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2011年06月29日
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テーマ:小学校英語(20)
カテゴリ:小学校英語活動
 週末、2日間に大阪成蹊大学で行われたJASTEC全国大会の2日目に
 参加してきました。

 今年は初日は所用で参加できなかったのですが、必修化実施元年、
 いったいどんな発表があるのか?どうしても拝聴したくて昨日は朝から
 出動。

 午前の最初のプログラムは、
 岐阜県多治見市立笠原小学校の、ビデオによる研究授業と協議。
 この小学校は、1・2年で年間35H、3・4年生は60時間、5・6年生
 に至っては70時間、英語活動をされています。

 研究開発校3期9年めの実績のある小学校で、とても熱心なHRT
 柘植先生が担任する3年生のクラスで、【笠原型】と呼ばれるcontent
  based approachの手法を取り入れた授業実践報告。

 「英語に慣れ親しみ、進んでコミニュケーションを図ろうとする児童の
 育成~第3学年「わたしたちのゆめの家」の実践から~
 でした。今回は図工との連携でした。

 ALTとのTTだったのですが、ALTの出る幕がないほどの見事な
 授業進行です。

 担任だからこそ、という他教科連動の授業でしたが、表現導入の
 ためのオリジナルチャンツのリズムが、ちょっと???で、ビデオで
 拝見したところ、元気に発話されているものの皆、その?なリズム
 が抜けきらないのが気になりましたが、学校上げて熱心に外国語
 活動に取り組まれている様子は素晴らしいものでした。

 次のセッションは3会場に分かれての、研究・実践発表計6つ。

 私は、まず兵庫教育大学大学院の長谷川和代先生の
 「小学校外国語活動:自己評価(ふりかえり)カードを評価の3つ
 の観点から分析するー指導・学習と評価の一体化をめざして」
 の発表を拝聴しました。

 長谷川先生はJ-shineの資格もお持ちで、姫路市のGATEという
 JTEのためのNPOの代表も務められています。

 よく小学校で使われている曖昧な表記のスケールによるふりかえり
 シートではなく、独自のフォーマットで自由記述による「外国語
 活動日記」を担任と相談しつつ作られました。
 
 毎時間、児童の書いた数行の振り返り文(今後は「思い出してみよう!」
 とするそうです)を書いてもらうのですが、児童の自分の「気づきや発見」を
 自発的に書いていました。
 それを丁寧に精査して、キーワード抽出し

  A:コミニュケーションへの関心・意欲・態度
  B:外国語への慣れ親しみ
  C:言語や文化に対する気付き

 という3項目に分類・分析して、担任の評価の参考、あるいは日々の
 授業の改善に活用されていました。

 よくありがちな「評価のための評価」ではなく、児童の「できた!」
 「わかった!」につなげ、 HRTの支援・協働をしていくか、という視点
 に感激しました。

 次に参加したのは、愛知県春日井市立神屋小学校の加藤拓由先生の
 「英語ノート」を使ってここまでできる!
 ~児童の発達段階に応じた、自己表現活動・タスク活動の工夫~

 加藤先生は元中学校英語教師で、今は小学校担任を持って外国語
 活動に率先して取り組まれていますが、勤務校はごく一般的な公立小
 です。これまでもJASTEC等で積極的に実践発表をされています。

 今回の発表は、小6・中1に対するアンケート調査をもとに現状分析をさ
 れた上で、
  1)歌やゲーム等の体験的活動を多くとりいれつつ、人との関わり
   を大切にした自己表現の場を仕組む。
  2)活動の中で、スモールステップを踏んで、自然な発話につながる
   ような自己表現・タスク活動の場をつくる工夫をする。
 ことを指導ポイントにした授業実践を映像を交えて紹介されました。

 HRTがひとりで授業を担当されていく場合の、現場に、「児童」の視点に、
 軸足をしっかりおいたモデルを示されていると感じました。
 今後の課題として、

   リアリティーのある自己表現、
   読み書きを含めたスムーズな小中連携、

 という2点をあげておられました。

 午後はやはり3会場に分かれてのワークショップと研究・実践発表。
 

 毎年のことですが、どのセッションに参加するか、迷いに迷います。

 私は
 
 「他教科の学習内容を踏まえたプロジェクト活動の進め方」
 
 というタイトルでの親和女子大学の多田玲子先生のWSに参加しま
 した。

  ~世界へ発信!Ganbare Japan!プロジェクト~

  と銘打たれて、阪神大震災で被災経験をもつ小学校で、You Tube
 にある世界の子ども達の復興支援の様子や、小学校教諭が立ち上げ
 た小学生のための復興支援サイトを紹介されたあとで、では自分たち
 で被災地の観光産業支援のための応援チャンツやPRバッヂの作成
 などのプロジェクト学習を展開されたそうです。

 つぎに参加したのは、西宮市立高木小の東野裕子先生、東京外国語
 大学の高島英幸先生による

  「児童の学習の転移を促すプロジェクト型外国語活動の創造」。

 プロジェクト型活動で著名なお二人のご発表でしたが、脳科学的な見地
 から外国語を学ぶときには、母語とは違った領域が動き、それが固まって
 いくことが習得につながることを紹介されました。
 そのためにはプロジェクト型カリキュラムで使用した語彙・英語表現が
 児童の記憶に残り、再生できるだけでなく、当該英語表現が他の異なる
 場面においても転用し、運用できるようになることを検証されました。

 繰り返し、児童を language learnersにとどめず、usersに育てて
 いくには、自己関与が必要であること、それには子ども達にとって
 「意味のある表現」でなければならないことを訴えられておりました。

 次に参加したのは、青山学院大学のアレン玉井先生の
 「公立小学校におけるりたらしー指導の実践について」。

 今回は「トップダウン的な指導」であることを始めに断られて英語ノート2
 の「大きなカブ」を題材に、年間22回の指導のダイジェスト的なご発表
 でしたが、まずはアルファベットを中心にした文字認識活動、音韻認識
 能力を高める活動、語彙を育てる活動をストーリー中心の授業と並行
 して進められたそうです。
 
 ジョイント・ストーリーテリングと名付けたストーリー中心の活動について
 は、近日中に本が出版されるとのことですので、皆さまも是非ご覧に
 なってください。
 「学びは背のびとジャンプ!!」とおっしゃっておられましたが、それを
 実感するご発表でした。(^^)
 
 (つづく)





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最終更新日  2011年06月29日 18時01分58秒
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