵のことじゃない。それを評価する意見と、53年ぶりの勝利のために、100年に一度の大勝負を捨てたことを小さいと言う意見。立つ位置によって、同じことでもこんなに違って見えるのだと痛感。　国同士や宗教間の利害関係で戦争が起きるというのも不思議ではない気がする。尤も、この采配についての賛否両論は、それを唱える個々人にとって利害のあることではない。それでさえ、これだけ相違があるのだから、自分が立っていないところに立っている人の思いを汲むというのは、本当に難しいことでありまた、とても大事なことなのだろうと思う。　ゆうべは金八先生を観た。あの番組は内容がマンネリと切ってしまえばそうだが、その年齢の子をもつ親やその子本人、或いは家族みんなで観ると、きっと何かいい影響があるに違いないと思わせる番組だ。少なくとも、しょう～～もないお笑い番組よりは・・・・・・。　その中で、表立った部分にどう見えるかは別として、親は子の事を何より大切に思い、子のためになれと思って行動していると言うメッセージがひどく心にしみた。そう、私もそうやって育ててもらったのだ。そして、今、私は我が子に本当にそう思って接しているだろうか。　人生のある時点で、ほんの些細なボタンの掛け違いがあって、気が付くとどうにも埋めようの無い溝が出来てしまっていたということはあると思う。勿論、そうならぬよう、日々、一段一段階段を踏みしめながら上るのだけれど、本当に気が付かぬうちに道に迷ってしまうことだってあると思う。だけど、それに気が付いた時には、気が付いただけ良かったと感謝し、間違っていた部分を正直に修正すれば良いと思う。本当の間違いは間違いを犯すことではなく、間違いを改めないことだと思う。　中学生日記の特別編も近々放送されるらしい。現在45歳の近藤芳雅さんと言う俳優さんは、15歳の時、中学生日記に出演したことがきっかけで役者になった。当時の中学生役の気持ちと、現在の親としての気持ちの間で、何か伝えられることがあればと今回特別編で主役の男のこの親として出演している。　思春期の心と大人の心の違いを目の当たりにさせられる時、何故だか涙が溢れてしまうのは、自分自身の心にある何かがそうさせるのだろうな・・・・・、と思いつつ、でもそれが何なのか判らない私。親業、まだまだ修行中でごじゃる！！

  2007年11月02日

• たかじんの　そこまで言って委員会

  　日曜日の午後のひと時、我が家では、たかじんの｢そこまで言って委員会｣で盛り上がる。　今日は、時の人　元防衛省事務次官(だったかな)守屋さんのことで物議をかもした。　名前は既に追憶の彼方となったが、やはり防衛省官僚で居られる方が出演された。ぶっちゃけの話を披露下さったが、そこから見えてきたものは、住む世界が違い立つ位置が違えば、何をどう説明しても理解されることは決してないと言うこと。　立つ位置の違いがこうまで思考回路を違わせてしまうのか･･････。彼曰く、防衛省が石油を買う時に商社を通すことは、何一つ問題になる要素は無いと言う。なぜなら、防衛省そのものが存在意義を憲法で認められておらず、それでも国として立ち上げている組織だから、そこに配分される金を何にどう使おうと、文句を言われる筋合いなど無いと言うのだ。　絶望と言うか、それを通り越して、むしろ、日々、電波に乗り届いてくる国会などでの議論を滑稽であるとさえ思えるほどの悟りが開けた。　血税を無駄遣いしないよう、やれ1円からの領収書をつけるだのなんだのと法律を作るが、作る方はそう言う法律が出来ると｢損｣をする方ばかり。そうする必要性を感じてはいないのだから、どうして、正直に自分の首を絞めるような法律をる苦労はずが無いじゃありませんか。多くの国民のために自分の首を絞めるような国会議員ばかりだったら、現在のこの日本は存在するはずが無いですよ。　自分可愛いものが旗を振る国だから、その下にいる者達も同じように自分可愛いだけの考えに走る。これは仕方の無いことです。言ってみれば、ある家庭の親が非常識ならば、その家の子も非常識に育つ。余りの当然といえば当然の理論ですね。今頃こんなことに気づく私は、苦笑するしかないです。　ところで昨夜、中国の小学校(3年生)で学級委員を選ぶ選挙を追った番組が某国営局で放送された。二人の男の子と一人の女の子。三つ巴の戦い。　一人は今まで何年か学級委員長をしてきた男の子。一人はちょっと泣き虫だけど、正義感が強く、独裁者よろしく振舞う今までの委員長にクラスを任せられないと立候補した男の子(成成)。女の子は･････。　演説は勿論、ディベートまがいのことまでやっていた。親の力の入れようが違う。って、何と違うかと言えば｢我が家｣と違うわけで、親が演説の原稿を書いて練習を聞く。そしてアドバイスとする。熱心と言えば熱心だがどうなんだろう･･････。　最後の演説会で成成が、今までの委員長は何かといえば暴力に訴え、それが独裁者たる所以だと説き、多くの賛同の拍手を得た。この時点では、今までの委員長は分が悪かったが、最後の最後に皆にささやかなプレゼントを配った。　投票の結果は、確か、成成が八票、女の子が五票、そして今までの委員長が二十五票と言う大差だった。　だけど、あれって選挙違反じゃないの？先生、何も言わなかったけど、ものを配るって選挙違反でしょう。モノで釣るなんて卑怯！最悪！！！成成は大泣き。女の子もいつまでも泣いていた。もし、私が先生なら、選挙違反を取って二位の成成を当選とするだろう。　韓国からは、いじめ撲滅運動の番組。いじめを目撃したら先生に報告する。すると最高5点までが服装違反や遅刻などで減点された点数にうべ合わされると言う仕組み。マイナスが少なく、さらに報告で点数を稼いで30点になると皆の前で表彰されるのだそうだ。　まず、何がいじめなのかを子供たちに教えると言う。それはとても大事なことかもしれない。大人の目から見れば、それがいじめであることは一目瞭然だが、物を知らない子供に自分がやっていることがいじめだと理解できるとばかりは言えないと思う。借りに判っていても、改めて何がいじめですと伝えることは本当に必要な気がする。　一人娘を四年間のいじめの末自殺で失った両親が泣いていた。でも、4年間もひどい状態が続いていながら、どうして気づいて上げられなかったのだろうか。私にはその方が大いなる疑問だった。　韓国でこのようにいじめ撲滅運動に火を点けたのは、やはり我が子がいじめを受けそれに対してきちんとした対応を得られなかった一人の母親の市役所の掲示板への書き込みだったと言う。　さっきの税金の無駄遣いなどの問題でも同じだが、やはりそれを問題として取り上げるのは、｢被害者｣なのである。しかし、それに結論を出すのが多くの場合加害者サイドであるので、いつも良い結論、正しい結論に導かれるとは限らないと言うのが、本当に悲しい現実だと思う。

  2007年10月28日

• もったいないと思うこと

  　夕食時、残念なことが起きた。味付け海苔が入っていたプラスティックの入れ物に個別包装のふりかけを容れている。開封したものも容れるので、入れ物の中で口が開いて容器の底にこぼれたふりかけが落ちていた。　これは許せない！！そう思った私は、入れ物を逆さにして中のものを全部出そうとした。中には味付けの利用の乾燥剤も入ったままになっていた。　バラバラ･･･・？？？白い粉が落ちた。みると乾燥剤の袋に僅かに穴が開いて中の乾燥剤が出ていたのだ。そして、悲しいかな！そのこぼれ落ちた乾燥剤は、私のお茶碗の中の白いご飯に掛かった！　うぇ～～～～～ん　私はそのご飯をユズ(我が家の愛犬である柴犬)にやろうと提案したが、義母や娘から猛反対を受け断念。泣く泣くゴミ箱へ･････。　食べ物をゴミ箱へ入れるのは私の生きる指針に反している。すごく心が痛む。許せない行為だ。ここに至ったのは、幼少期から中学校へ上がるまで、食が細く、給食を残してばかりいた事への反省が出発点だ。　今日はこんな記事を見た。　大いに奨励されるべきことだ。人の食べ掛けは食べないとか、じゃんじゃんお残しをするとか、絶対に許されざる行為だ。その為に食べ物が食卓へ上るまでの人々と食材そのものの苦労を知ることが必要だ。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071024-00000109-san-soci

  2007年10月24日

• ヒューザー社長　再び登場

  　「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」とはよく言ったものだ。昔は、事件が起きれば当分、その話題が続いたが、この頃は、わぁ～～っと盛り上がったかと思うと、すぐに治まる。人の噂も七十五日と言う奴かな。でも、義母が町内の現在では大きな役をしていらっしゃるある方が、昔、町内にあったストアの防犯カメラに、万引きをするところが捕らえられていたと話していた。事の真偽は定かじゃないが｢人の口に戸は立てられない｣って事だ。最後は、本人を信じるか、話した人を信じるか、どっちの味方をするかと言うことになる。そうなると、｢出る杭は打たれる｣と言うように、現在、地位的に高い人が｢まぁ、あの人がねぇ～。｣と言われる確立が高い。　まぁ、色々あるけど、絶対の真とか、絶対の正義とかは、この世には存在しないと思っている。ただ、山口で起きた母子殺傷事件の犯人は極刑に処せられる必要があると思う。ただ、彼を極刑に処したところで、自らの過ちを認めるかどうかは定かじゃない。彼は自分を神だと言っているので、どうしようもない。　思うに、彼はよほど悲しい家庭に育ったんだろうな。愛なんてかけらもなく、愛おしいなんて微塵も思ってもらえなかった。未成年の犯罪が起きた時には、本人の顔を公表出来ない代わりに、保護者がその荷を課せられるべきだと思う。ただ、私がそう思うのは、たまたま、我が子がそんなデタラメな事件を起こそうはずもないと思われる前提に立っているからかもしれない。でも、子供がどのように育つかは、家庭に大きく左右されると思うので、｢持ち前｣と言うこともあるが、もし、｢持ち前｣が異常であるなら、その段階で、何らかの手立てを打つのが親の務めだろう。それを怠った罪状で、親は子の犯した犯罪の何がしかの制裁を受ける必要があると思う。

  2006年04月19日

• ってか、ホストって・・ねぇ

  　もし、息子がホストにでもなったら、親子の縁を切る。絶対に縁を切る。　以上、終わり。

  2006年04月18日

• クロサギ　と　まちべん

  　久々の山ピーに感激っ！！野ブタの彰役も良かったけど、今回のも良いなぁ。基本的に｢ご贔屓｣なんだな、彼が。顔立ちも好き。ちょいとポッテリとした唇がセクシー。幾らか気障だけどいやみじゃない。新川を騙す時に扮した富士北工業の社員はいかにもわざとらしかったけど、許せる。兎に角、ご贔屓なんだな、彼が。　このところ、弁護士のくずとか、町べんとか、弁護士モノがやたらに多いような気がするけど何で？？弁護士がはやってんの？　江角さんはいつもの江角カラーですっきり爽快。山本君は真面目キャラ。事務所の事務員さんが魅力的。でも、昭和３６年生まれって言った、あれはウソだ。だって、同級生って年恰好じゃ無かったよ。　中島さんは女優になってきましたな。ジュリーがまた良い。基本的に好き。山ピーと共通点があるの？と考えると｢卵形の顔｣って事かな。　万引きをしたあの子がキット先生を助けるために自首すると思うな。じゃなきゃドラマにならないよ。先生があの化石が捏造だと言ったのは、自分を犯人に仕立てるためのウソだな。ウソはいかんよ。必ずばれる。ばれないとしても、ばれないだろうか、ばれないだろうかと、神経を使い続けなきゃいけない。最初のウソをばれないようにするために、二つ、三つとウソをつくことになる。そうすると、何処にどんなウソを使ったか判らなくなって結局は自滅だ。もし、本気でウソをつくのなら、いちいちメモを取っておかなきゃ。でも、事実を述べるのに何でメモを取るの？ってことになるので、無理。だから、ウソは所詮無駄な抵抗って事。　娘の彼氏の試合を観ました。この前観た時より、すごくパワーアップしてる。鋭角に突き刺さるアタックが素晴らしかったし、打つ瞬間、スペースを見る余裕が少し出てきた。今年度でどのくらい成長できるか、とても楽しみ。　娘はみんなのレベルアップを見るにつけ、焦りが募ると言うけれど、幾ら焦っても、痛めた体は戻らないので、今は、ひたすら、元の体に戻す事が第一と考えて、リハビリ、リハビリ！！筋トレ視ながら、基礎体力を養う時期だと考えましょう。ねっ！！

  2006年04月15日

• 大津の猿害　深刻化

  　お昼のワイドショーでやっていた。ちょっと前にも取り上げられていたが、滋賀県は琵琶湖の西の地域、大津市で、野生の猿の被害が大きくなっているらしい。民家に侵入したり、人を襲ったり。　そもそもは、観光道路をつけるため、そこに生息していた野生の猿を餌付けしたことに端を発すると言う。地球温暖化にしてもそうだが、やっぱり、種を撒いたのは人間か・・・・・・。　で、困ってしまった自治体は、猿の｢駆除｣に乗り出したらしい。駆除ってねぇ・・・・。尤も、例えば｢蚊｣と言っても、駆除なら同じ命を奪うわけで、蚊なら結構、猿ならけしからん！というのも、なんだかおかしな話だが、どういうわけか、体が大きいと命も大きく、小さいと命も小さいような気がするのが不思議。　駆除について、地元と動物愛護協会などとの間で軋轢が生まれている。　大体、銃なんて物騒なものを持ち出して、撃ち殺そうとするから問題になるわけで、麻酔銃で撃って眠らせ、檻の中に捕獲し、群れ全体をまとめて、移動すれば良い訳だ。例えば、離れ小島とか、兎に角人気のないところまで。　そんな話をしながら、何気なく、私が｢何も殺さなくても、ヘリコプターで檻を吊り上げ、海の上から落とせばいい。｣と言ったら、父さんすかさず｢殺すんじゃん！｣と突っ込んでくれた。　マァ、猿のことだから、気楽にあぁだ、こうだと詮議出来るが、駆除の対象が自分だったら、一体どうだろう・・・・・・。所詮他人事だ、って気持ち。あるよね。

  2006年03月17日

• WBC　うぅ～～ん、残念っ！！

  　３時の休憩になると、父さんが事務所へやって来てＴＶを点ける。チャンネルを合わせるのは｢水戸黄門｣。信じられんですな。しかも、初代黄門様です。父さん曰く、｢やっぱり初代が一番だ。｣ま、そりゃいいけど。　いやいや、そんなことではなく、今日の対韓国戦。残念でしたねぇ～～。イチローが、あんなにまで入れ込んでいながら、韓国の壁は厚かったのでしょうか。つくづく、残念。この次はいつなのかしら・・・。４年後？オリンピックじゃないか。マァ、今から｢この次｣なんて言ったら怒られるかしら。まだ、一縷の望みは残っているわけだし。でしょ？じゃないの？違う？　一昨日、高校の同級生の長女さんが、交通事故で急遽され、昨日お通夜、今日お葬式だった。命って本当にはかないものだと思う。生きていると生きているのが当たり前だけど、例えば車にはねられたり、機械に挟まれたり、銃で撃たれたりしたら、ひとたまりもなく絶えてしまう。　五時半の約束で晃子を学校へ迎えに行ったら、私が遅れた事をひどく責めた。今日は学校で球技大会があって、ギブスをしている晃子は参加出来ようはずがなく、ひどく退屈な一日を過ごしたらしい。そのストレスでイライラしていて、そのとばっちりが私へ向かったみたい。｢何で私なの？運動が嫌いな子が、こうなればいいのに。何で私なの？？｣と詰問する。｢そりゃ、あなたの不注意が原因でしょう。自転車で飛び出したのがあなただから、今、骨折してるのもあなたなんじゃないの？｣　私の言葉が終わらぬうちに晃子の目からは大粒の涙が流れた。今日のつまらなさは本当に彼女には応えたみたいだ。「だけどね、今、こうしてここにいられるんだから、感謝しなきゃ。一歩間違えれば、今頃、あなたは誰の声も聞こえない、誰の姿も見えない遠いところに逝ってしまっていたかもしれないのよ。あの事故で、脚の骨一本ですんで良かったって、感謝してもいいんじゃない？｣　晃子は大きく頷いた。手元に有る時には余りにも当たり前で、感謝の気持ちなんてかけらも感じずに過ごしてしまうものだ。事故に遭って、生かされていることを実感できたのを、心から感謝しなきゃね。　もしもの事があれば、もう二度と、声も聞けない、顔も見られない。まして、その温もりを感じることなど決してなくなってしまうのだ。そして、私の同級生は、今、その悲しみのど真ん中に居る。　誰の命だって、明日、変わらずに続いていると言う保証はない。今、生かされている喜びを噛みしめながら、命を燃焼させ続けるしかない。　彼女の長女さんのご冥福を、そして、一日も早く、彼女と彼女のご家族の悲しみが癒される日が来ることを心から祈る。

  2006年03月16日

• 青色申告　完了

  　申告に行こうと思ったら、去年までの控えがない。先月１４日～１６日、東京に言ってお弁当を止めていたのだが、今月の弁当の注文を、うっかりそのままでやっていた。実は昨日、いつもはご飯だけ持ってきて、おかずを取っているのだが、ご飯が無かったため、セットに変更することで、そのミスを凌いだのだが、今日は全くそれに気づかず、お昼になっておかずが無い事に気づき、家に帰って食べることにした。　何故、申告の話から、弁当に話に飛ぶかと言うと、家に帰る理由と言う点でつながっていたからだ。そう。去年までの申告の控え。夕べ、再三義母から「申告、申告｣と言われながら、それに向き合わなかった私は、今朝、今年送られてきた申告用紙は持ってきたが、償却資産など、去年のそれを参考にしなくてはならない項目を書きあぐねていた。一応、ここはと思うところは探したがない。会社の事務所の金庫の中も見てはみたがない。｢ここにしまった。｣と言う確固たる記憶がないのだ。　兎に角、一事が万事、それだ。いい加減。適当。あいまい。おおよそ。etc...当に私という人間そのもの。　お昼、義母が居るとまずいな、と思いつつ帰ると、留守。ラッキィ！！一人、お昼を食べながら、考えてみるのに、どう考えても事務所の金庫に置いたように思う。家の机、応接間の書棚、義母の金庫など、探したがやはりないので、諦めて事務所へでた。　早速金庫の中を改めて探してみると、あった、あった。私の記憶もまんざらじゃないな、とうぬぼれてみる。　去年入った地代の額を通帳から、書き出そうとしたが、まぁ、会場へ行ってでいいや、とパス。現場の続きを工場長に頼んで行こうと思ったら、｢手が回らんで！｣とあっさり断わられ、仕方なく、現場を済ませた。申告会場へ出かける準備が出来たのが午後４時回ってから。今日は申告最終日。んなの有りかよ！！？？　学校帰りに事務所へ寄って、ネットを見ていた耕平が、運動具屋さんでサッカーシューズを物色するため、ついてくると言う。　耕平を店の近くで降ろした後、会場の駐車場へ車を停め、用紙を持って申告へ。割と空いている。って、何時までだか知らないけど、こんなに切羽詰ってくる人なんてそんなに居ないよね。　キョロキョロしていると、一人の税務署員が近づいて来て、｢何処まで出来ていますか？｣と訊く。｢いえ、まだ何も。｣無言で用紙を開く。　｢どんな内容ですか？｣｢駐車料収入があります。｣｢年額は？｣｢判らないんです。｣｢？？？｣｢まだ計算してなくて。｣｢月でどのくらいですか？｣｢１万８千円くらいです。｣｢判りました。もし違ったら、後で修正を申告して下さい。｣　そう言って、その人は申告用紙にあれこれと書き込んでいった。去年の資料があって、それを見ると、地代は２万７千/月となっていた。えぇ？当の本人がびっくり。税務署員さんは怪訝な顔で私を見る。完全に怪しまれている。　結局、月２万４千円で上方修正。地代が振り込まれる口座の通帳を持ってきているのだが車の中。それは伝えたが、敢えてもってこいと言われなかったので、適当に憶測で収入を決めたのだ。　それに基づき、色々な計算がされて、最終的に税額が出た。それが幾らだったかは、余りにお恥ずかしいので伏せておくが、何に使われるのか、おおよそ、一般庶民に還元されることのないであろう税金。余りたくさん払わなくてもいいさ、と思う。　それにしても、肩の荷が降りた。もし、申告に行かなければ、後々｢脱税者｣と言われなくてはならなかったが、申告済ませて税額がゼロなら、脱税も何も、ねぇ。って、暴露しちゃったよ。いや、ここだけの話にして下さいね。ぶっちゃけ、中国農村部並みの貧困状況ですので・・・・・。

  2006年03月15日

• もし、しなかったら、脱税なの？

  　父さんには、僅かながら不動産所得がある。駐車場と貸家。貸家は明けたので一昨年の暮れから空き家。駐車場は、不動産屋さんが管理してくれているので、何台入っているのか？？？な状態。　毎年、この時期、気分が優れないのは、青色申告をしなくちゃいけないから。名義は父さんなのだから、父さんがやってくれりゃ良いのに、やる気全然なし。仕方なく私がやるのだけど、会社の帳面の状況を見ても判る様に、どうあがいても、ちゃんとしたことなんて出来よう人物ではない。去年もその前も、期限ギリギリ、駆け込みの駆け込み。　実は、今年はもう、シカトだ、と決め込んでいたが、もし、摘発されれば、脱税ってことになるんでしょ。ったく、理不尽な話だよね。数万円の駐車料収入を申告しないと言って、とやかく言われるんだ。かたや、お役人さん方は、国民の血税をどうでも良いようにしてるって言うのにネ。　ま、ずるいことするのはあの人たちで、あの人たちがずるいから、私もずるくするって言うのは、おかしな話だから、することはちゃんとするけど、つくづく、理不尽な話・・・・。　今日は、跳び箱のマットを２０個貼った。とことん手を使ったので、左肩からウデが、疼く、疼く。久々にサロンパスのお世話になるとするか・・・・・。

  2006年03月14日

• ミュンヘン

  　映画｢ミュンヘン｣に対する賛否が大きく分かれているらしい。立場が違えば思いが違うことの代表的な部分だろう。　ミュンヘンオリンピックへ送り込まれたイスラエル選手団の11人を、パレスチナテロ組織｢黒い９月｣が、殺害した事件に関する映画で、テロの犯人をイスラエル国家が暗殺したのだが、それが｢報復｣として描かれていることに、イスラエル国家が反発している。報復ではなく、次のテロの発生を防ぐ防御策であったからだ。　犯人殺害の目的が過去の事案への報復であろうと、未来の事案への防止策であろうと、それを起こした一人の人間をこの世から消し去ることに何ら変わりは無い。けれど、｢報復｣とするのと、今後への対策とするのとでは、大きな違いがあると思う。　どこかの市長さんだったか、トリノで金を獲った荒川さんに｢スルツカヤ選手の転倒は嬉しかった。｣と言って、批判を浴び、配慮に欠ける発言だったと詫びを入れたが、スルツカヤ選手の転倒が荒川選手の金メダルの要因の一つであったことは確かで、ただ、それをどう考えるかの違いで、その人となりが表れ、その人の品位が明らかになるのではなかろうか。　自らの行動にせよ、第三者の行動に対する思いにせよ、物事は考え方一つとは確かだと思う今日この頃だ。　ところで、時々、ものすごくデタラメなトラックバックとかあるけど、ああいうのに、真面目に反応する人、居るんだろうか？それとも、単なる冷やかしなんだろうか。永遠の疑問である。

  2006年03月07日

• 民主党　永田議員の謝罪会見

  　軽はずみでなかったとは言えない。でも心情はよくわかる。それを汲んだ上でも、あの｢魂を金で売った｣と言う表現は、国会の場にふさわしいとは言えないと思った。　永田議員は、完全にはめられたってことだろう。はめようと思うヤツが居れば、はめられないように用心するしかない。自民党が仕組んだのかどうかは、永遠に闇の中だろう。その闇さえも暴くことができるとすれば、それが本物だろう。でも、国会議員は警察や刑事さんじゃないから、立法に取り組んでもらえば良いのではないかと思う。政権をとるために、或いは政権を守るために、人の足元をすくうことに奔走したり、責任を過剰に追及しすぎたりするのは、如何なものか･････。　それにしても、永田議員をはめたのは誰だろう？武部さんが永田さんを訴えるのならば、永田さんはそのがせネタを提供したその人物を明らかにして訴えればよいのではなかろうか。と、これは小市民の極めて単純な思考である。　何にしても、あの３千万円が実際に動いたかどうかはさておき、国民はほぼ、こぞって｢そのくらいのことはあるさ。｣のような感覚である。まず持って、それがデタラメだ。健全な政治、透明性の高い政治とどこかの首相は訴えているし、彼自身には、そう言った不健全な金の動きを感じさせる部分が薄いのは確かだが、政治全体を見た時、彼の清廉潔白である状況が反映されているとは到底思えないのが現実だし、それが不思議な部分でもある。そして、これからも、政治は金で動く、金がなければ国は動かないという時代は、恐らく終わることはないだろう。　私たちは、せっせと額に汗して働くだけだ。ただ、そうやって積んだ血税がその汚れた政治に使れ、一部の人たちが私腹を肥やすというのなら、拒否権があれば納税義務を拒否させて頂ければと、ふと考えたりしている。

  2006年03月01日

• エイリアン４

  　深い！！８号と呼ばれるリプリーのクローンは、映画のしょっぱなの場面で、体内からエイリアンの胎児を摘出される。宇宙基地で進められているのはエイリアンの養殖。遺伝子操作で、人間が飼いならすことの出来る種(家畜化)に改良しようという目論見だった。　この映画が言わんとするところは、とても深いと思う。まず、遺伝子操作科学の是非を問っている。次に、女性の｢命を育む性｣と言う本質に対する問いかけ。そして、血を分けた親子の情愛。　エイリアンを改良するために遺伝子を操作され無残な形になった生物は、丁度、ザ･フライに登場するそれらと同じように、惨めで間違ったものである。映画はその具体的な形を表現することで、今、全世界で行われている遺伝子操作に一石を投じている。　遺伝子操作によって、エイリアンと人間の混合種として生まれた赤ちゃんは、おぞましい姿形をしているが、女性に対して何かしらの近親感を感じている。それは恐らく全ての生物に共通する感情で、その根源は、女性と言う性が、その胎内で命を育み、生み育てる本能、すなわち母性に対する愛着であろう。しかし、現代社会において叫ばれる男女の性差をなくそうとする動きは、それぞれの性が持つ最も大事な働きを見失わせつようとしている。　醜い赤ちゃんが、基地から脱出した船に乗り込んでいたが、リプリーは人間を助けようと、彼を船の窓に穴を開け、宇宙へと吸い出させた。しかし、その瞬間の彼女の苦悶に満ちた表情は、何より、血のかかった親が我が子の命を自らの手で、絶たねばならない苦しみを表していた。　エイリアン４は、単におどろおどろしい映画ではなく、現代の人間のありよう、社会の進む方向を、今一度立ち止まり、熟考することを促す映画だ。

  2006年02月11日

• ライブドアのこと

  　お昼のワイドショーでライブドアのことを報道していた。逮捕された堀江容疑者のこと、ライブドアと言う会社のこと、殆どもう味噌クソだ。　確かに堀江容疑者はワンマンなところが有った様だ。ただ、一石一城の主となれば、耳に入る意見の一つも漏らさず聴いてなんか居られない。何を持って経営者なのか？会社は勿論、会社自体が人格を持っている。けれど、ならば、会社(法人)の人格は一体何で決まるのか？誰一人方向付けをしないで居ても、おのずから決まってくるものなのか？｢そんな事は無いやろ～～～｣　その基本的な方向付けをするのが経営者だろうと思う。ただ、その方向付けの仕方にノウハウがあって、何気なくそれとは無く、方向付けて行く経営者もあれば、堀江さんのように見るからに｢ワンマン｣を見せ付ける形で方向付ける経営者も居る。　番組の中で、ライブドアと言う会社は、人の入れ代わりが激しく、同じ会社で仕事をしていながら、すれ違っても｢って言うか、あなた誰？｣と言う感じの会社だったと、証言した元社員、或いは現社員が居た。それは、会社云々ではなく、そこで働く一人ひとりの自覚の問題であり、同じ職場で働く以上は、お互いに面識を持とうとし、懇ろに感じようとするのが当然だ。あなたが、そういう風に考えられる人物かどうか、の問題でしょう！と私は言いたい。　決して、ライブドアや堀江さんに肩入れするわけではないが、あれだけ持ち上げておいて、綻びが出た途端、味噌クソだもの。手のひら返しは自民党だけじゃないよ！と言いたい。　騙されていた自分の至らなさを反省する気持ちなんて毛頭ないんだ。そんなことじゃ、人間、成長はないね。　私？私はこの前の選挙、ここだけの話だけど、堀江さんには入れなかった。何故って？別に彼のことを悪人、云々なんて思っちゃ居なかったけど、私が入れなくても、堀江さんは当選すると思っていたから。私って本当に不真面目。当選するために本当に私の一票が必要な人に流れちゃう性格。これぞまさしく、本物の正義の味方････てか？

  2006年02月01日

• 結局夕方でした。

  　昨日、要る物リストで足りなかったものなどを揃えて、今日は高校の友達が来て着替えもままならなくならないうちに様子を見に行こうと思っていたのに、会社へ出てみると月末のせいか、やけに注文が入っていた。何しろ、今、現場は、工場長、父さん、私の三人ポッキリ。パートの信吾兄ちゃんはお休みだし、出荷に掛かるような仕事はどうしても父さんと私の仕事。次から次へとこなしはしたものの、そう、一瞬たりとも無駄な時間は過ごさなかったのに(と言いつつ日記を更新したのは誰じゃ？？)結局、病院へ向けて出発したのは午後６時前。ガビ～～～ン！！　定時の通勤時間とは微妙にずれたお蔭で、Ｓ町の中心街で渋滞に会わずに済んだけど、全く、このペースは一生変わる事はないのかとちょいと自己嫌悪。　今日はシャンプーをしてもらったと、晃子、上機嫌。久々のさらさらヘア～だった。気になっていたパンツもおばあちゃんのＬ寸で｢可もなく不可もなく｣だそうで(贅沢モンが！！)、行きかけにさらにＬ寸の２枚組みを買って行った。　日曜日には、違う高校へ行った中学までの同級生も何人か来てくれた様で、現在値で、お花が３点、お菓子が５箱など等。今日はお菓子を僅かだけ残して我が家に持ち帰った。｢痛いのは一人、見舞いは分け食い｣って言葉、当に言いえて妙。　それはそうと、土曜日に目の当たりにした山火事。放火した犯人が捕まりました。なんと７２歳のおじいちゃん。奥さんが１時間ほど出かけた隙に、火をつけたのだそうだ。何で？？ちょっと前に５キロほど離れたところでも山火事が相次いだのだけど、どうやらそれもこのおじいちゃんの仕業らしい。　私はかねがね、もし、どうしても火をつけるのなら、河原だと思っている。水が近くにあるし、いかにも、その中から変死体が出てきそうだもの。迷宮入り寸前の事件の謎を解く鍵がその中にあるような気がしてならないのです。　とにかく、最近、放火が多い。何でだろう？なんでだろう？なんでだ、何でだろう～～？

  2006年01月30日

• 英語リスニング用ＩＣプレーヤー

  　全く何を考えているんだか。権力の行使以外の何物でもないよ。センター試験の英語リスニング用のＩＣプレーヤー。受験料が去年より２千円アップしたらしいが、どう考えてもこの小道具の費用としか思えない。　私がセンター試験(当時は共通一次試験)を受験したのは、共通一次が始まって二年目。今のシステムに比べると全く原始的なものだった。大学にせよ高校にせよ、リスニング(当時はヒヤリング)の音声は、教室の前側の黒板の上に付いたスピーカーからのものだった。共通一次のように、全国津々浦々で受験した成績が一枚の紙の上に並べられていくシステムであっても、例えば、ある試験場ではものすごい雷で音なんて聞き取れようもなかったというような事態だってありうるのだ。それから考えると、一つ教室の中でスピーカの真ん前の子と後ろの隅のことで生じる不公平感なんて些細なものだが、それとて、無視してしまうわけには行かない社会情勢だ。　だけど、だからと言って、一度きりの使用のために数千円を支払うのはどうなのか？しかも、きちんとした説明もなしだ。例えば、せめて個人負担はコードだけにして、機械は使いまわすとか出来ないものか。　こんなことをして喜ぶのは、49万個のプレーヤーを作って売上を上げたメーカーと、その間を取って儲かった卸業者くらいだろう。数が数だけに、きっと業者はとことん卸値を叩かれているはずだ。もの作り王国の日本を目指すと言う小泉内閣は、一体何を考えているのか。　ちりじりになって捨てられるから、大したこともないのかもしれないが、少なくとも、49万個のＩＣプレーヤーが何らかの形で不要物として近々、｢ゴミ｣の仲間入りをすることは明らかだ。ゴミを減らせと言っている国が挙げて考えた結果がこれか･･････。がっかりだ。

  2006年01月24日

• ＩＴ時代の寵児　ホリエモン　逮捕

  　人の人生って判らない。去年はこの土地に｢衆議院議員立候補者｣としてやってきた彼が、今日は一人の容疑者として｢逮捕｣された。物事の考え方、見解の違いによる犯罪行為なのか。　最近は行列の出来る云々などのＴＶ番組で、｢まさかこれが？｣と思うような行動が違法で、もし、訴えるものがいれば逮捕される可能性もあるというような話も聴くが、今回、彼が逮捕された案件は、一種、そういう感覚のものなのだろうか。それとも、明らかに法に触れると判った上での一連の操作だったのか。　お金持ちだからきっと、敏腕弁護士を雇って、最終的には軽い刑ですむのだろうけれど、結局、そういうことからして、世の中お金ってことなのかな。誰がいったのか知らないけれど、｢世の中、お金があれば何でもできる。｣ってことなのかな。だって、保釈金なんてものを積めば、留置場？から出られるって言うんだもの。それって、とどのつまり、お金で罪を軽く出来るって話じゃない？それって変。絶対変。　ブラックジャック先生のように、どうしようもなく敏腕だけど、決してお金だけではなく、何か、こう、心を謳う様な、そういう敏腕は居ないものか。　どう考えても言い訳の余地はないと思われるような犯罪者に付く弁護士も、大変だろうなぁ。だって、世間を敵に回すと言うことだもの。宮崎勤に極刑という判決が下ったけれど、彼に付いた弁護士が、もし、もっと敏腕だったら、ひょっとして彼はもっと軽い刑で済んだかも知れない。でも、それが良いことなのかどうなのか･･････。　またいつもの仕事って何？と言う話しになるけれど、弁護士にならなくて良かったと思う。だって、ねぇ、どう考えても弁護しようもない人につかされたら、大変だし、仕事と思って弁護して、仮にものすごく成果が上がって、どれほどお金がもらえても、それが世の中のためになるとは思わないもの。

  2006年01月23日

• って、昨日の国会証人喚問ですが

  　小嶋社長の言い分が全く判らないワケではない。設計図を検査機関に提出し、専門家が適正とみなしたその図面通りに建設した建物の耐震強度が著しく不足していたのだ。｢俺の責任か？｣と言いたいのも良く判る。ただ、例えば、オペラ歌手が図面を見ているのとは違う。あなたはその畑の人間ではないのか？オペラ歌手は、楽譜が間違っていれば｢ここ、おかしくない？｣と言うだろう。気が付くだろう。耳慣れたハーモニーを壊す音を、聞き逃すことは決してしないはずだ。それがプロと言うものだ。あなたにはそのプライドが欠如し、金儲け主義が先走ってしまっただけだ。　そして、何もあなたが責任の全てを負う必要もない。もし、検査機関が検査の段階で見逃してさえいなければ、あなたの野望はここまで大きく膨らむことはなかったはずだ。　この一件に関しては、どういう形にせよ、僅かでも関わった人は皆、それぞれの負うべき責任に相当するだけの賠償を課されるべきだ。　相場と言うものは、あながち、無視してしまえるものではないだろう。破格の家賃のアパートには、幽霊が出るなんてこともある様に、ヒューザーのマンション、或いはホテルのい価格に魅せられて、購入してしまった人たちの、落ち度の有無は定かではないが、何千万という多額の借金を負い、住処を失った状態のままで放っておくのは、国として、無責任だろう。せめて、購入した代金くらいは返すべきだ。　それにしても、こんなことになってみると、お金ってなんだろう、文明ってなんだろうと思う。アフリカやアマゾンの奥地で、肉食獣と戦いながら生きる方が、ひょっとしてましかもしれない。死んだって、お葬式の資金の心配はない。　人間は最も優れた動物と一人で思い込んで、地球や他の生き物たちをいいようにして、いつか撥が当たる日が来るんじゃないかな、とちょっと不安。　広島６区で選挙を戦ったライブドア　堀江さんも、なんだか、ぼろが出てきた模様。亀井さんが仕返しに告発したのかな？粉飾決算だって。今年、我が社の決算もあまりよくなかったので、赤字を少しでも調整しますか？と税理士の先生に進言されたけど、飾ったところで現実は変わりませんからと断わった。なんでもそうだけど、ありのままが一番いい。ぼろが出ることを恐れなくてすむもの。ぼろが出ちゃ大変、とびくびくしながら暮らすのなんてゴメンだ。　この前、自家用セスナを買ったと言うのを訊いて、とんでも無い人だったと思った。　ところで、お正月に事務所のテレビの棚に飾ってたお重ねもち。７日の鏡開きに降ろしてみると、表から見えないところに大きな穴！事務所の住人である小さなネズ公が、お正月を掛けてせっせとお食べになった様子。まるでその中にすっぽりと体を入れて、家にしてしまうのではないかと言うような状況。怒る気にもなれなかった。お餅を奪われて怒ってコードとか噛み千切るかな、と心配してたけど、なかなか分別のある輩で、そんな事は決して無かった。良い子だ、良い子だ。これからも、ここに置いてしんぜようぞ。

  2006年01月18日

• 再び　警察のこと

  　お正月のことだったと思っていたら、１２月２０日だったんだ。テレビ番組で、警察のひどい捜査状況を報道していたのを観て驚いたのは。　今日はお昼のワイドショーで、あの時の事件が取り上げられていた。場面は殺された娘さんのお葬式。そこに兵庫県警が来て、土下座して謝っている。両親は、警察の不甲斐なさと、娘を｢風俗で働いている。｣と言われた名誉毀損について言及する。　幾ら言っても死んでしまったものは帰って来ない。それに、その子が殺されたのは、決して警察のせいじゃない。ただ、事件の全容が解明されるまでに、警察がこの両親に対して取り続けた態度は、一度で済んだ筈の娘の死を、何度も何度もタバコの火を押し付けるように、両親に繰り返させた。　結局、出てきたのは娘さんの肩甲骨と腰の骨の一部。両親はその僅かな骨を荼毘にふして、骨壷に残すことで娘が生きた証とするしかなかった。　あの時も何度も書いたが、一体、何が仕事なのか、考えなくてはならない。今日の番組でコメンテイターも言っていたが、覚せい剤の常習者を、視線や口臭から見抜くことは、刑事として持つべき、最低の技術のはずだ。　ところが、飛松さんから連絡を受けて、犯人の自宅に来た巡査は、犯人と対面し、家の中を除き見ながら、事件性を見出すに至らなかった。飛松さんは、呼び戻されて犯人に近づいて話しただけで、覚せい剤を常習していることを口臭から見抜いた。これぞ、職人だ。　何を持って仕事というのか。警察は犯人の家の壁についていた血痕が、なくなった娘さんのものかどうかわからないので、証拠として取り上げなかったと言う。それが誰の物なのかを調べるのが、警察でしょう！！　木工屋の私が、せっせとおいたちの小箱を作るのと、警察がそういう捜査をするのは、同じことなのではないですか？しかも、お国から雇って頂いていらっしゃるのだから、生活の保障は充分なのでしょう。それだけしてもらっているのですから、是非、職人魂、見せて欲しいものです。

  2006年01月12日

• 仙台の乳児誘拐事件

  　　６日の早朝だったか、出産後間もない母子の部屋に男が押し入り、いきなり乳児を浚って行った。病院へワケありな内容の手紙をよこし、身代金を要求した。｢院長には些細なことでも、こっちにとっては重大なことだった。｣　今まで、それに該当することを経験したことはないが、世間一般でよく聞く医療事故のことなのかな･･･と勘繰ってしまう。　世の中に溢れている、ありとあらゆる｢仕事｣。業務上過失云々と言う責任を問われる事件や事故が、ひっきりなしに起こっている。マスコミに取り上げられるものは恐らく氷山の一角だろう。そんなことを考ええる時、をれを自分自身に置き換え、｢世間でこれくらいのことが起きているのだから、これくらいはなんてことはないさ！｣と考えることも出来るし、｢世間のこの流れにブレーキをかけるよう、自分の仕事は間違いのないものにしなくては！｣と考えることも出来る。　社会に役立つために神様から仰せ付かったこの仕事だから、赤字、黒字をぶつくさ言う前に、本当に意味で間違いのない、胸を張れる仕事を残して行こうと思う。　ちなみに、今回の犯人、幼稚園のＰＴＡ会長もしていたらしい。小学校のＰＴＡ会長を３年間やってきた我が家の父さん。此処に来て、なんとなく、嫌な雰囲気になってしまった・・・！！？？

  2006年01月09日

• 耕平の問題発言って言うか・・・

  　お風呂に入りながら耕平が言った。「おかあさん。成績って先生によって上下するよなぁ。｣　この話題、お正月、国会よろしく、出演者が考えた法案を出演者間で討議の末、可決、否決を多数決で決める番組の一つの議案として提出された。それは、先生を評価して、評価の悪い先生は排除しようと言うモノだったが、僅差で否決された。耕平はそれを聴いていたのかどうなのかわからないが、心にふつふつと思うことがあるようだ。　大体、小学校の高学年、５、６年は、思春期の走り？でもあり、社会への反感、大人への不信感を募らせる時期でもある。私自身にも、小学５,６年生を受け持ってもらった先生を、やけに嫌っていた記憶がある。　ただ、だからどうだと言うのか？気に入らなければ排除しろと言うのか？学校は何のために行くのか？何を得るためか？学力？勿論それは学校に課せられた大きな課題だ。だから、その弊害となる人間関係は排除するべきなのか？　だが、百人いれば百通りの人間性があり、個々の間に存在する人間関係が、自分以外の９９人全てと良好な人はいるのだろうか？逆に９９人全てとうまく行かない人がいるのだろうか？　仮にうまく行かない人が居たとして、その人は排除されなくてはならないのだろうか？むしろ、人間関係をうまく保てない人と関わらなくてはならない状況に置かれ、悩みながらそれを克服することでしか得ることの出来ないことを、そこで学ぶべきではないのだろうか。　子供を育てる意味は何か？子供は何を目指して成長するのか？成績、成績と言うが、皆東大めざし、末は学者か大臣か、と言う言葉もあるが、インテリを目指すのか？　先生によって成績がどうとか口走った我が子耕平だって然り。受験しようと思えば、かなりの難関校も通学射程距離にあるけれど、全く論外ではないか？もし、素晴らしい学力向上教師とめぐり合い、育ててもらっていれば、受験でもしたと言いたいのか？有り得ない！！！！　鍛え方によって人の脳は如何にでもなる、天才は作られると言う内容の本も出版され、それに感化された親が、シャカリキになってその指導者捜しに明け暮れると言うばかげた現象も有る様だが、そんなことに現を抜かしている間に、私なら、我が子と触れ合う時間を持ち、我が子を自分の手で育てたいと思う。自分の程度は高々痴れているが、我が子が本当に能力や才能のある子なら、絶対に自分を超えていくと思うし、実際、美術的な才能皆無の私から生まれた晃子は、親の欲目ではあるが、しっかりとした美術感覚を持っているし、それをうまく生かして身の回りの人を楽しませ、自分自身を豊かにしている。耕平だって、なかなかのエンターティナーで、家庭での何気ない一言が、周りの皆を驚かせたり、笑わせたりして、豊かな人間関係の源となっている。　漢字テストで一発で百点を取れる必要はない。取るなと言っているのではない。そりゃ、取れればこの上はないが、取れなくても再テストの結果、最終的に百個の漢字を覚えればよいのだ。最初に百点を取った子は、そこまでの努力を讃えるし、その能力をさらに伸ばせば良いと思う。　今ある環境を、不平不満を並べ立てて変えようとするのではなく、今ある環境の中で、何を学ぼうとするのか、何を学ぶべきなのか。そこをしっかりと見据えて、充実した毎日を送ればよいと思う。

  2006年01月07日

• 政治に関する番組が多い！！

  　年金問題、違法建築、警察の不甲斐なさ‥‥。色んな問題を取り上げた討論番組が特番で組まれている。　まず、年金。真面目に払っても、デタラメに使われて、払った人のところに戻ってなんかこないのだから、最初から、払わなきゃいいんですよ。そうして、年金収入が激減すれば、国民の総意は国政に反映されるでしょうよ。　次に、天下り問題。能力のある一つまみの偉い人が、べらぼうなお給料を盗っている、いや取っているって言うことでしょう。それを利用しようとする頭の良い方がいらっしゃる限り、また、その方々から、何かとお金の面倒を見てもらっている政治屋が居る限り、残念ながら、この問題は解決しませんな。　天下っているご本人方に、後ろめたいだのと言うお考えなんてありませんよ。民衆を搾取しようとする場合、政治屋になるのなら、選挙でお世話になるのででたらめは出来ませんが、官僚の場合は選挙はありませんからな。全く、東大を出るような賢いお方は、お考えが違います。はい。　不甲斐ない警察問題。日本人のレベルの低さそのものですな。しかし、それで給料を貰っているのにしては、無責任が過ぎますな。熱血漢は、警察には入れないのでしょうかな。　今年も明日一日を残すばかり。１日には最上稲荷さんへ詣でて、帰りにスーパー銭湯だと、父さん、張り切っていらっしゃいます。そんな軍資金、ないよ。子供たちのお年玉を当てには出来ないしね････。しちゃう？いやいや。だめだめ。でも、もう明日は銀行、仕舞ってる。お賽銭、ケチっちゃう？あぁ、お金持ちになりたい。せめて正月３が日

  2005年12月30日

• クリスマス前後に何故悲惨な事故が起きるの？

  　インドネシアの大津波から、早一年経ったのかと思っていた矢先、羽越本線で特急列車が転覆した。竜巻のような強い風にあおられての出来事だったようだが、現場検証が急がれる。飛行機事故のように、搭乗者の名簿のない列車事故では、４月の福知山線での事故のように、最終的に、その事故に巻き込まれたのかどうなのかが、発見されなければ、確認できないのが悲しい。まるで、戦争に借り出され、戦地で戦死した兵士のようだ。　ところで、確か、１６日くらいから、左の小鼻の上の辺り、めがねの支えが当たるちょっと下、内側辺りが、ただれている。最初は、めがねの支えがぐっと当たって傷をしたのかな、と思っていたが、どうやらそうではなく、じわじわと汁が滲んで、赤くただれた様になり、かなり乾いて良くなったと思うころ、毎日のこと、お風呂に入り傷を濡らしてしまうので、また元の木阿弥状態となってしまう。　特に痛いわけでも痒いわけでもなく、少し違和感があって、気を緩めると、つい手が行って、引っかいてしまったりする。　もう２週間近いし、明日から病院もお休みなので、今日は思い切って受診した。先生は傷を見るなり｢帯状疱疹ですな。｣と仰った。その病名は、何度も聴いたことがあるが、もっとひどい状態を想像していた。入院する人、どうかすると、命を落とす人もあるという話なのに、私の帯状疱疹は、あまりに軽すぎる。いや、重病になりたいわけではなく、案外だと言うだけのことだが、一日５回飲む特効薬と、一日２回塗る塗り薬を貰って帰った。１５００円也。薬は三日分。無くなっても良くならない時にはどうするんだろう。どうしろとも言われなかったな･･･。よほど完治する自信があったのかな。　なり始めの三日ほど、フルコートという、アトピーなどによく効く市販の薬を塗った。良くならなかったが悪くなったとも思わなかった。先生に訊くと、絶対に塗っちゃだめと言われた。知らぬが仏とはこのことだ。やれやれ。

  2005年12月29日

• 社会に貢献する

  　子供の数とペットの数を比較する事に疑問を呈した日記に続き、社会に貢献すると言う事について考えたい。　最近は家庭においても、子供が家庭に貢献するような教育がされているだろうか。例えば食事の準備やお風呂洗い、皿洗い、洗濯物畳み掃除などなど、小学校中学年くらいになれば、できるお手伝いは結構ある。にも拘らず、我が家においてもそうだが、子供が家庭に貢献するような働きかけが、出来ていない。一くくりにしてしまっては、先日テレビでも紹介された、別海高校に通う子供たちのご家庭をはじめ、率先して子供にお手伝いをさせていらっしゃるご家庭から｢違う！｣とお叱りを受けそうだが、外で働いて収入を家庭に入れる者、家庭を守るもの、勉強をする者、と、妙にくっきり分別されていて、ボーダーラインから外側には、まるで出てはいけないような感覚に陥っていると感じる。　しかし、これについても、先日触れたが、家事労働は、誰がやっても全く問題の無いものなのだ。そこの部分を理解し、誰でもが家庭に貢献すべく、課された家事労働を率先してこなすような家庭を築ければ良いと思う。　そうやって、｢貢献する喜び｣を知れば、社会において、お金儲け目的だけでなく、自分が何かに貢献する事を目的として、積極的に社会に参画できるのではないだろうか。賃金の良し悪しを仕事を決める最重要ポイントなどと思うことなく、仕事を選ぶ社会人になれるのではないだろうか。勿論、その収入によって生活が成り立たなくてはならないが、仮に最低ラインであっても、生活が成り立てば好と思えるのではないだろうか。　社会への貢献度＝賃金レベル　であるのが本当だが、この世の中はなかなか、そういうわけにばかりは行かない。そもそも貢献度の高低が何によって決まるのか？人や立場により違うのだから・・・・。で、それらを代表して決めるのが国の機関で、結局、国の機関に対して貢献度が高いものが、高いとされるような気もする。結局『寄らば大樹の陰』？！　あぁ、今日も論点を見失ってしまった。

  2005年12月21日

• 日曜日の午後　警察の真相？！

  　晃子と一緒にお昼ご飯を食べて、私は点けないで！と言ったのに、晃子がちょっとだけ！と言うので、点けたテレビ。たまたま、警察に関する番組をやっていた。　今年２月だったか、二人の女性が殺害され埋められていた事件。その事件には、表に出るまで、ものすごい紆余曲折があったという話。　被害者の親が娘が返らないのを不振に思い、警察へ捜索を依頼した。正月挙句の事。娘が正月に家に連れて来た男が怪しいと言ったが、全く取り合われなかった。飛松巡査部長という人だけが、親身になって当たってくれ、勤務時間外で捜査に捜査を重ねて、その男の居所を見つけた。踏み込むのは危ないので、警察を呼んだ。二人の警察官がやって来て、中には怪しいものは何もないと、さっさと帰ってしまった。　両親は、警察を呼んで立ち去った飛松部長を再度呼び戻し、踏み込んでもらう。中には意識が朦朧とした女性が一人いた。　両親と飛松さんは、その女性を助け出し、部屋にあった娘のアクセサリーなどを警察に持ち込み、それに付着したものが血液である事を鑑定して欲しいと言った。　かなりの時間が経過した後、覚せい剤所持違反で、その男は逮捕され、その事情聴取の中で、娘は風俗で働いていると男が言ったと、警察から連絡が入る。両親は、何処にいて何をしていようと、娘が生きてくれてさえいれば、この上はないと喜んだが、飛松さんは喜ばなかった。長年の勘で、娘はもう殺されていると言う感じたのだ。　結局、飛松さんのお蔭で、男の罪は暴かれた。しかし、その詳細に及ぶ裁判の中で、警察は、男の証言を１００％、取り上げた。娘を殺したのは、ブランド品の代金を払えと迫り、男がいやだと言ったら頭を叩いたからだと、裁判で述べられた。　捜査の依頼を蔑ろにし、検挙を遅らせ、裁判では死人に口なし、そのままの陳述を行。長年、警察に勤め、定年退職を迎えた飛松さんは、そんな警察にどうしようもない憤りを感じた。｢長年勤め上げた挙句の果てがこれか・・・・」　飛松さんの正直な気持ちだった。　もう一つの話は、ハイティーンの男の子たちが、無実のレイプの罪で、危うく有罪に陥れようとされた話だった。　被害者はある女子高生。ある夜、帰宅しようとした時、複数の男の子たちに腕をつかまれ連れ去られてレイプされたと、警察へ訴えてきた。警察は捜査をして、１０人の男の子を参考人として呼び、事情聴取した。男の子たちは｢やっていない｣と言うが、結局、力でねじ伏せられ｢やった｣と口にした。　裁判が始まり、進むうちに、｢真実でない事が裁判で通っていく事に矛盾を感じ、今まで育ててくれた両親に、これでは報いる事ができないと、裁判の場で｢僕はやっていない。｣と言った。　捜査は振り出しに戻り、アリバイ探しが始まる。被害者が言った日時に、彼らはある飲食店に居り、その店のレシートと店員の証言とで、何とかアリバイを証明することが出来た。　これで晴れて無罪と喜んだのも束の間、被害者は、日時を間違っていたと証言を転じた。そんなことが認められるものかと、被告側は信じていたが、なんと、その申し出は認められ、彼らは即釈放とはならなかった。　結局、その後の捜査の結果、それが被害者である少女の茶番劇だったと判り、裁判は一件落着した。　番組を通して、「え゛～～っ！警察ってそんなところなの？｣　と言うのが正直なキモチだった。　考えてみれば、警察にいる人にしてみれば、犯人が誰であろうと、一刻も早く犯人を決定してしまえば、能率は上がったと言う事で、或いは、どんな事件であろうと、取り上げずして何とかなるような事件なら、取り上げない方が仕事は少なくてすむ。事件は多かろうが少なかろうが、給料に影響は無い。こんな事考える私って、いけませんかしら。　私たちは、モノを作らなきゃ売上は上がらないし、作っただけでは売れないし。作って売れただけしか、お給料は出ないし・・・・・。ホンと、チマチマしてますよね。でも、これだけは胸を張って言える。自分の仕事が何かを、ちゃんとわかっているから貰えているお給料だと。　でも、あれが警察の現実だとしたら、この先、真っ暗闇ですよ。

  2005年12月20日

• 塾講師が教え子を殺害

  　信じられない事件が相次ぐ。今度は私塾の講師が教え子を刺し殺すと言う事件。反りが合わないということで、今までも、何度か話し合いがされたり、被害者の親から声が上がっていたと言う。　塾側は、雇用時に、雇用しようとする者の賞罰に関する情報を、何も得ていなかった。昔なら、｢そんな事は無いやろう～～｣だが、近年は、｢人権云々｣と言う事で、決め付けにつながるような、前歴の提示は好とされない。だから、塾側の言い分も、同じ雇用する立場から言わせて貰えば、全く、手落ちとも言い切れない。　ただ、被害者との関係が良好でない事は掌握していたはずだ。それについて、充分な手立てを講じていたかどうかは、重要なポイントだ。加害者の自宅の近隣では、異常な家庭？！として有名だったような報道がされていた。暴力に訴えるような親子喧嘩や奇声などだ。　ただ、この情報を塾側が入手しても、だからといってどうこうはできないし、そういう動きをすることは必ずや、世論の批判を受ける結果に至るであろう。　と言うのは、結婚相手について、近所で尋ねる事さえ、近年はご法度なのだから。就職は結婚と比較すれば、ある意味、ごく、一時的なものだ。生涯をかけた人選においてご法度であることが、一時的なことへの人選に対して、ご法度でなかろうはずは無い。　さらに、もし仮に、｢あのお宅はどんなご家庭ですか？｣と尋ねられて、｢とんでもない家庭ですよ。｣などと、今時、答える人があるだろうか？昔は、ある程度、赤裸々に語る人があっただろうが、行く行く、自分の発言で話が台無しになったと解かる時が来たら、と考えれば、もし｢やめといた方が良いぞ！｣と思ってはいても、逆恨みを恐れて、あえて、ストップをかけるような発言は控えるはずだ。それは、長らく文化生活を積み重ねた結果得た一つの知恵とでも言うべきだろう。　事件が起きるとマスコミがあちこちでインタビューを行う。被害者の良好な様子、加害者の悪辣な人間像が強調される。それらが報道される事で、好印象、悪印象は、日に日に増大、強化されていく。　中学校の部室で火災が起き、１３歳の命が失われた。火災の原因は、持っていたライターの火がウレタンに引火した事。学校は｢タバコを吸うなんてことはありえない生徒。｣と語るが、ライターを持っていた理由は公表しない。何故？ストーブも置かれていない部屋で、タバコに火をつける以外にライターの日を必要とした理由は何か？　ものすごくきついようだけど、世間を納得させるだけの説明は必要だ。もし自分に落ち度があったのなら、その落とし前は付ける気にならなくてはならないし、それが当たり前だ。　耐震強度偽造事件ではないが、責任逃れに奔走し、関係者の間で責任のなすりあいをする前に、自分はどうなのか、よく考えて、自分自身が犯したミスを潔く認め、それを償うキモチを持たなくてはならないと思う。　それこそ、次代をになう子供たちが見ている。

  2005年12月12日

• 普通と普通じゃないの違い

  　栃木だったか、小学1年生の女の子が殺された事件の犯人には、猟奇的な性格の人物像が伺えるそうだ。　いたいけな少女の胸を10箇所前後、一箇所は背中まで届いていたらしい。　人には色々な性向がある。私などは、良く｢変わっている。｣と親しい人からも言われる。　連続殺人事件の犯人の猟奇的な性格も、その｢変わっている｣の一つなのだろうけれど、人に危害を加える｢変わっている｣は、一般社会では頂けない。　一番よいのは、そういった性質を持った人のコミュニティを作り、限られた区域で生活して頂くこと。問題は、そこにいたのでは、猟奇的な性質を満足させられない事だろうか。　ならば、自殺願望を持つ人が同じコミュニティで生活すると言うのはどうだろう。ただ、自殺願望の人が｢人には殺されたくない。｣と言ってしまっては話にならない。　世の中、うまく行きそうでうまく行かない。やっぱり、細木　和子先生に相談するしかないのか･･････。

  2005年12月08日

• 感染

  　半年ほど前だったか、それ以上前だったか、晃子が欲しいというので｢感染｣と｢予言｣を買った。予言は何の弾みだったか、すでに読んでいた。　先日、義母がお風呂上りの私に｢これ、どんな本？｣と、｢感染｣を持って尋ねるので、晃子に聞いていたざっとした内容を伝え、｢怖いから読まない方がいいよ。｣と言った。　義母は｢まぁ、そう。何ページか読んだところじゃ、そんな風じゃないけどね。そう言うならもう読まないわ。｣と言って、手に持っていたその本をテーブルに置いた。　読んだ事もないくせに｢怖い｣と義母に読ませないのはちょっと気が引けたので、さわりだけでもと読み始めた。結局、午前２時過ぎまで読みふけり前半終了。翌日には最後まで読み終えた。　舞台は経営の行き詰った、とある病院。急患を受け入れるよう救急車から連絡が入るが、給料の支払さえ遅れ一人、一人、スタッフが退職し人手不足の折から、それを断わる。容態が急変した患者に救命治療を施していた時、カルシウムを投与するはずが、医師の言い間違いでカリウムが投与され、その患者は死んだ。　医療事故として報告をと迫る婦長を説き伏せ、証拠隠滅のため、病室の温度を上げて死体を腐敗させる策を講じる。　そんなことが行われながら、院内には、さっき断わったはずの急患が運び込まれ、｢赤井｣という医師が、それを研究しようと持ちかける。急患は体が溶け、緑の液体が流れ出る症状だ。　それは、病院のスタッフに次々と感染した。そして、感染を免れたと思われた最後の者が、外界へ出て、鉄道に乗った時、感染が確認された。　緑の液体を出し倒れこむのを見た人達に、それはさらに感染して行った。　それは意識に感染する病気だった。　自分自身の罪の意識が発症させるってことなのかな････。罪の意識を持つ前に、必ず、何か良くないことをしているってことかな。ちょっと不可解。　小説を書こうと目論んでいる私は、興味深く読めたけれど、おどろおどろしい内容は、あまり参考にしたくない。　ところで、なんだか、おかしなトラックバックを付けられていた。一応削除したけど、不愉快。　和歌山市長さんが、問題発言。私じゃあるまいし、社会的地位と名誉をお持ちの方は、あんな軽はずみな事を言っちゃいけませんね。要注意です。家で晩御飯食べながらって言うのなら、なんでもどうぞですが、時と場合を考えなくちゃ。ドンマイ！！

  2005年12月07日

• ハリーポッター　秘密の部屋

  　２時間、じっくりと腰をすえて観たのは、本当に久しぶり。耕平とソファに寛いで、ＣＭの間は、おいたちのビーズを作りながら、真剣に観ました。　以前から、ハリーに似ていると言われ続けてきたので、他人とは思えず、彼のヒーロー振りに感心してしまった４０半ばのハリーもどきでした。　純血の魔法使いのクラスと人間との混血のクラスがあって、純血クラスから言わせれば、混血なんて本物の魔法使いなどではないわ！みたいなエリート意識があって、混血クラスをものすごく迫害するのだけれど、ハリーたちはそれに立ち向かっていく。　ハリーの仲良しのちょっと頼りない男の子のキャラがとっても可愛くって、耕平は、どちらかと言うと、きっとあの子のタイプだろうなと密かに思っている私。　仲良しの女の子は聡明で美人。石にされた彼女が、戻ってきた時、ハリーとはしっかりと抱擁したのに、あの子と抱擁することを躊躇したのはなぜかしら･･･と思った。　詳しい感想を書きたいのだけれど、４０代半ばの脳細胞は、夕べ、あれだけ何度も聞いた固有名詞を全て、きれいさっぱりと忘却してしまっている。これはきっと、あの、･･･名前なんだっけ、ハリーの骨折した腕を治すと言って魔法を掛け、骨を無くしてしまったあの先生、秘密の部屋へ行くよう命じられ、学校から逃げ出そうとしてハリーたちに脅迫されて、秘密の部屋へ連れ込まれたあの先生が、その手柄を自分のものにするため、たくさんの魔法使いたちに掛けたと言う｢忘却術｣を、掛けられたに違いない。　一体、どんな手柄を忘れさせるためにこんなにされちゃのかな･･････　日本中の子供たち、いや、世界中の子供たちが、一人前になるまで、皆、等しく、自分の身に危険が及んだ時、使える魔法があればいい。一生、使い続けられるとすれば、それは人間を堕落させてしまうだろうけれど、明らかに力の及ばない時、明らかに、理不尽に扱われようとする時、魔法の杖を振れば、自分に危害を加えようとする輩を弾き飛ばすことが出来る、そんな魔法があれば、悲しい事件はなくなるはずだ。

  2005年12月03日

• そりゃぁ、なんたってニュースですよ！

  　日本ERIと言う会社の社長さんが、イーホームズの社長から｢1年前にすでに不正を知っていながら、隠していた。｣と告発されたのを受けて、｢とんでもない！わたしゃ知らん！｣とのたまったが、何のことはない、今日のニュースでは、｢調べなあかんで！｣と言ったのに、取り合わなかったと出ている。これは憶測や推測ではなく事実だろう。なんでも、その情報を受けた人間が、上司に伝える必要がないと判断して、上へ伝えなかった事が原因のように述べている。だまらっしゃいぃぃぃぃぃっっっ！！！言語道断！！　あんたの仕事は何ね！！よぉっと考えてみんしゃい！その設計図に基づいて建てた建物が、地震に耐えるかどうかを確認する事じゃなかね！！｢これじゃ、耐えんでしょ。｣と言われた事が取るに足らないこととは、一体どういうことね！！　　　　って、なぜか、いきなり九州弁になってるよ。　つくづく、何が仕事か、よく考えてみる必要がある。　ところで、今回のことを知らなかったと言う日本ERIの社長に、落ち度はなかったのか？お宅の会社は何をする会社か考えてみれば、社員にそれを徹底教育していなかったあなたは、１００％職務怠慢。給料全額返還ですな。ゴルフや高級クラブでの豪遊に明け暮れるのがあなたの仕事か？？　ほんの僅かの妬みを込めて、私は叫びたい！！！額に汗して働く同志よ！この一つまみのとんでもない奴らのせいで、私たちの暮らしは貧困へと追い詰められているのだ！って、言い過ぎ？　今日は、昼のワイドショーで、名古屋の宝石卸商の社長さんを取り上げていた。自薦、他薦構わない話題なので、100％自薦だろうが、1個数億円の宝石とかを、自慢げに見せびらかしていた。　何が目的？何が言いたいの？って訊きたかった。そして、私は迷わず言おう。｢それをひとつでもヒューザーの小島社長に無金利で貸して差し上げれば喜ばれますよ！｣　その社長さんの将来の夢は、アフガニスタンとかで破壊された学校を修復したりすることらしい。そんなの、将来でなくても、たった今、その宝石なり、ドレスなりをお金にすれば出来る事じゃない！！我が孫には8500万円もするような贈り物をしておきながら、本当に苦しいところで頑張っている子供たちには｢将来の夢」だそうです。すっごいご立派！！尊敬しちゃう。あなたは偉い。世界一！！！　今日の私はちょっとフクザツ。愚痴と思って聞き流して下され、皆の衆。ただ、世の中、結局は｢寄らば大樹の陰｣なんでしょうかね。

  2005年12月01日

• 広島の事件の犯人が捕まりました

  　小学一年生の女の子の命を奪い、段ボール箱に詰めて放置した犯人が捕まりました。ペルーから出稼ぎに来ていた外国人でした。３０歳。自分にも７歳ともう一人下に子供がいるそうです。　どうして、あんな事をやってしまったのでしょうか。ペルーではあんな事は普通なのでしょうか。もし、日本に出稼ぎに来ていなかったら、ペルーで同じように幼い子供を殺したのでしょうか。日本に来ていたからやってしまったのでしょうか。　兎に角疑問、疑問、疑問だらけです。何か、やるせないキモチのはけ口としてなのでしょうか。　報道によると、犯人はよくウソをつく人だったといいます。昔からウソは泥棒の始まりとか言われますが、時にウソも方便とは言っても、やっぱり、ウソはいけません。信頼関係を損ない、人間関係を疎遠にします。今、渦中の人、ヒューザーの小島社長は、一にも二にも信用第一です、なんて仰っていたようですが、その信用って、一体なんでしょうね。　自分のすぐ近くで、捜査がなされている時、犯人は、一体どんな気持ちで過ごしたのでしょうか。おちおち眠れなかったのではと思いますが、逮捕された時には、夜中でもあり、熟睡していたようです。　とは言いつつ、罪をまだ認めていないようなので、本当に彼が犯人かどうかは神と、真犯人のみぞ知るところです。かつて、サリン事件で悲しい目に遭った人がいるので、その教訓を元に、早まった報道に靡いてしまわない様にも、しなければと思います。　さて、今日で１１月も終わり。今、１２月のタイムカードを作りました。今年もあと一月。そろそろお歳暮の心配もしなきゃなりません。ちなみに、今夜は寄せ鍋で～～す。　　　　夜露死九！！

  2005年11月30日

• 仕事ってなんだろう・・・

  　今、話題の耐震強度不足マンションを建てた会社｢ヒューザー｣の社長さんが、｢コストダウン、低価格がだめと言うならコストアップ、高価格にしろと言うんですか？｣　と語気を荒げて仰った。建築士に圧力を掛けたのではないか、と尋ねられ、それに答えた言葉が言葉がこれだ。　いやいや、誰もそんなことは言ってない。　建物を建てる時、いや、何を作るにしても、モノを作る時には、必ず、材料費に人件費、広告宣伝費などが掛かればそれも加えて、最後に会社の取り分を上乗せして、最終的に販売価格が決まってくるのだろうけれど、素人ではないのだから、おおよそ、耐震強度を備えた建物を建てると、どの位の相場になるなんて事は、判って当然だ。私にそれをはじき出せと言われれば、でたらめでしかないが、方や、あなたは建築の専門家でしょう。しかも、ボランティアでやっているのではなく、それで商売をしている｢プロ｣なのだから、この大きさで、耐震強度を確保するには、相場、どれ位の鉄骨が必要で、それを組み上げるのにどれ位の人数と日数が掛かる、なんて、宙で解かって当然でしょう。　我が社で作る別注品のように、作りながら構造を構築していくのではなく、きちんと～ミリまで決められた設計図に基づいて作っていくのでしょう。　仕事って、なんでしょうね。プロってどういうことを言うんでしょうね。人が書いた図面を鵜呑みにして、逆に｢ひょっとして弱いかも｣と指摘されるに至って｢公表は差し控えた方がよい。｣だなんて！！　本物のプロは、自分の落ち度を潔く認めるものです。自信を持ってやった仕事に落ち度があったら、潔く改める。　ただ、今回の場合、補償にかかる金額をはじめ、何もかもが大ごとです。気の小さい社長なら、とっくの昔に自殺モノです。実際に、今回の件に関わった社長さんの一人はすでに自殺した方もあるようです。　でも、自分は死ねばそれで済むけど、あとに残された家族や、でたらめなものを売りつけられた人たちの今後を考える事を放棄したと言う事でもあります。結局、楽な道へ逃げ込んだ、と言う事。　自殺には勇気が要りますが、生き続ける方がもっと勇気が要るのかもしれません。　人は大なり小なり、過ちを犯すものです。問題は犯してしまった過ちと、その人はどう向き合うかではないでしょうか。　ヒューザーの社長さんは、今回、発覚した不良建造物の入居者へは、誠心誠意で補償をしていくと仰っています。会社が倒産したら、元も子もないので、公的資金の投入を求めてもいらっしゃるようですが、極めて健全経営でありながら、経営が立ち行かなく、会社の存続を断念するに追いやられている中小企業も、多数あるということも、認識の端っこに置いて頂き、本当の意味で誠心誠意、プロを貫かれる事を期待しつつ、見守らせて頂こうと思っております。

  2005年11月29日

• 殺人犯

  　殺人犯は、きっととても寂しいんだと思う。誰といても、何処にいても、いつも一人ぼっちみたいな気分なのだろう。それで、その寂しさを紛らわしたり、ここにいる｢僕｣に目を向けた貰ったり、そのために、何の関わりもない通りすがりの小さく弱いものに、手を掛けて命を奪い、事件がテレビで報道されるのを見て、社会が自分に目を向けてくれているような気分になって有頂天になっているのだろう。　何故、こんな人が出来てしまうのか。生まれつきの性分なのかもしれない。私の意見は、その人は幼い頃、親に見向きもしてもらえなかったか、ものすごく過保護にされかのどちらかだと言うもの。　子供は誰だって、自分を見て欲しいと思っている。その気持ちが強いか弱いかは個々に違うけれど、誰にも見られてなくて嬉しい、と思う子供はきっといない。洋服を着替えると、｢うまく着れたね！｣、残さず食べると｢全部食べたの？すごいね！｣大人が何気なく掛けたその一言一言に、子供は喜びを感じる。逆に、｢うまく出来ないなぁ。｣と困っている時｢どうしたの？こんな事もできないの？｣なんていわれた日には、キモチの行き場を失ってしまう。　犯人の親は、きっと、いつもいつも子どもを叱りつけ、評価する事をせず、ないがしろにし続けたのではないだろうか。決して、意識的にしたのではなくても、子どもにとっては、きっとそうだったに違いない。今回の犯行は、犯人にとって、自分の親への復讐であり、そんな自分を救い得なかった社会への復讐なのであろう。　一言に｢わがまま｣と言ってしまうのは簡単だ。そう言って切り捨てられた人間が、近年増え続ける凶悪犯罪の犯人として、社会へ復讐を仕掛けていると言うだけだ。ただ、不幸にも、その標的とされる人物が出てくることは明らかで、自分や、我が子がいつ、その役を仰せ付かるかは、誰にもわからない。ただ、我が子を守るため、四六時中、我が子の警護が出来る親は、そう多くないことは明白で、ならば、犯行に至る可能性を秘める、心寂しく、満たされない人物を生み出さない社会を築き上げる事が、我が子を守る距離の長い近道なのではないだろうかと思う今日この頃である。　もう一つには、凶悪犯の多くは男性である事。彼は母性愛に飢えているのだ。　その内に母性を持ち合わせる女性は、たとえ、不幸な幼少時代を過ごし、心満たされない日々を送っても、自らの母性愛で自らを癒す事も出来るし、他へ向けることで何かしらの手当てとなる。　一方、たまたま、母性愛に欠ける母親の元に生まれた彼が、優しく包み込むような愛情に満たされる事なく幼少時代を過ごすと、大人になってから、或いは、思春期を迎えた時、｢満たされない心のわだかまり｣が｢社会への反抗心｣として爆発し、犯罪に至るという事かもしれない。　もののない、貧しい時代には、起こる事のなかったような事件が、この時代にこれほど頻発するということを、我々母性を持ち合わせた女性は、真摯に受け止め、自分の持つ母性の意味、社会において果たすべき務めを、今一度考え直し、自分自身を見つめなおしてみる機会かも知れない。

  2005年11月23日

• また幼い命が奪われました。

  　県内です。すぐ近くです。被害者のご家族の気持ちを考えると本当に胸が痛いですが、それに劣らず、犯行の動機が知りたいです。　未成年者の凶悪犯罪の多くが、ネットに犯行をほのめかし犯行に至る事で、自分の存在を顕示、或いは、認識するための極めて利己主義的な動機が圧倒的に多いと言う。　未成年者に限らず、池田小事件の犯人のように、国立の学校に通う｢エリート｣に対する妬みに起因する動機のように、他人に対する妬みや嫉みが犯行への誘引になると言う事は、人格形成の途上で、何か不十分な事があったと思うべきではないだろうか。　心に生じた｢何故、自分だけが｣とか｢何故、あの人だけが｣と言うような思いを、何とか昇華し納得できるまでに至らせるには、或いは、本人からその思いを打ち明ける必要があるだろうし、或いは、その思いを着尺させるに足りる何かが必要だろう。例えば、それが腹を割って話し合える親友であったり、がむしゃらに打ち込める部活動であったりすると思う。　隣の芝生は青く見える。誰でも大差なく一生は過ごすものだろうが、自分を幸せだと思えるか、不幸だと思ってしまうか。ものは考えようと昔から言うように、何事もキモチの持ち方次第だと言う事に、人はなかなか気付けないものなのだろう。　「上見て暮らすな、下見て暮らせ」とは、かつて身分制度を実施した人が唱えたが、下を見て安心すると言う事ではなく、仮に、自分より下だと思える人がいたとして、その人とて、懸命に生きているのだから、それより恵まれている自分が弱音を吐いてどうする！と、自らを叱咤激励する材料として捉えるべきだと思う。　ただ、それは僅かな一面においての比較に過ぎず、一人の人間として、トータルして考えれば、比較する事は不可能で、それぞれがそれぞれの命を淡々と過ごしていくべきだ。そして、時に賞賛し合い、時に激励し合いながら、支えあって生きていく。それが社会の最大の目的のような気がする。　モノに満たされた物質社会の現代に、本当の意味で精神社会の豊かさを取り戻すために、今私たちがしなければならないことは何か、今一度考えたい。

  2005年11月22日

• 命って・・・・・

  　例えば　｢あなたはガンに侵されている。｣と宣告される　例えば　鳥インフルエンザに感染する　例えば　巨大な隕石が地球に向かって落ちてくると知る　どれにしても　私の命が脅かされる　何処へ逃げても　何を言っても　その事実は変えられない　　　ならば　　　残された命を何に使う　　　泣いて過ごす　　　笑って過ごす　　　悔やんで過ごす　　　明日を夢見て過ごす　　　それを決めるのは自分　　　この私　　人を殺めて逃げ回る人生を過ごす人　　人のお金を騙し取ってほくそ笑む人　　あなたの命の意味は何どう過ごしても一生は一生どう死んでも死は一度きり生まれた瞬間からいつかその命が絶える時が来ることは誰だってわかっていることなのに命に限りを付けられるとひどく焦ってしまうのは何故　命ってなんだろう　命って誰のもの　命ってなんだろう　命って何・・・・・・・

  2005年11月17日

• こんな事も起きるんだ・・・

  　ヤフーニュースのタイトルに、またまたびっくり！中学生の目に竹やりが刺さり重体。　また事件？と思いページをめくってみると、放課後、槍を投げ合って遊んでいて起きた事故らしい。避け切れなかったんだろうな。顔に近くに飛んでくるのをカバンで受けようとしたと書いてある。　この場合、双方とも言いようがない。納得の上で遊んでいたのだから。嫌がる友達を追いかけて行って槍を放ったのではないから、投げた方の過失では無いと思う。危ないからやめようという義務を怠ったとすれば、それは、双方同じレベルの過失だ。やっぱり、投げて遊ぶのはボールくらいにしておいた方が正解なのかな。だけど、二人とも、まだそれが解からない年頃だったと言う事かな・・・。　何にせよ、怪我をした子が、回復する事を心から祈っている。また、一緒に遊んでいた子も、きっと心に深い傷を負ったことだろう。彼の心の傷の回復も祈らずには入られない。　遊んでいる時のこう言った事故では、双方とも、体にあるいは心に、傷を負う。絶対事故の起こさないように遊べと言っても、それは無理。私は、一人の親として思う。そう言う事故も、一人の完成された大人になるためのひとつのハードルだろうと。だから、補償云々の話も大事だが、それを通して当事者たちが、大事な何かを手に入れることが出来るように仕組んでやるのが、周りの務めだろう。　決して全てが自分のせいではないが、怪我をさせた子は、誠心誠意、怪我を負った子の看病に当たれば良いと思う。怪我をした子は、槍を投げた子を決して責めてはならない。お互いに得心で投げ合っていたのだ。反対に、自分が投げた槍が相手を傷つける可能性だって有ったことを忘れないで欲しい。　成長過程では、人を傷つけたり傷つけられたり、悪さへ誘ったり誘われたりしながら、その中で経験しなくては手に入れることの出来ない、大事な何かを身につけてほしいと思う。　大事なことは、大人が子供を叱る時にも言えるが、何かが起きた時、決して一方的な考えだけで、物事を判断するなかれ！ということだ。　常に広い視野にたって、様々な立場から、感情に流される事なく、考え、判断できるようになりたい。　ところで、数日前の日記に書いた、電車の運転手さん、解雇問題。結局、解雇が決定したらしい。真摯なキモチの運転手さんなら、どこか他の鉄道会社がきっと雇ってくれると思います。やけを起こさず、頑張って下さい！！

  2005年11月16日

• 私、結構、村上さん、スキだ。熟年離婚は観てないけど・・・

  　あのキョロっとした目。きゅっと締まった口元。小柄ながら、持てる実力によりその存在感が充分に感じられる人です。　今回、阪神買収の事で、色々とあっているようですが、旧態然(字、合ってるかな？)の球界運営体制に、しっかりとモノ申しているのがとても痛快。　仲良しのヒロミちゃんに言うと、｢私は、阪神が優勝して、みんながバカ騒ぎ出来れば、経営者が誰であろうと、大株主が誰であろうと、ちっとも関係あぁ～～い！！｣とお気楽。　お気楽でない阪神ファンは、でも、何か不安なのだろうか。何か気に入らないのだろうか。それとも、やっぱり、体制が変わるのは嫌なのかな。でも、より良くなっていけばと思うけどな。尤も、阪神の場合、現行通りでも、しっかりと盛り上がっているし、かつての無敵艦隊？！ＹＪ軍のような寂しさは無いようだけから、とりあえず、現状改革の必要はないのかな。　それにしても、何事かに秀でて、通じている人って、尊敬するし、見習いたいと思う。一芸に秀でる。って、ちょっと違う？　ところで、ドラマ、熟年離婚が高視聴率を上げているらしい。私は何があっても離婚なんてしない派。だって、人生って、楽とか苦労するとか、そういうものじゃないと思っている。自分なりに懸命に生きていれば、自然と道は開けてくるものだし、納得もいくと思う。敢えて、わざに苦労する必要もないけど、結婚から熟年に至るまでの自分の人生を、全て否定してしまうような軽い行動はとりたくない。尤も、父さんから、もう勘弁！！って言われれば仕方ないけど。　所詮、自分で選んだ相手だもの。もし、自分の処遇が気に入らなくても、逸れは決して、誰のせいでもなく、それに順応していこうとする事が、自分の務めだと思うから。時々、話しかけても返事もしてもらえない時には、ちょっと凹んだりするけど、それだって、慣れてしまえばどうってことない。｢そういう人だ。｣と思えばいいし、反対に、父さんが私に対して思っていることで、諦めている部分だって、きっとあると思うもの。お互い様なのに、自分だけ被害を受けたような顔をして、熟年離婚だなんて、私はずぅずぅしくて言えない、言えない。　なんて、語っているうちにちょいと感情的になってしまった私です。

  2005年11月15日

• インターネットの使い方

  　悲しいニュースが報道されている。調べ物をしたり、欲しい商品を探すのに、便利に使っているインターネットだけれど、心が発達途上にあり、さらに、強いストレスを感じ易い思春期の子供たちが、その使い方を過っているようで、悲しい。　様々なラインが取り除かれ、解き放たれたこの時代に、思春期の子供たちは、虚無感に苛まれ、自己の存在をどう表現するのかを、試行錯誤しながら、手短にあるインターネットへの書き込みを通して、自分を社会に伝え、行動する。　それが社会への貢献につながる行動、社会の向上へつながる感情であれば、むしろ奨励すべきことだが、悲しいかな、それは、長く長く、人々の心の中に存在しながら、抑圧され、閉じ込められ続けてきた感情の爆発を促してしまう。それは、決して消し去ってしまう事の出来る感情ではなく、誰でもが抱いて当然のものなのに、インターネットと接がることで、自分特有の感情に変わり、反抗へと進化してしまう。　かつてのそれは、個人個人の中にある自己抑制により、また、近い立場にある友人などとのコミュニケ－ションにより、希薄化され、あるいは、消化されて、爆発に至ることは極めて稀であった。　ところが、個人主義の進んだ現代においては、自分の深い部分を他人に語ることはむしろタブーだ。何故なら、そこに意識の差異があった時、引き返せなくなってしまうことを危惧するからだ。でも、本当は違っている。人それぞれ、必ず違っていて、同じ方が変なのだ。　例えば、記事にもあるように、母親が娘に対して嫌悪感を抱く事は、決して異常ではない。しかし、どんな嫌悪感をどの程度、抱くかは、母と娘、それぞれで必ず違うものだろう。中には、嫌悪感なんて抱かない、と言う母親もいるだろう。同じでない方が普通なのだ。だから、お互いに包み隠しの無いところをさらけ出し合って、笑い話にしたり、泣き言を言い合えばよいのだ。それは、娘の母親に対する感情も同じだ。父親と息子だって同じ。心の中身を押し殺すことなく、さらけ出してしまえば、パソコンの画面に語りかけながら、反抗を決意するような、愚かな事はしなくて済むはずだ。　機械を話し相手にしていては、心は育たない事を知って欲しい。幾らつまらない父ちゃん母ちゃんでも、我が子が可愛くない親は居ない事を知って欲しい。それはあなたたちが親になった時、必ず分かると思う。　親は我が子に目を向けよう。解かっていたつもりだけでは、済まされないことが起きる前に。疑うとか、調べるとか、そういう時限ではなく、限りなく我が子に愛情を注ごう。慈しむ心、愛おしいと思う心を、今一度、自分自身に確認しよう。我が子は自分の分身であると同時に、全く違い人格であることも自覚しよう。それは、少し寂しいけれど、自分もそうやって少しずつ大人になったのだから。少なくとも、子供たちにとって、機械より｢話せる｣存在でいるよう心掛けよう。そうすれば、もし、子供たちの心の中に、何かしらの迷いが生じた時に発する、シグナルを見落とすことは無いし、送られたシグナルに反応し、心の中の燻りを、初期消火できるはずだ。　子供の押し付けを拒否する前に、子供へ押し付けていないか、立ち止まってみる。それは、決してなんでも子供の言うとおりにすると言うことではなく、子供が何故、そう主張するのかを、考えると言うこと。その上で、ただの我儘なら、それを理解させるように関わり、理屈が通っていれば、受け入れればよいのだから。　なんだか、今日は、例によって｢子育て論｣になってしまった。自分自身に今一度、問い掛けながら書いてみましたが、一度しかない人生ですので、振り返って、あまり後悔の無いよう、頑張りたいものです。　事件を起こした子供たちに向き合う立場の方からの感想はこちら。こんな親ではだめ！ということですな。勉強になります。　ということで、皆様のご意見、お待ちしております。

  2005年11月14日

• 野ブタ。　観ちゃいました。

  　率直な意見を言うと、前髪を上げた山ピーは、キム拓とちょっと似ている。　さて、本題。このドラマ、やっぱ、深い。今時の若い世代に何かもの申して居るような。　修二の仕組んだダブルデートを彰が付回してたのには、笑えた。でも、笑えるとか言う事じゃなく、彰は野ブタに恋心を抱き始めている。　修二の彼女は、悪役を引き受け、さらには、誰かの悪意的な噂によって、中傷される事になった。それを申し訳なく思った修二が様子を見に行くと、修二がちゃんと真実を解かってくれているから、他の誰がどう思おうと関係ないと言った。　ここ大事！子育ての中でもポイント。集団生活の中では、毎日、色んな事件が起き、その原因たるや、極めて多種多様。その中で、最も身近に居る我が子の立場をよく知って理解し、受け入れること。決して、絶対的に正義とみるのではなく、そこに存在する考え方や行動を受け入れるよう努めながら、間違った部分があれば、アドバイスを与えると言う立場。大事にしてきたし、これからも大事にしたいと思っている。　桐谷家の母はツワモノ。あの寝言はちょっとわざとらし過ぎたけど。新しい家族の典型だな、と思う。　チラシをただの紙切れと修二にお説教をする教頭先生。修二が理解していない、大事なことを教えてくれた。大事なのは、他人がどういう、どう評価するじゃなく、自分がどう考えて行動しているか。そして、そこにある真実。　山ピーの事、演じる彰のキャラも含めて、段々はまりつつある私･･･。もこみち君、ちょっとランキング下がり気味。

  2005年11月12日

• 運転室に息子入れクビ…「厳しい」と抗議４３０件

  　判断しろと言われれば、絶対困ってしまいますよね。職場にも拠るしね。うちなんか、学校帰りに息子はいつも会社に寄ります。ただ、他の会社へ出掛けたりする時、連れて行くことはないですね。　大きくなって自分が原因で父さんが失職したと言う事でショックを受けないか、と言う考えについては、それを考慮して雇用者が処分を云々の必要はないと思う。家庭内での声掛け次第で、精神的に強く育てる事ができると思うし、その子が運転室に入った経緯にも拠ると思う。子供がどうしても、と言って乗り込んだものか、父さんのキモチで乗せたものか。　ただ、父さんがたまたま電車の運転手だったから、その子は運転室に入れたけれど、無関係者でとても電車好きの子にとっては、すごく羨ましい話。会社としては、電車のＰＲのために、誰かを運転室に入れるのなら、会社を通じて希望者を募り、会社が認めた上で実行していれば、解雇なんて絶対になかったはず。と考えると、この解雇は職権乱用に基づく解雇なのか？　色々な考えが聞ければいいと思います。私は、この運転手さんの日頃の勤務態度によって、処分を決めればよいと思います。

  2005年11月11日

• セブンティーンと言う雑誌

  　ハイティーンだった頃、ご存知の通り、私はファッション雑誌なんて興味がなかった。着る物なんて、何着てても同じだと思っていたし、服装や化粧で自分を飾り立てても、何にもならないと思っていたし、そんなうわべに釣られてよってくる男なんて、しょうがないと思っていたし、そんなうわべの話題で盛り上がる同姓の友達にも、存在価値を見出せなかった。　一言で言えばおしゃれっ気のない、オトコから見れば、極めて面白みのない女だったかもしれない。でも、私はそれはそれでよかったし、私なりに青春の恋も経験した。ただ、悲しいかな、私の恋心はいつも彼女のいる人へ向けられ、悪くすると、その彼女は私の友達でもあったりもした。　そんなわけで、私は私の恋心を相手に告げることなく、毎回、片思いで終わっていた。　ただ、｢毎回｣と言う表現は、私にとっては不本意な表現だ。片思いながら、思い込んだら試練の道を行く私は、だめだとわかっても直ぐに乗り換えることが出来ず、少なくとも１年位は、草端の陰からその人を見つめ続けた。だから、短い青春の中で、経験した恋は、片手の指で数えられる位だったが、とても深く心に刻まれている。　ここまでは余談だが、そんな青春時代を送った私の娘が、ただ今、青春真っ只中。夜は遅くまで部活に汗を流し、休日返上で頑張っている。勉強の方も、自学自習をモットーとする親の方針に則り、学習塾へは通わず、部活から帰るとそそくさと夕食を済ませ、毎晩遅くまで自室にこもって教科書を開く毎日だ。　そんな娘だが先日、本屋で｢セブンティーンを買って。｣と言う。セブンティーンは私たちが青春だった頃から続くティーン向けのファッション雑誌。そう言えば娘はもうそんな年頃なのかと、自分が年取ったなぁ、と思うことが、妙に納得できたが、その反面、こんな親にしてこの子？などと思いもした。　夕べ、その時買ったセブンティーンを何気なく開いてみて驚いた。ファッション雑誌だからファッションの事が取り上げられているのは当たり前の事だが、内容の派手さに閉口。昔は都会の事田舎の子で大きな格差のあったファッションセンスだが、かつてはこう言う雑誌などで情報を得るだけに留まっていたが、この頃は、遠くない所にお店が出来、そこに行ってその通りの買い物をができる。そうすると、見かけ上は田舎の子も都会の子も大差は無くなるのだろう。一億総芸能人と言われる所以だ。　でも、それって如何なものか。思い返せばあのバブルの頃なら、それも良かっただろう。でも、不景気のこの時代。中には、無理をしてでも子供には良い格好をと思われる親御さんもあるのだろうが、おしゃれなんて無意味と思っているこんな親だ。ティーンエージは辛抱しなきゃ。って、どうしても思ってしまう。もっと他に今やらなきゃいけないことってあるんじゃないの？　お風呂に入りながら娘と話した。眉毛の話。最近、友達に剃ってもらって妙に形が整っている。そこで一言。形を整えるまではＯＫ！さらにまつげにマスカラをつけるようになったらアウト。マイナスはＯＫ、プラスはアウト。合ってるのかどうなのか、微妙な判断基準に娘は首を傾げるばかり。　放っておけば両津眉毛になってしまう娘の眉。眉の形なんて研究しない親だから、たかが２００円でもお金を掛けてコスメショップで整えて貰っていた。友達にやってもらえば、その分が浮くし、友達とのコミュニケーションも楽しめる。一挙両得、一石二鳥、渡りに船？！　必要以上のおしゃれは自分で稼ぐようになって、思うようにやりなさい。今は、雑誌の中の話題の一つとして見るだけに留めなさい。ビンボーな親の我儘でしょうか。ただ、何処までが必要で、何処からが贅沢なのか。この判断基準のブレが、軋轢を生むのでしょうね。ふぅ・・・・。

  2005年11月08日

• どうなんでしょうかねぇ～・・・

  　ＮＨＫ記者が連続放火で逮捕された。仕事のことで悩んでいたと言う。おかしな行動も多々あったらしい。ここに至る前に、何とか予防と言うか、何か手立てはなかったものか･･････。　考察してみるに、雇用者であるＮＨＫは何か出来なかったのか。おかしな言動を見たり聞いたりした人は何か出来なかったのか。自営業で雇用者である立場が先行するのだが、おかしな様子に気付いたとして、雇用者は例えばどうすればよいのだろう。　以前、もともと、いくらかの精神障害がある男性が、実家の口利きで我が社に勤務していた事があった。機械もある程度使えるし、手先もそこそこ器用で使える人材と喜んでいた。　景気が下降線を辿り、二つあった工場を一つに統合すると、彼の周りの人口密度はどっと高くなった。そのとたん、ひどいストレスにさらされたのか、彼は時として、おかしな言動を取り始めた。　直ぐ隣で仕事をするかなり年上の男性に、｢オレはあんたを殺す事も出来る。たとえ殺しても、精神障害があるから罪には問われんぞ。｣などと口走る。焼却炉のヨコで、たまたま一匹の猫が死んでいた。すると、翌日から仕事をしながら｢にゃぁ～ぉ～～｣と、猫の鳴き声を発する。　周りで仕事をする人たちのことを考慮し、彼とよく相談した後、彼には自主退職して頂いた。　職場環境を取り沙汰すれば、本当に多種多様であろう。今回の記者殿の言及される、上司への不満は、多かれ少なかれ誰しも感じるところだろう。逆にそれが人の上に立つということであると思う部分もあるし、向上を目指すならば、誰かが苦言を提さなくてはならない。上司こそがその役目を仰せつかっている人物なのだ。ただ、その人となりで、苦言を苦言と感じさせず、すんなりと受け入れさせることの出来る上司もいるだろう。それこそが世に言う｢理想の上司｣なる人物だ。けれど、上司の全てがそういう人物となれようはずはない。だから、大方の部下は、何てヤツ！！と思いながら仕事をしているわけだ。　彼の上司が一体どんな人物であったかは一見の価値があるだろう。それにより彼の今回の病的行動に対する納得度？！はある程度決まる。ただ、幾らストレスが溜まるからと言って、人の家に火をつけたり、大声でわめいたり、物を蹴散らしたりしてよいかと言うと決してそうではない。そんなことは小学校や幼稚園で習う事だ。大の大人なら、あまりのストレスにそうなりそうだと感じたら、何らかの方法でそれを回避すべく、色々な手段を講じるべきだ。彼がそうしなかったのは、優等生として弱みを誰にも見せずに育ってしまった事に起因するのではないかと、勝手に想像する。　優等生より劣等性の方が良い。打たれ強く、たくましい人間の方が良い。打つ人には面倒を掛けるが、せめて無関係な人には迷惑を掛けなくてすむから。

  2005年11月07日

• 宗男ちゃん、やるじゃない！！

  　今回の衆院選で復会？！した、鈴木宗男氏。外務省へあれこれと質問を付きつけているようですね。こういうことが国会議員の仕事なのでしょうね。司法、立法、行政。三権分立。お互いがお互いを牽制し合うことも、そのシステムの大きな目的と学校で習ったような記憶がある。　当時は｢文字｣として記憶に刻まれた。結局、それが具体的にどう言う事なのか、ちっとも理解してなったということだろう。ここに来て、宗男ちゃんのあの国会議員活動の報道に触れ、あぁ、そういうことなんだ、と、ちょっと判ったような感じ。実は見当違いって言うのは辛いが、もし、見当違いなら、誰かこれを読んだ人、メールで｢違うよ。｣って教えてけろ。　今日２件目の日記でした。

  2005年11月02日

• 過大広告はだめっ！！

  　なんでもイギリスではポルノビデオの販売業者が、｢露骨さが足りない！｣と訴えられ、なんと８０万円払わされたらしい。信じられないけど、本当の話。この前、世間を騒がせたあの偽者じゃなく、本物のヤフーニュース画面に書いてあった。　確かに、例えば何かの商品の性能をアピールする時、現実よりも誇張して表現すれば、ジャロとかへ訴えられる。洗濯物が真っ白になりもしないのに｢真っ白だ！！｣とか、洗顔料で洗った顔が、毛穴の中までつるっつるだとか。洗うだけで美人になるとか、彼氏が出来るとか？？！！　そう考えれば、｢このくらいエッチです。｣とかいてあるポルノビデオがそれほどエッチでなければ、それはそれで確かに誇大広告だし、罰金を科されるのもわからない話ではないが、モノがものだけに、「え゛～～！(下から上がってくる感じで)｣。　さらに言えば、性差別と言われるかもしれないが、訴え出たのが女性というからぶったまげ！！痛快といえば痛快だけど･･･。今や社会は解放社会である。

  2005年11月01日

• 流行ってますねぇ～、離婚。

  　まぁ、いまさらびっくりするようなことでもないか。流行ってますよねぇ～、離婚。一度は生涯添い遂げようと思った相手なのに、何でそうなるんだろうとひたすら疑問。　尤も、私も結婚当初は、環境の違う家庭にいきなり飛び込んだわけで、ほんの些細なことですが、嫁入り道具の云々だとか、仕事云々。３年近く妊娠もしなくて、昔のことわざ？！の通り、｢嫁して３年～｣かなと思い、３年経って妊娠しなければ、帰っちゃるわい！！と思っていましたが、２年半目で妊娠。出産後は何がどうあろうと、離婚なんて思ったこともありません。何であんなに気持ちが変わるのか、自分でも？？ですが、子供が居て離婚は、理解できない私です。　尤も、それはうちの旦那が出来が良くて、よそに女を作ったり、借金して回ったり、殴るけるのＤＶしたりが一切ないから、言えることで、もし、そんな風だったら、何かしらの手を打つだろうと思いますが、可哀想なのは子供です。どんなにつまらなくても父ちゃんは父ちゃんしか居ないし、母ちゃんは母ちゃんしか居ないのですから、つまらぬなりに父ちゃんと母ちゃんは手に手をとって、時には自分を滅して、家庭を守り、子供を育てなくてはならないのです。　ところが、現代は個人の時代。何で私が、このオレが、家庭の犠牲にならなきゃいけないの！？というお考えも少なくない。それで離婚するならば、犠牲になるのは子供という訳で、子供は弱者ですから、下手に親にたてつくと、明日の食事も侭ならぬ身。性格や年齢で幾らかリアクションの違いはあるにしても、一番嬉しいのは、父ちゃんに付く、母ちゃんに付くではなく、一緒に暮らす父ちゃんと母ちゃんのところで暮らすことでしょう。　いやぁ～、自分の我儘って判らないものです。第三者に言われても気付けないものです。逆に気付くと損と思ってる節もあります(これは私)。反省、反省。　明日もお天気でありますように！

  2005年10月31日

• 欲望に任せてテレクラ三昧？

  　ある町の名士が少女買春で逮捕された。　もう何年も前からテレクラに嵌り、１日に何回も電話して、月に数回の少女買春を続けてきたという。奥様やその他の家族は気がつかなかったのか。尤も、人に気付かれる云々ではなく、幾らそういうことがお好きでも、少なくとも、未成年買春が罪である事くらい、ご存知だろうに。そんなこととは梅雨知らず、市議会議員に選出し、血税をそいつに給料として支払ってきたそいつの支持者、いや支持者ならまだましだ。支持もしていないのに、自分の払った税金の一部がその男の懐に入り、少女買春に使われたその他の地元の人たちは、居ても立っても居られないほど、口惜しい気持ちだろう。　いい年して、どうしてあんなことするんだろう。ちょっと前、晃子が友達から借りていた｢アユ｣とか言う小説にかいてあった売春の現場の描写。あれがまるで空想のものではないのだと、思い知らされたようで悲しい。　・・・でも、買う方も買う方だが、売る方も売る方だ。　モノと買い手があって初めて売買が成立する。いくら買って買ってと言っても、よし、買おう！と名乗り出るものがなければ成立しないし、買いたい、買いたいといっても、売るよ！と名乗り出るものがなければ成立しない。罪は半々だ。　ただ、片方は常識もおぼつかない未成年。かたや、もう一方は常識も経験も充分に持ち合わせたはずの地域社会の一リーダーである。　とは言え、私は君たちに言わなければならない。　若者よ、もっと自分を大切にして欲しい。　お金万能社会のように見える現代日本だけれど、決してそうじゃないのだよ。お金がなくても、幸せを手に入れることは出来るのだよ。いや、幸せはいつだって君たちの隣になるのだけれど、君はきっと幸せを見つける心をどこかに置き忘れてしまったのだよ。本当なら、家族や社会から教えてもらうはずだった一番大切な｢心｣を。　でも、それを人の所為にしても何も始まらない。咎めを受けることのない仕事で、身を立てていく事は、必ず出来るはずだ。そういう仕事で賄える、つましい生活をしていけばよい。そしてその中のささやかな幸せを見つければ、きっとその素晴らしさを感じることが出来るだろう。　富める社会に美しい心を蝕まれ、大切なものを見失ってしまった少女が、きっと立ち直り、健全な社会に復帰してくれる事を心から祈ってやまない。

  2005年10月28日

• この前の続きです。

  　ニートとかフリーターとか言う若者が増える理由について考えると、その一因と思われるのが教育。個性個性と訴えるのはいいが、昔、誰もがそれに縛られた｢普通｣｢常識｣と言う一定のラインが見失われてしまった。　それは、それを超えていれば｢安心｣の、それに満たなければ｢励み｣の元になっていたものだったが、満たない場合、｢励み｣ではなく、｢落胆｣など、マイナス要因となると捕らえられ排除されたように思う。　一定のラインを見失った社会が、行き先を見失い、迷走してしまうのは仕方のないことだろう。その社会の一部である保護者を持つ身から、自立した身に変化する時期に置かれた｢若者｣は、社会における自分の位置を見つけかね、いつまでも不安定な状態(定職に就いていない状況)から抜け出すことが出来ず、また、何がなんでもそこから脱却せねばと言うほどの志もなく、その状況に甘んじてしまうのは致し方ないことだ。｢志がない｣と切ってしまうのは、若者にとっては不本意かもしれない。若者がそうあることを甘んじて許す環境がそこにあることが、問題かもしれないからだ。　いずれにせよ、定職に就かない若者が多いことは、日本にとって大きな問題である事は間違いない。　さて、どこかの小学校の先生が３年生の子を足を持って逆さづりにしていて、落として歯を折らせたという報道があった。記事を読むとなんと理不尽でとんでもない先生だろう、と感じられる。しかし、大したことでもないのに、子供を逆さづりにまでするだろうか。そうされた子供に、問題はなかったのだろうか。そうなるまでに、先生とその子の両親は、何かしらの話し合いをしたのだろうか。もし、その話し合いがなされていなければ、問題は先生にあると思う。　教育現場で何が起きているのか、よく、知る必要がある。子供の問題行動に、親がどう反応するか。これが重要だ。学校や地域から、我が子の問題を指摘された時、いや、子供に限らず、親自身、家庭そのものについても同様だが、第３者からの忠告に耳を傾ける事のできる大人であるかどうかを、私は今一度自分自身に問い質したい。　息子が先日、ある経緯で理科室の骨格標本をひっくり返したらしい。その事は、学校から帰ると直ぐ、息子が話してくれた。滅多に学校であった事を話さないのに、きっと先生から｢今日帰ったら、ちゃんと話すのよ。｣と言われたのだろう、と想像する事は簡単だった。　本当なら、こちらから電話でもして、先生に事の経緯を聞き、改めて理をするべきだと思ったが、忙しさにかまけて、それを怠ってしまった私は、点数の低い親だと反省した。

  2005年10月26日

• ったくでたらめな世の中だっっ！

  　ったく、でたらめもこれほどになると、言葉も出ない。さそり、蛇、亀、昆虫・・・・・。いるわけのない日本に、次から次へと姿を現している。蜘蛛をはじめ、昆虫類は輸入品にくっついて港から入ってしまうということは、充分考えられる。だけど、４メートルものニシキヘビが、何で川土手を這っていたり、駅のホームのベンチの下にいるのよ？？誰か答えて欲しいよ。　景気が悪いとか言うけれど、衣食住には事欠かなくて、余ったお金で買ったペットを、飽きたからと言って、どこへでもぽいと捨てたんだろうなぁ。そんな余裕があるのなら、自然災害を受けた地域へ義援金送れよ！って言いたい。　経済活動って難しい言葉だけど、結局、お金をどう使うかってことなのですよね。　我が家では、晃子の冬休みの学力強化のための投資について物議が醸されている。本人は一緒にバレー部をやっている子が｢河合塾｣の冬期講習へ一緒に行こうと盛んに誘ってくれるので、行きたいと言う。　それに対して私は、担任からも言われた通り、｢数学｣に的を絞った短期集中の家庭教師戦法を薦めている。同じ(同額の)お金を使うなら、ピンポイントで効果が上がるやり方に投資するべきだと思うからである。　子供の学力向上に投資しようとしている親御さん方。どちらの方法が正しいとお思いですか？おせ～～て、おせ～～～～～て！！

  2005年10月01日

• 新人議員S様参上！

  　もし、私が国会議員になったらどうだろう。きっと、Ｓ様同様、充分な給料に狂喜乱舞し、お安い家賃のゆったりとした住まいに満足し、フリーパスで乗れるＪＲ、しかもグリーン車に乗って全国を研修行脚としゃれ込む事だろう。　いくつかＳ議員の映像が放送されたが、私は逆に、知れ渡るとまずい何もかもを黙りとおして知らぬが花状態に国民を置くよりも、損得も考えずありのまま、赤裸々な庶民の感情をぶちまけた彼に拍手を送りたい。ただ、言葉の選び方があまりに子供過ぎていて幼稚だったと言う事は明らかだ。　政治家と言うものは、腕っ節ではなく｢言葉｣で仕事をする｢インテリジェンス｣な仕事だ。だから、｢言葉｣と言うものを大事にしなければならない。彼はそれを蔑ろにしたという点で、大いに反省するべきだ。　国がどうにもならないほどの赤字を抱えてアップアップしている今、どれだけ有能でどれだけ社会に貢献するか知らないが、議員さん方の待遇は破格である事は明白だ。　先日、完璧な財政の建て直しを遂行したある地方自治体がテレビで紹介された。公務員、議員。公のお金で飯を食わせてもらっている輩は、全て公僕として、社会に仕えなくてはならない。ボランティアの精神である。今の公務員、議員さん方がすっかり忘れていらっしゃるところだ。　自分を養ってくれる社会、あるいは納税者がアップアップしてれば、経費削減のため、自分の生活を切り詰めても、給料をカットしてくれ、と申し出る人があってもいい様な気もする。　がらがらどんさんが｢俺さま化する子供たち｣と言う書籍を紹介されたが、俺さま化しているのは、子供たちだけでなく議員さん方もじゃないの？　人間の心底の思いって、何気ない言動に表れるものだと思う。広島６区のＫ議員は、当選直後のＶＴＲの中で、｢(当選して)当たり前だ。」と小声で呟きながら、カメラの横を通り過ぎた。私は、あぁ････とため息をついた。　慎ましやかで謙虚。かつての日本人のスピリットを、今、社会全体で取り戻せれば好いと思う。

  2005年09月27日

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