猫のいない生活 ありがとうね海ちゃん
ちゃんと書いておこうと踏ん切るのに時間がかかってしまいました。昨年8月30日とうとう海が天国に行ってしまいました。そのおよそ2ヶ月前に獣医さんに診てもらったときに腎臓がとても悪い状態ということと、2年前の手術の時に落としていても不思議ではなかった命なので、そこから考えるとよく頑張ったなど説明を受けました。獣医さんに暗に「もう良いのではないですか?」と言われているように感じ、最後通告なのかと、胃が重くなったりもしました。それからも、点滴を受けて少し調子を戻したときには、キセキがおこるのではないかと楽観したりもしましたが、やはり、徐々に悪い方に向かっていたのですね。8月後半にはぐったりとしてしまって見ているのも辛い状態でした。旅立つ2日前、昼間立てないような状態だったのに、夜中階段を降りて家族の寝室前まで自力で来ていた海ちゃん。朝気がついて、「ああ一緒に居たいのだなぁそばに居たいのだなぁ」と痛感し、次の日は日中は家族のいる2階、夜には私のベッドの横に座布団をおいて近くにいました。次の早朝、「雨がざーっと降ってきたね」と海をなでながらうとうとしている間に天国に旅立ってしまいました。やる気も何もおこらないまま、半年が過ぎてしまいました。その間、猫がいない生活を楽しもうと思ったりもしました。(たとえば、洗濯物におそそうされないとか、おかずの干物をとられないように注意しなくて済む、とか)15年一緒にいた家族として、十分なことをしてあげられたのだろうか。わかりません。でも、私も幸せだったので、海もきっと幸せだったと信じています。海ちゃん、猫天国で幸せに暮らしてね。